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2007年02月01日

地球の"病み"

地球の"病み" 早いもので、カレンダーも2月に入りました。

季節的には「春が待ち遠しいですね」なんていう言葉が挨拶になりそうなものですが、今年の冬は様子が違うようです。

●冬景色ない、初雪ない東京 ワカサギ釣りも中止
asahi.com(朝日新聞) 2007年01月31日 13時28分
東京では未だに初雪が降らず、最低気温が0度未満になる「冬日」さえも観測されていないとのこと。
群馬県の榛名湖は氷結せず、わかさぎの穴釣りが中止になったそうです。
 
●札幌:季節外れの雨、雪まつりに影響も
MSN毎日インタラクティブ(毎日新聞) 2007年01月31日
今年で58回目を数える「さっぽろ雪まつり」の開幕を控えた札幌市からは、季節外れの雨が降ったというニュース。
1月の降雨は既に今年4回目とのことで、それだけ冷え込みが緩いということの証明でしょう。
 
こうした暖冬の原因として真っ先に思い浮かぶのは"地球温暖化"の進行。

●氷河ピンチ、25年で10メートルも薄く 温暖化影響か
asahi.com(朝日新聞) 2007年01月30日 21時28分
温暖化の進行は勢いを増しているようで、氷河の厚さがどんどん減少しているという恐ろしい事実のレポートがありました。
 
●キリバス大統領:「地球温暖化で水没の危機」と理解訴え
MSN毎日インタラクティブ(毎日新聞) 2007年02月01日 18時45分
氷河の溶解は海水面の上昇を招きます。その結果として海抜の低い地域、例えば記事にあるキリバス共和国モルディブ共和国ツバルなどは、国土消失の危機が迫ってきています。

 
このように深刻な事態を招く地球温暖化の加速化。
その大きな原因としては二酸化炭素などの温暖化物質を大量に排出している人間の生活様式や経済活動があります。

二酸化炭素などの"温暖化ガス"排出量を削減することは今を生きる人類に課せられた使命であると言えるでしょう。
1997年に行われた「気候変動枠組条約第3回締約国会議(京都会議)」をキッカケに日本国内でも真剣に議論されるようになり、最近ではエコロジー関連の展示会やイベントも多数催されています。
 
 
●温暖化問題を積極化 ダボス会議閉幕 米の政策変更機に
Sankei WEB(産経新聞) 2007年01月29日 02時56分
"温暖化ガス"の排出量削減は産業経済活動に密接に関わってくるので、国や地域同士、業界同士の利害対立が巻き起こり、一筋縄では解決の糸口が見えてきません。
 
一時は自国産業保護のエゴ丸出しだったアメリカも最近は温暖化の抑制を真剣に考えるようになったようです。
しかし俗に「BRICs」と呼ばれるブラジル、ロシア、インド、中国などの経済発展は、新たな大量の"温暖化ガス"排出につながるおそれもあります。
 
ここでも所謂「先進国」とこれから経済産業発展を遂げようとする国との利害対立が生じることになりますが、大局的な見地から環境技術などの移譲・普及を進めていく必要があるでしょう。
 
 
そして二酸化炭素の排出というと、自動車が要因として大きな部分を占めていることは言うまでもありません。
●英、温暖化対策として自動車燃料税を引き上げ
NIKKEI NET(日本経済新聞) 2006年12月08日 16時02分
昨年12月にイギリスでは次期首相と目されているブラウン財務大臣が、自動車燃料税や空港使用税を温暖化抑制策として引き上げるという意向を表明しました。
 
ただし"抑制策"とだけ報じられており、税収を温暖化対策に使う"目的税としての税率引き上げ"ではないようです。
もちろん市場価格の上昇を招きますから、2006年夏の日本のように高額な燃料代を嫌って自動車の使用を控える動きにつながるかもしれません。

 
中には「個人の自動車使用を制限すべき」という極論を唱える学者や環境活動家もいらっしゃいますが、これは自由主義国家として極端に過ぎるような気がします。

もちろんそのような極論的なことも検討に値するほど、地球温暖化の問題は深刻で、一刻の猶予も許される状況ではありません。

しかし、押しつけ的な対策も必要ですが、もっとも必要なのは一人一人の個人レベルにおける環境保護意識の向上にあります。
極端な押しつけは何となく個人レベルでは抵抗感を感じる人も多いでしょうし、やはり必要性を十分に理解した上で自発的な行動を取るようになると、ひとつの行動から更に次の行動へと幅も拡がっていくものです。
 
そこで、まずは「アイドリングストップ」を習慣付けてみてはいかがでしょうか。
出かける時も乗車する全員が乗ってシートベルトを締め、カーナビの設定も終わった段階でエンジンをかける。カーナビはエンジンをかけなくとも「ACC」や「ON」の位置で動作します。

