
東北道・村田IC手前のパーキングエリアに到着してから2時間ばかりの仮眠。
気持ちよく晴れ渡った空の下で始まった日曜日、今日は
スポーツランドSUGOで全日本ジムカーナ選手権第3戦「SUGO All Japan Gymkhana」の撮影です。
スポーツランドSUGOには先週もスーパー耐久・第2戦の取材でやって来ましたが、その時に負けないほどクッキリと今日も蔵王連山が姿を見せてくれました。
実は最近、ジムカーナは仕事的に関わる機会が激減してしまいました。その上、全日本の日程は何かと他とのバッティングも多くてなかなか現場に足を運べない状況が続いていました。
しかし、やはり少なくとも年に一回はジムカーナに限らず、仕事で関わりのある各カテゴリーの現場を訪れようと思っています。そうしなければ最新の状況が掴めませんし、やはり伝聞ではなく自分自身の身で"今の現場の空気"を感じておくことは必要だと思っています。
今回は幸いに長期出張のタイミング、そして行程に符号したことからの訪問。私にとっては丸一年ぶりの全日本ジムカーナ選手権でしたが、多くの選手の皆さんにお声駆けいただき嬉しい限りです。
勝負の方は好天の下で順調に進行。
特にここ
スポーツランドSUGO開催については、オフィシャル各位の真摯に取り組む姿勢も好印象です。コースマーシャルの皆さんは1台ずつ通過の度に腰を低く落としたり、時には地面に這いつくばるようにしてパイロンタッチや脱輪の有無を見定めています。
誤解してほしくないのは、これは決して「ペナルティをとってやろう」などという意地悪な思いからではなく、100台を超える全参加者に対して公平・公正にその走りをチェックすることで、戦いそのものをフェアで盛り上がったものにしようという意志の現れであるということです。
残念ながら何台かはコース上でトラブルによりストップしたり、オイルを路面に漏らしてしまいました。しかし、これらの処理も適切かつ迅速なもので、競技進行への支障は最小限にとどめられました。

そんなオフィシャルの皆さんですが、表彰式の前には会場のセッティングで私たちメディア組への気遣いをしていただけました。限られたスペースの中で表彰式会場のレイアウトを組むにあたり、撮影のしやすさも十分に考慮していただいたのです。
写真はそんなセッティング中のひとコマ。
ほぼレイアウトが整った段階で、クラスによって最大6人の選手が並ぶ表彰台の撮影が上手く出来そうかどうかを、実際に6人のオフィシャルさんが立って確かめてくれました。しかも、優勝と準優勝の選手役の方は喜びぶりを、そして3位の選手役の方は悔しがりぶりまでもを再現した、見事なリハーサルでした(^-^)。

さて、N3クラスで優勝を飾ったのは、ロータスエキシージPPを今季開幕から投入した柴田優作選手。
栃木県で
ARVOU(アルボー)というショップを営む柴田選手ですが、全日本ジムカーナ選手権には近年ロータスで参戦しており、昨年はシリーズチャンピオンを獲得しています。
チャンピオン獲得によって「追う立場」から「追われる立場」になった柴田選手ですが、その緒戦から新車を投入するという積極策で連覇を狙ってきました。3シーズンに渡るロータスでの全日本参戦で得た知識と経験、ノウハウが見事に"勝てるクルマ"造りを実現させて、今回の優勝で今季2勝目をゲット。
連覇に向けてますますの活躍が期待される存在です。
夕方、無事に第3戦が閉幕。
夕日に見送られるように
スポーツランドSUGOを後にしてからは、高速道路に入る前のガソリンスタンドで満タン給油と洗車。
そして東北自動車道へと進みますが、今回は南下して東京を目指すのではなく、北上して青森を目指します。そう、このまま今回は次の週末に北海道・十勝地方で開催される「Rally Hokkaido」の取材へと突入していきます。
夜の東北道は日曜日ということで仙台以北にしては若干交通量が多かったような気もしますが、ペースを乱されるようなこともなく順調なクルージング。
途中のサービスエリアで夕食、仙台以北は利用者が少ないためか東名高速などに比べるとサービスエリアの充実度が不足気味なのは残念なところ。夕食に何を食べるか、メニューで迷ってしまいました。要するに選択肢が少なかったということですが・・・。

日付が月曜に変わる前に、無事に東北道の終点である青森ICに到着。
ちょっと寄り道して、以前も見学にやって来たYS-11の姿を一目見て写真におさめてから、
津軽海峡フェリーのターミナルへ。
出港までの2時間ばかりは車内でジムカーナの結果を受けた制作作業を進行、そして午前2時すぎには船上の人に。

「本船はただいま青森港を出港しました」というアナウンスを聞いたのが記憶の最後、あとは爆睡モードで津軽海峡を渡ります。
そうそう、
津軽海峡フェリーと言えば高速船「ナッチャン」が、この夏も7月17日から10月31日までの期間限定で復活運航される見込みです。現在は認可申請中だそうですが、ひょっとすると今年も乗船することになるかも・・・。
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Posted at
2010/05/17 18:04:53