往年の賑わいを今に伝える

　【2014年1月4日 12時30分／鹿児島県志布志市志布志町】

鹿児島県の志布志市は2006年に“平成の大合併”により、3つの町が合併して誕生した市。その中心部である志布志町には、JR九州の志布志駅があります。

ここは現在では日南線の終着駅ですが、1987年までは大隅線(志布志～国分)と志布志線(西都城～志布志)も乗り入れているターミナル駅であり、賑わいを見せていたそうです。さらに言えばこの町には国際戦略港湾に指定されている志布志港もあり、今も東京や大阪と航路で結ばれている交通の要所なのです。

鉄道に話を戻しますと、志布志駅から歩いて数分のところに、往年の志布志駅の賑わいを思わせる「鉄道記念公園」が整備されていました。

ここには蒸気機関車のC58 112号機と気動車のキハ52 130の2両が保存されています。やや外観にくたびれた印象を受けなくもないのですが、保存そのものは屋根付で大切にされていることがわかります。
また、クリスマス前後の季節になるとイルミネーションで彩られ、市民のみなさんにとっても憩いの場として愛されているようです。　
　　
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