良く出発前に延々とアイドリングをする人がいますが、これは愚の骨頂。始動直後に動き出しても今どきの車はトラブルを引き起こすほどヤワには出来ていません。水温計の針が動き出すまではゆっくり丁寧に走り、エンジンのみならず駆動系などの"暖気"も走りながら行うと良いでしょう。
寒冷地ではリモコンスターターなどでエンジンを遠隔操作で始動させてアイドリングしているケースもありますが、これも感心しません。
もちろん真冬の早朝など、極寒の車内では運転操作に支障をきたすこともあるでしょうから、多少の暖気は許されるかもしれませんが、それも必要最小限にとどめるべきでしょう。

そしてあとは駐車中のアイドリングストップ。
未だに大型店舗の駐車場などでは、家族が買い物に行っているのを車内で待っているお父さんなどが延々とアイドリングをしている風景が見られます。
平日でもちょっとした駐車出来そうなスペースで、アイドリングをしながら車内で仮眠している営業車とか。

酷いのはプロフェッショナルであるべきタクシーやハイヤーで、これらは法的な規制も検討すべきではないでしょうか。
 
 
ヒステリックに環境保護を叫ぶつもりはありませんが、自動車を使っているものの責務として出来ることから始めてみる。
こうした心がけをドライバー一人一人が持つようになると、社会は大きく変わっていくであろうと思います。
ブログ一覧 | 自動車全般 | 日記
Posted at 2007/02/02 23:10:56

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この記事へのコメント

2007年2月3日 13:18
サーキットでガソリン燃焼させまくってる立場としては耳の痛い話です。

触媒無しで公道を自走で移動し、火を吹きまくっている知り合いに地球環境についてどうかんがえるのか質問をしたことがあります。

彼曰く、社会にそんな少数派を受け入れる余裕があってもいいのでは?ということでした。返答に困りました。

多かれ少なかれ地球環境によくないガスを出しているという点ではすべての運転手は罪を背負っているのですが、やはり罪と引き換えに現代社会が高度文明を享受している責任を果たすべく、人類全体が考えないといけないのでしょう・・・

個人的には湾岸道でぶっとばすのをやめ、クローズドされたサーキットで走ることを選んだことで線を引いたつもりでいます。

宇宙戦艦ヤマトが最終的に手に入れた、放射能除去装置・・・現代社会の行く末を暗示していたようです。

さしずめ必要なのは炭酸ガス除去装置。
いくらガス入りミネラルウォーター飲んでもダメなんですよね・・・
コメントへの返答
2007年2月3日 21:39
私を含め、自動車を趣味的な要素を含めて愛好している人は、特にこれからは環境問題に対する意識を高めていかなければならないと思います。

そして自動車趣味の最たる部分がモータースポーツの世界。
日本での一般的な認知度は別として、あくまでもモータースポーツは文化として「スポーツ」なのですから、ある程度は対環境面での許容範囲も広くされていても良いかと思います。
 
その代わり、モータースポーツに携わっている人は、普通の自動車ユーザー以上に環境に配慮すべき。

お知り合いの方が仰った「社会にそんな少数派を受け入れる余裕があってもいいのでは?」というコメントですが、触媒無しで公道を自走するようなことが許されるわけはありません。
 
"少数派"にすらなり得ないのです。
 
百歩譲って"少数派"と認知したとしても、日本よりはるかに人口の少ない"少数派"の島口が海の底に沈もうかという状況を知ってほしいですね。
どちらの"少数派"が世界的に受け入れられ、守られるべきは、語るまでもないことだと思います。
2007年2月3日 20:14
「わざわざ、何かする」があると、なかなか出来ないのが人間ですよね。

意識せずに出来るようになるまで習慣化すればいいのですが・・・
(私は、低燃費の限界に挑戦して以来、高速道路とかでもアクセル踏めなくなりました)

やはり、省エネが「特別」でなくなるようにするのが早道なのでしょうかね?

そういう意味では、やはりプリウスはすごいのかな~。
コメントへの返答
2007年2月3日 21:45
例えば「燃費を意識したドライビング」などは、最初はちょっとしたゲーム感覚で始めると、案外面白いものです。

それが日常的な習慣になるのが本当は望ましいことですよね。
今は残念ながら「燃費」や「エコロジー」といった視点から自動車に関する情報の発信量は物足りないと思います。

小難しい技術解説に終始したり、なんとなくネタのない時期の穴埋め的な企画だったり。

その点では実際にプリウスなど環境性能の高い車を購入したユーザーさんのレポートや、燃費走法を実践しているドライバーさんのリアルコメントは参考になりますよね。

プリウスの登場と存在は、やはり凄いことだと思います。
しかし、ハイブリッドというひとつのシンボリックな技術も重要ですが、世の中で圧倒的多数である非ハイブリッド車の環境性能向上や、個人レベルでの環境を意識した自動車の使い方を啓蒙する活動も必要でしょうね。

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各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
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