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2010年07月13日

子供の安全を守るのは親の責任では?

子供の安全を守るのは親の責任では? 昨年春のETC休日特別割引の施行や、先日の部分的な高速道路の無料化(ともに実際は税金による割引分の補填ですが・・・)などにより、自家用車で行楽に出かけるという人が増えています。
既に今年のお盆の休日特別割引が物流への影響を避けるためにカレンダー通りの土曜・日曜のみに適用されることになったという話題も先日伝えられましたが、それでも帰省や行楽に車で出かけようというファミリーは多いのではないかと思います。

しかし、そんなファミリーの中には、安全に対する意識が非常に低い人たちも少なくないという驚くべきニュースが。

●3割「泣くから使わず」 育児用品メーカーがチャイルドシート調査
MSN産経ニュース  2010年7月13日 23時43分

育児用品メーカーの調べによると、乳幼児を車に乗せる際にチャイルドシートを「必ず使う」と回答した人は全体の僅か4割に留まったというのです。

皆さんご承知の通り、チャイルドシートの着用義務化は2000(平成12)年の4月に法制化されており、6歳未満の子供を乗車させるときには決められた例外を除いてチャイルドシートなどの幼児用補助装置を使わなければなりません。この義務化は罰則も伴っており、違反すると点数1が科せられます。

既に10年も前の義務化、当時はニュースでも頻繁に話題とされ、チャイルドシート市場が活性化しました。しかし取り付け方法の周知徹底はなかなか図られず、官民一体となって講習会などが全国各地で催されたりもしました。
年月が経って当時ほど話題にならなくなっていたチャイルドシートですが、まさかここまで着用に対する意識が低い親が多いとは思ってもいませんでした。

私は子供がいないので、実際に子育てをしている方々からは「現実を知らない」と言われるかもしれません。
確かに安全を確保するための装置ですが、その為には身体を拘束しますから、何もわからない幼児にとっては苦痛になり得るでしょう。そして泣いたりすれば、可哀相に思うというのも気持ちとしては分からなくもありません。

しかし、そこで使用を辞めてしまうことは、単なる「甘やかし」に過ぎないのではないでしょうか?
そして、その行為が子供を危険にさらしているということに、どうして気がつかないのでしょうか?

「自分は安全運転だから大丈夫」と反論される方もいらっしゃるでしょう。しかし現実の自動車交通社会は混合交通であり、どこにどんな危険が潜んでいるかを完璧に予測して回避することは絶対に無理なのです。

渋滞で後方から居眠り運転の車が来たら?
万が一、自分の車にブレーキなどの深刻なトラブルが生じたら?

可能性は低いかもしれませんが、決してゼロではありません。そしてその"万が一"の一に遭遇してしまった時、チャイルドシートがわが子の命を守ってくれる存在になることを想像出来ないものでしょうか。

ちなみに6歳以上の子供は使用義務がありませんが、一般的に自動車のシートベルトは140cm以上の体格でしっかり作用するものと言われています。つまり、それよりも小柄な子供の場合は、座面の部分を底上げする「ジュニアシート」を使うのが望ましい安全策です。
これは大人でもそうですが、シートベルトは正しい装着をしていないと、却って危険を招きかねません。腰ベルトを腰骨に巻くようにつける、肩ベルトは首にかからない位置を通す、というのが基本。もちろんそれ以前に、背もたれをあまり寝かさず正しい乗車姿勢をとることが基本です。肩ベルトとについては上下調整装置が備わっている場合、自分の体格に合わせて調整するのも大切です。

最近の自動車は安全性がとても向上しており、死亡事故件数の減少にこうした進化が寄与していることは間違いありません。しかし、例え多くのエアバッグが装着された車でも、シートベルトをきちんと装着していないと効果は全くと言って良いほどに期待できません。

この夏も渋滞などで愛車での移動が辛いこともあるかもしれませんが、大人はしっかり正しいシートベルトの装着を、そして子供にはチャイルドシートやジュニアシートを使って乗車させ、安全第一のドライブを楽しんでほしいと思います。
 
ブログ一覧 | 自動車全般 | 日記
Posted at 2010/07/15 23:10:23

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この記事へのコメント

2010年7月16日 12:43
こんにちは~!

非常に興味のある内容でしたので、コメントさせて頂きます。

私も2児の父親で、4歳&6歳の娘がおります。
長女はチャイルドシートの対象?から外れましたが、いまでも装着しています。
文面にもある「自分は安全運転~」ですが、子供達はじっとしている事は無いです。
運転中も、絶えず景色を除いたり、不安定な姿勢で乗車しています。
予期せぬ段差や、ちょっと強めのブレーキになった時にも、自分の体を支えるべく「足」が、床面に着いていないので、非常に危険です。
我が家では、物心の付く前から「クルマに乗ったらシートベルト」を習慣つけました。
そのお陰で、大抵の場合は自発的に締めます。
ただ、近所のスーパー等の買出し(短距離)は、子供達も「近いから」と思い、中々締めてくれません。
その時は、クリープ現象程度の速度で、急ブレーキを踏みます。
そこで、シートベルトを締めていない事の危険性を分からせるようにしております。
シートベルト装着は「子供の義務」ではなくて「親の、運転者の義務」だと思っています。
エアバックも、シートベルトの補助としての役割である事を、メーカー側も声を大にして言って欲しいものです。
そろそろ子供達も夏休みに入ります。
何処のご家庭でも、事故の無い楽しい夏休みが第一ですね!
長文、大変失礼致しました。
コメントへの返答
2010年7月16日 21:56
仰る通り、幼児期からのしっかりした交通安全教育も、親の義務ではないかと思います。

甘やかすのではなく、親の本当の愛情として子供の安全を守るために必要なことは、時として"鬼"になったとしてもしっかり実行するべきでしょう。

また、子供に限らず運転免許を取得しようとする人、さらには既に免許を所持している人と、幅広い層を対象に実践的な交通安全教育をすべきだと思います。

眠くなるような免許更新時の講習ではなく、もっと理論的に「なぜシートベルトやチャイルドシートが必要か」などを訴求すべきだと思います。

その中には微低速からの急制動など、体験でわかるカリキュラムも効果的ですよね。

あの更新時講習、民間活力を使えばもっと本当に役立つ内容に出来ると思うのですが・・・。
講習の一貫として流されるドラマ仕立てのVTRに大物俳優を使う予算があるのなら、もっと効果的なお金の使い方が必ずあるはずです。

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各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
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