スーパー耐久 第7戦・2

本日はツインリンクもてぎで開催されるスーパー耐久シリーズ第7戦(最終戦)のエントラント団体による専有練習走行日。

お天気は朝から気持ちよい青空、日向では充分に暖かさを感じるほどの過ごしやすい一日となりました。

当然、コースコンディションはオールドライ。
33台のマシンが60分間×3回の走行枠をそれぞれ有効に活用して、今年最後の決戦に向けてセットアップや習熟走行を行ないました。

練習走行の結果は別エントリに記しましたが、特にチャンピオン争いが持ち越されているST-3クラスとST-4クラスの戦いは白熱。
ST-3クラスではトップタイムをマークしたのがランキング2位の「FINA GSX ADVAN M3」、これに続いたのがランキングトップの「カルラレーシング☆ings北海Z」と、タイトルを賭けた戦いは練習走行の時点からヒートアップ気味。

またST-4クラスはこれまで6戦を終えて5つのチームが優勝を飾っているという実力伯仲の状況ですが、今日のトップタイムをマークしたのは今大会が今季初参戦となる「TUBE FOUR TRUST GOCHI」。2番手タイムもスポット参戦の地元組「YAMATO ADVAN INTEGRA」となり、混戦模様が色濃くなっています。

また総合トップタイムは悲願の初優勝を目指す「PETRONAS SYNTIUM BMW Z4 COUPE」、ST-2クラスでのトップタイムは全勝優勝に王手をかけている「オーリンズ・ランサーEVO・MR」と、こちらも興味深い結果となりました。

しかし残念なお知らせもあります。
当初エントリーリストに名を連ねていた中の3台が不参加となるようであることが一つ目のお知らせ。
そしてもう一つは、3回目の練習走行で発生したアクシデント。V字コーナーでST1クラスの「キーパー＆Kosei☆ADVAN GT-3」がブレーキトラブルからST3クラスの「バーディクラブ☆TC神戸 Z33」と接触、両車ともにマシンは深刻なダメージを負ってしまいました。
一見したところ、正直に言って明日以降の出走はかなり難しい様子。ドライバーに深刻な怪我などが無かったことは不幸中の幸いでしたが、とても残念なアクシデントとなってしまいました。

ところで写真は走行終了後に行なわれた記念撮影でのひとコマ。
既にシリーズチャンピオンを確定している「オーリンズ・ランサーEVO・MR」がマシンとドライバー、ピットクルーによる記念撮影を行ないました。
同じチームから参戦する「ゼルス・コラントッテEVOワゴン」のドライバーとピットクルーも混ざり、和気あいあいとした雰囲気の中でプレスカメラマンがシャッターを切っていきました。
そこに突然、宿命のライバル「PROVA FUJITSUBO IMPREZA」の吉田寿博選手が乱入！
一番良いポジションに陣取り、なんとも面白い組み合わせの記念写真も撮影されたのでした。
もちろんカメラマン諸氏はこのカットも撮影しましたが、果たしてこの写真は媒体を通じて世に出ることはあるのでしょうか？

明日の予選、明後日の決勝とも、現時点では不安定な空模様が予報として出されています。
まずは明日の公式予選、果たしてどのような結果になるのかが、今から楽しみなところです。