遠い宇宙に夢を描いて

　【2014年1月4日 10時45分／鹿児島県肝付町南方】

「HOTEL AZ 鹿児島大崎店」を当初予定の30分遅れでチェックアウト、国道220号～国道448号とリレーして大隅半島を志布志湾沿いに南下。やって来たのは肝付町の内之浦地区、この地区名からピンと来る方も多いのではないでしょうか。

この日、最初の目的地は「JAXA(宇宙航空研究開発機構)内之浦宇宙空間観測所」。そう、ロケット発射シーンでもお馴染みの、日本における宇宙開発最前線のひとつです。当地に施設ができたのは1962(昭和37)年。以前にも足を運んでブログでもご紹介した秋田県の施設が廃されて、こちらに移設集約されたかたちで誕生しました。

1970(昭和45)年には、日本初の人工衛星である「おおすみ」の打ち上げに成功。以来、数多くのロケットが発射され、日本の宇宙開発における重要な拠点のひとつとして現在も活用されています。

ここは歴史を紹介する「資料センター」のほか、構内の見学も可能。少人数の個人であれば、事前の予約も必要無しに当日の受付で主な施設の外観を見学できるのですが、特に衛星からの電波を受信するアンテナ施設は圧巻です。もちろんロケットもM-3S型の実物大模型などが展示されており、間近でその大きさを実感することが出来ます。

昨今は“大人の社会見学”が注目を集めていますが、この施設は南九州を訪れる機会があるなら必訪であること間違いなしです。
　
　　
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