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2010年09月20日

根絶へは遠い道のり?

根絶へは遠い道のり? 2010年度も上半期がまもなく終わろうとしています。
そんな中、9月21日(火)から30日(木)の10日間は「平成22年秋の全国交通安全運動」の期間となり、全国各地で様々な取り組みが展開されることになっています。

今回は大きく3つの全国重点が定められています。

ひとつは「夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止」。薄暮時は早めにヘッドライトを点灯する、歩行者や自転車は反射材などを活用する、といった被視認性の向上が事故防止に大きな効果を産むと思われる項目です。
この点について個人的見解を述べると、早め点灯についてはオートヘッドライト装着車の普及によって手動点灯機会が減った高級車ほど、夕暮れでもスモールランプしか点灯していないケースがあるように見受けられます。手動で積極的に「ちょっと早いか?」と思う薄暮のタイミングでヘッドライトを点灯するように心がけたいものです。また自発光式メーターの普及で、かなり暗くなってもライトを点けていない車が、特に都市部では少なくありません。ライトは行く手を明るく照らすだけではなく、自らの存在を周囲に早めに認知されるための手段でもあることを、改めてドライバー一人一人が自覚する必要があるでしょう。

また歩行者や自転車の反射材装着も、ただ付ければ良いというものではありません。
2008年3月2日付のエントリにも記しましたが、近年普及している"HID+プロジェクターヘッドライト"の組み合わせは上方への光の漏れが少ないだけに、逆に人の背丈で言うと腰から上くらいの高さはロービームで視認しずらくなっているという現実があります。
反射材を装着することで早めに接近してくる車に対して存在を知らせるためには、大人なら膝くらいの高さに付けるのがベストではないかと思います。

二つ目の重点は「全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」。
1986年には全ての道路において前席での着装が法律で義務化され、2008年からは後席についても義務化がスタートしています。それでも着用率は特に後席では一般道で僅かに33%程度となっており、まだまだ着用の徹底に向けた運動が必要と言える状況です。
街中では家族連れの乗ったミニバンなどで、後席の空間を自由に遊びまわっている子供の姿などを見かけることも少なくありませんが、警察庁の資料によると今年上半期の交通死亡事故において後部座席等でシートベルトを未着用の状態で死亡に至った人の数は前年比150%と増加しています。
ニュースなどでも事故で車外放出によって死亡したケースが報じられることもありますが、乗員全員の安全を守るのはドライバーの責務。まして家族など大切な人を乗せて走るのであれば、どの席でもしっかりシートベルトを着用するようにドライバー自ら率先して努めるべきです。

そして三つ目が「飲酒運転の根絶」。
飲酒運転が社会問題化して久しいですが、法規の改正などで厳罰化が図られたにも関わらず、飲酒運転による惨禍はなかなか根絶に至っていません。
その理由として気になるのが、飲酒運転の常習性。対して何故か裁判では飲酒運転を理由とした公務員の懲戒処分を厳しすぎるという判決も出されたりしていますが、紛れもなく飲酒運転は殺人未遂に匹敵する大罪だと個人的には思っています。

●内偵・徹底マーク、飲酒運転懲りない面々を摘発
YOMIURI ONLINE(読売新聞)  2010年9月20日 11時58分

千葉県警察が展開しているこの取締り、その手法には賛否両論があるようですが、如何に飲酒運転をする"懲りない輩"が多いかを改めて実感します。

「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」

この小学生でも知っている交通安全標語がいつ生まれたのか私は詳しく知りませんが、少なくとも私が子供のころにはもう存在していたと思います。
子供でも知っている飲酒運転の危険性、そして社会的に絶対許されることの無い犯罪であるということ。
なぜ、常習者はそれを理解出来ないのか、どうしても無理なら医学的に対策を試みるか、社会から隔離しての治療なども必要なのかと思ってしまいます。
 
ブログ一覧 | 自動車全般 | 日記
Posted at 2010/09/23 23:41:37

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この記事へのコメント

2010年9月23日 23:55
>賛否両論

否定論ってのは、どうせ人権云々の話なんでしょうね。
監視社会がどうのこうのとか言ってるんでしょ。

事故を起こすと言う事は、被害者の人権を大いに侵害する行為。
常習犯は加害者として事故を起こす可能性が高いのだから事故防止のための人権侵害は許容されるべき。
事故を起こした場合の被害者への人権侵害に比べれば格段に軽微なものでしか無いのだから。
コメントへの返答
2010年9月30日 2:12
この摘発方法には「取り締まるための取り締まり」と批判を受けかねない部分がありますからね。

しかし、確かに本筋で言えば「飲酒運転の危険性があるのなら、未然に注意して防ぐべき」というのが筋でしょうが、常習者には注意が何の効果もないことは明白です。

行政罰、刑事罰、そして社会的責任をしっかり負ってもらい、自らの犯した行為の愚かさと危険性をしっかり理解してもらう必要がありますね。

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