スーパー耐久 第7戦・3

ツインリンクもてぎで開催されているスーパー耐久シリーズの最終戦は公式予選日を迎えました。

空模様は悪い天気予報が当たってしまい、朝から冷たい雨がコースに打ちつけたために終日レインコンディション。

13時20分からST-1/ST-2クラスのAドライバーによる走行枠で公式予選は幕を開けました。

雨の中、ダントツの速さを見せつけたのはST-1クラスの「PETRONAS SYNTIUM BMW Z4 COUPE」。Aドライバーの柳田真孝選手は2分08秒809をマークして2番手に3秒287の大差をつけてトップ。続いてBドライバー予選ではファリーク・ハイルマン選手も2分09秒774の好タイムで2番手に0.753秒差のトップタイムを叩き出して、文句無しの総合ポールポジションを獲得。

ST-2クラスでは僅差のバトルが展開され、Aドライバー予選では「PROVA FUJITSUBO IMPREZA」の吉田寿博選手が「オーリンズ・ランサーEVO・MR」の木下隆之選手を0.12秒上回ってトップタイム。
Bドライバー予選では「オーリンズ・ランサーEVO・MR」の中谷明彦選手が怒濤の反撃を仕掛けましたが、途中で赤旗中断をはさんで残り3分で走行が再開された最後の最後で「PROVA FUJITSUBO IMPREZA」の松田晃司選手が2分12秒820をマークしてBドライバー予選トップの座を奪還、インプレッサがクラスポールを奪いました。

つまり、ST-1/ST-2クラスはともにミシュランタイヤ勢がポールを獲得。ウエット路面での強さを見せつける結果となりました。

ST-3クラスは「アメニティホーム・エクセディRX-7」がBドライバー予選で佐々木孝太選手がクラストップタイムをマーク、これが効いて今季4回目のクラスポールポジションを獲得。
N/Aエンジン勢では脇阪薫一選手がBドライバー登録された「SABOTAGE Z」がトップタイムとなり、クラスポールポジションポイントを加算しました。
チャンピオン争いの方ですが、ランキングトップの「カルラレーシング☆ings北海Z」はクラス6番手、追う「FINA GSX ADVAN M3」はクラス3番手。両車の間には「BENELOP ADVAN NSX」「アラビアンオアシスZ」と同じST-3クラス勢がいるので、まずは序盤の展開が注目ポイントとなりそうです。

ST-4クラスはもてぎを得意とする松本玲二選手がAドライバーをつとめる「TUBE FOUR TRUST GOCHI」がクラスポールポジション。
ランキングトップの「Honda Access ADVAN CIVIC」はクラス5番手に留まるも、決勝は5位以上でフィニッシュすればチャンピオン決定となるので、決勝ではシビックがノントラブルで走りきれるかが最初の注目点。さらに言えばウエットコンディションのレースとなった場合、大雨の開幕戦を制しているシビックがどこまでポジションを上げてくるのかも見どころになるでしょう。

気になる明日の天気ですが、ピンポイント予報では午前中は雨。しかし決勝が行なわれる午後は曇りとなっており、雨は徐々におさまる方向のようです。
果たしてスタート時点の路面コンディションはどのようなものになるのでしょうか。スタートのタイヤ選択に各チームが頭を悩ませる展開も充分に予想されるところです。

いずれにしても、最終戦に相応しい好レースが展開されることを期待しましょう！

※掲載写真は金曜日に撮影。