北国ならでは・その2

　【2012年12月9日 11時15分／札幌市中央区北2条】

近年は省エネルギー指向の強まりもあって、多くの照明にLEDが使われるようになってきました。

交通インフラでも信号機も2001年ごろからLEDが光源として採用されるようになり、今や都市部ではすっかり電球式にとって替わったと言えるでしょう。
LED式は消費電力が少ないことに加え、視認性の高さも特徴。特に信号機に強い太陽光が当たった際に、従来型で発生していた「疑似点灯」が起こらない点も大きなアドバンテージです。

ただ、LEDは発熱量も少ないため、雪国の信号機では雪や氷が表面に固着して視認性を損ねてしまう可能性が危惧されていました。実際に北海道などでLED式が導入されると、雪で信号面が覆われて視認性が悪いという苦情も、警察や役所には多く寄せられたそうです。

そこで、写真の最新型のLED信号機。

まず、庇が廃されてフラットな表面が特徴的。筐体もとてもスリムで、点灯面の厚みはおよそ60mmという超薄型です。
そして取付方法ですが、下向きに斜めに22.5度の角度をつけています。これにより視認性の向上を図ると同時に、点灯面への雪や氷の付着を防いでいるのでしょう。

北海道のみならず、東北や北陸でも導入が進む、フラット型のLED信号機。果たしてどのような成果を見せるか、この冬が試練の時となるでしょう。


<embed src="http://map.yahooapis.jp/MapsService/Flash/V2/?appid=YahooDemo" quality="high" bgcolor="#ffffff" width="300" height="300" name="YFMap" align="middle" allowScriptAccess="never" type="application/x-shockwave-flash" pluginspage="http://www.macromedia.com/go/getflashplayer" flashvars="routexml=route.poi&crossDomain0=crossdomain.xml&pos=43.06319140951763,141.3514233380556&layer=4&mode=map&datum=wgs84" />