
昨年末以降やや鎮静化していた通信販売でのコレクション購入ですが、1月も後半に入って昨年のうちに予約しておいたアイテムや、新たに注文したものが次々と宅配便で届けられるようになってきました。
そこで、数回にわけて新たにコレクションに加わったものを紹介していきたいと思います。
今回まず掲載するのは、写真のバスタオルです。これは
JR貨物(日本貨物鉄道株式会社)の東北事業開発支店から販売されているもので、83cm×150cmという大きなサイズのもの。そこには現役で活躍する機関車5種が描かれています。
上から順に見ていくと、まず「DF200形式電気式ディーゼル機関車」。旧・国鉄が分割民営化され、
JR貨物が発足した後の1992(平成4)年に登場した電気式ディーゼル機関車で、その全車が北海道登別市にある鷲別機関区に所属しています。次に「EF210形式直流電気機関車」は、1996(平成8)に登場。こちらは製作された車両の大半が岡山機関区に配されており、主に関東と関西・中国地方を結んでいます。
真ん中に描かれた赤い車体は「EF510形式交直流電気機関車」で、21世紀に入ってからの2002(平成14)年にデビュー。EF210形式を基にして開発された交流・直流両用の電気機関車で、途中で交・直流が切り替わる箇所のある日本海縦貫線などに投入されています。また、
JR東日本が導入した同形式は専用の塗色をまとって、寝台特急「
北斗星」や「
カシオペア」の牽引にも従事しています。
さて、下段に移ってここからは2車体が連結されてひとつになっている8軸駆動車両です。
まず青色のボディは「EH200形式直流電気機関車」。全機が群馬県の高崎機関区に配備されており、中央本線や上越線などの貨物列車牽引を担っています。中央本線と言えば山岳区間も多く、勾配などの難所対策が必須。ゆえに8軸を採用して粘着性能や牽引力を向上させています。
最後に金太郎のイラストも可愛らしいのが「EH500形式交直流電気機関車」。デビューは1997(平成9)年、国鉄時代のEH10以来となる8軸車両で注目を集めた機種です。元々は北海道と本州を結ぶ高速長距離貨物列車を牽引してきましたが、近年になって九州にも活躍の場を拡げています。
これらが描かれた大きなバスタオルは日本製で、本来の機能や造りもしっかりしたもの。サイズが大きいので大柄な大人でも不足はないでしょうし、子どもの仮眠用ブランケット代わりにもなりそうなアイテムです。

そして、もうひとつ購入したのは、同じく
JR貨物(日本貨物鉄道株式会社)の関東事業開発支店がリリースしているHello Kittyストラップ。3種類がリリースされているので、その全種類を購入してみました。
写真の3種類、左からご紹介すると、バスタオルの項でも触れた「EF210形式直流電気機関車」。モチーフとなったのは岡山機関区に配属された2008年導入の2次車であるEF210-151、貨物コンテナ輸送50周年を記念した「たから号」のヘッドマークをつけた姿が再現されています。この「たから号」は同年11月8日に運行されたもので、その役務に就いたのが151号車。「たから号」とは1959(昭和34)年に運行を開始した、東京の汐留と大阪の梅田を結ぶコンテナ専用貨物列車であり、その復刻版としての運行だったのです。
次に凸型の車体が特徴的な「DD51形式ディーゼル機関車」。1962(昭和37)年から1978(昭和53)年にかけて649両が生産され、全国各地の幹線や亜幹線で活躍を見せてきているディーゼル機関車の代表格です。貨物列車の牽引はもちろん、非電化路線の多い北海道などの地方では特急や客車の牽引にも重宝され、私個人にとっても馴染み深い車両です。モチーフとなった757号機は寒冷地仕様で仕立てられ、新潟機関区に所属して上越地方を中心に活躍。近年になって吹田機関区に配置転換を受けて城東貨物線に従事していましたが、東日本大震災の発生に伴い再び新潟に戻されて復旧の手助けなどにあたっていました。
最後は「EF65形式電気機関車」。往年のブルートレイン全盛時には牽引機の主役として高い人気を誇り、鉄道ファンの子どもたちに最も知られる電気機関車だったのではないかと思います。デビューは1965(昭和40)年、実は元々は貨物列車用として計画された車両でした。それが高速走行性能の高さが注目されてブルートレインの牽引にもあたった訳ですが、後年になってEF65の後輩にあたる高速貨物列車専用牽引機であるEF66形式電気機関車がブルートレイン牽引の任を受け継ぐことになったのも面白い話です。
ストラップのモチーフとされた5353号機は既に一線を退いており、現在は高崎機関区に留置されているとのこと。熱心なファンの間では保存会も発足、鉄道博物館での保存・展示を訴えています。
今回ご紹介したバスタオルとストラップについては、
JR貨物(日本貨物鉄道株式会社)のウェブサイト上から通信販売の申し込みが可能。それぞれ品切れも近そうな雰囲気なので、鉄道ファンの諸氏はお早めにお求めください!
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Posted at
2012/02/02 10:25:18