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2011年11月17日

こんなメーカーをご存じですか?

こんなメーカーをご存じですか? 近年は中国やインドといった新興国の経済活性化に伴い、これらの国や地域ではモータリゼーションの普及も加速しています。当然、自動車生産も盛んになってきており、例えばインド最大の自動車メーカーである「タタ・モーターズ」は、格安小型車の「ナノ」については日本でも報道などで話題を集めましたし、なにより今日ではジャガー・ランドローバー」の親会社としても存在感を見せています。
中国やインドなどには実に多くの自動車メーカーが存在しており、さすがに全貌は全く把握するに至っていません。もっと言えば乗用車のみならず、商用車のメーカーも少なくないわけで、こうした国々では日本で全くその存在を知られていない自動車にめぐり合うことも珍しくありません。

そんな中から今回ご紹介してみようと思ったのは、「Lanka Ashok Leyland (ランカ・アショック・レイランド)」というメーカーです。こちらはインド洋に浮かぶ島国、スリランカにある自動車メーカー。紅茶で有名なこの国は日本やイギリスと同じ左側通行、ゆえに乗用車は日本車が高いシェアを有しています。その内容も新旧さまざまで、もう日本ではお目にかかることのほとんどない30年以上前の大衆車やライトバンから、最新のモデルまで多種多彩な日本車が街中を駆けています。

一方でバスやトラックについては、Lanka Ashok Leyland製の車両を見かける機会が多くあります。同社は1982年に設立されましたが、ベースとなっているのがインドにある「Ashok Leyland (アショック・レイランド)」というメーカー。この会社とスリランカ政府による合弁事業として立ち上げられたものであり、インドのAshok Leylandが28%の株式を保有しています。
そこでAshok Leylandという会社について見てみると、同社は1948年に設立されたインド最大の商用車メーカーであり、バスやトラックに加えて軍用車の生産なども手がけています。本社はインド南東部の港湾都市・チェンナイに置かれ、ルノー・日産グループとの提携関係も有しています。さらにこのメーカーは1987年以降はイギリスに本拠を置くHindujaグループに属していて、最近の年間生産台数は84,000台となっています。また、Lanka Ashok Leylandと合わせてスリランカでの大型車市場では65%程度、同じように中東のドバイでも大型車市場の半数以上のシェアを持っているとのことです。

実際にスリランカやインドに行くと、両社のバスやトラックを頻繁に見かけます。特に大型路線バスは最新モデルでも古典的なデザインが採用されており、恐らくは長年に渡ってモデルチェンジを施されていないようなので、一見すると全てが古い車両に見えてしまいます。実際には相当の年数と距離を経た個体も多いようで、道路の真ん中で立ち往生している場面に出くわすこともありました。
さすがにトラックはもちろん、バスについてもLanka Ashok LeylandとAshok Leylandの車両に乗る機会までは無かったのですが、スリランカやインドを訪れて両社のバスが街中を走り回っている姿はとても印象に残っていますので、こうしてご紹介してみた次第です。
 
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Posted at 2011/12/02 21:16:55

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この記事へのコメント

2011年12月3日 13:51
どうもです~!

長年に渡って、まともなモデルチェンジがされて
いないだけあって、部品(新品/中古)の入手性は
抜群なようです!
移動中に車が壊れても、部品が直ぐ手に入るから
簡単に直せる。海外の新しいモデルを買ったら、
こうはいかないだろう、とドライバーさん談。

一理ありそうですが、最新のバス、トラックは
事故らなければ簡単には壊れないだろうなぁ・・・
(定期メンテは重要と思いますけど)
コメントへの返答
2011年12月4日 2:38
おつかれさまです!

確かに長く生産されている背景には、部品供給の問題もありそうですね。
どこで壊れても、すぐに近場の解体屋(?)などで部品を手に入れて、その場で修理が出来てしまうんですね。

最新モデルは耐久性で負けていないでしょうが、やはり機構的に複雑化しているので、維持が面倒なのでしょうか。

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各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
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