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2010年09月26日 イイね!

全日本ラリー選手権 第6戦・3

全日本ラリー選手権 第6戦・3新城ラリー2010」は日曜日になってDAY2を迎えました。
土曜日のDAY1では多くの主力選手がまさかの後退を喫してしまう荒れ模様の展開。DAY2は6本のステージで競われますが、この日は林道ステージでの撮影は無しにして、サービスパークやイベント会場、さらに隣接するギャラリーステージ「ほうらいせん」を撮影することとしました。

「ほうらいせん」とは大会に協賛している関谷醸造株式会社のブランド名。このように大会スポンサー名をステージ名称に冠する例は世界的にラリーでは珍しいことではありませんが、日本国内の大会ではスポンサーそのものがなかなかつかないため、珍しい事例かもしれません。

4.15kmのステージ、そのスタートに近い箇所がギャラリーエリア。イン側とアウト側のそれぞれに観戦エリアが設けられていますが、ともに多くの観客で賑わっていました。それも、"いかにも"といった熱烈なラリーファンだけではなく、むしろ家族連れやカップルなど普通の市民が大勢見学にやって来ているという雰囲気。
全身をワークス衣装に包んだ熱狂的なラリーファンは、時として近づきがたい空気を漂わせていたりします。そんな人が集団でいるとモータースポーツの特殊性ばかりを強調するような絵柄になってしまうのですが、今回は普通の市民が普通に地元のお祭りとしてラリーを楽しんでいるという、とても理想的な雰囲気に会場は包まれていました。

さて、最近は広く"痛車"と呼ばれるカテゴリーが注目を集めるようになっていますが、モータースポーツ界ではラリーがその先駆け。
メロンブックスのキャラクターである「めろんちゃん」も、今では全日本ラリー選手権のマスコット的な存在として広く認知されるに至っており、会場にやってくる"デカめろんちゃん"と"生めろんちゃん"はお馴染みの存在です。

そんなメロンブックスカラーをまとうランサーを駆る浜孝佳選手が、久しぶりに全日本ラリーに帰って来ました。
サバイバルなラリーをJN4クラスの8位でフィニッシュ、同じくメロンブックスカラーをまとうインテグラでJN3クラスのチャンピオン争いを演じていた眞貝知志選手組は優勝でタイトル獲得を決めて、メロンブックス勢にとっては素晴らしい週末となったようです。

そして、もう一台"痛車"をご紹介。
旧型スバル・インプレッサの徳能大輔選手組が駆る「樋口鍼灸院インプレッサ」。こちらもボディ左右やボンネットフードに、可愛らしいキャラクターが描かれています。
昨年まではオープンクラスに参戦していましたが、今年は強豪がひしめくJN-4クラスにステップアップ。サバイバルな展開となったラリーをしっかり走りきって、JN4クラス9位でフィニッシュ。"痛車"としては先輩格の「めろんちゃん」に続くポジションを獲得、しかし会場での注目度は一歩も引かない存在感を見せつけていたことが印象的でした。

全日本ラリー選手権も、これで第6戦までを終了。全8戦のシーズンは、いよいよ残すところ2戦となりました。

第7戦は10月15日~17日に岐阜県の高山市を拠点に開催される「第38回 M.C.S.C. Rally Highland Masters 2010」。この時期は紅葉も始まっていそうな高山地方、飛騨の温泉や山々、上高地への登山など観光するには絶好のシーズンです。そんな中にラリー観戦も織りまぜて、訪れてみてはいかがでしょうか。
最終戦は11月5日~7日に福島県の棚倉町を拠点として開催される「MSCC 東京ラリー 2010」。こちらも付帯イベントが比較的充実しており、気軽に観戦出来るラリー初心者にお薦めのグラベル(未舗装路)ラリーイベントです。

まだまだ日本では残念ながら一般的な認知度が高いとは言えないラリー観戦。
しかし一度会場に足を運んでみれば、サーキットレースとはまた違った楽しさに気付くことと思います。それなりの持ち物(雨具など)は必要ですし、サーキットとは異なり林道のギャラリーステージでは飲食物やトイレも充実しているとは言えません。
しかし、ラリーならではの観戦に必要な情報を事前に集めてさえおけば、女性や子供でも楽しむことは出来ますので、ぜひ一度会場に足を運んでいただきたいと思います。
 
Posted at 2010/10/01 18:52:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2010年09月25日 イイね!

全日本ラリー選手権 第6戦・2

全日本ラリー選手権 第6戦・2全日本ラリー選手権の第6戦「新城ラリー2010」はDAY1を迎えました。昨日は雨が降ったものの、土曜日は朝から気持ちよい青空が広がる絶好のラリー日和。ただし、山に設けられたステージの路面がどのような状態なのかを予想するのは難しく、特に各チームやドライバーはタイヤ選択に朝から頭を悩ませる展開となりました。

我々取材陣も朝早くから行動を開始。サーキットレースの取材よりも行動の幅が広いラリー取材は、メディアも個人個人が取材計画を立てて動くので、朝から各ステージやサービスパークに"散っていく"ような感じになります。
今回は朝一番のSS1から撮影に入るという方が多かったのですが、私と某編集者さんはスタート前の共同記者会見をイベント会場で取材した後、SS2から林道ステージの撮影に入ることにしました。

このSS2で使われる道こそ、新城ラリー名物の「雁峰(がんぽう)林道」。この林道のほか、いくつかの道がステージに設定される新城ラリーですが、最終的に勝負の分かれ目となるのはこの"雁峰"であることが多いのです。
特に今年は雁峰林道のステージが全体に対して占めるウェイトも大きくなっており、我々にとっても注目のステージでした。

写真そのものの出来ばえだけを考えれば、実は雁峰林道は撮影のプライオリティとして一番にはなりません。なぜならこの林道、その大半は背の高い木々に道が覆われるようなかたちになっていて、全体的に暗いのです。さらに木漏れ日は車体を"まだら"に照らし、かつ撮影のために我々が立てる場所も少なく、撮影環境としては決して良好ではありません。
ゆえに、例えばポスターや雑誌の表紙を飾るような写真を撮ろうと思ったら、わざわざこの雁峰を選ぶことはしないでしょう。
しかし大会レポートとセットで考えると、本文に則した写真を撮影するのは当たり前のこと。必然的に今年もここ雁峰林道で"何か"が起きるとも予想されましたので、こちらの撮影ポイントを選んだ次第です。

そんな雁峰林道のSS2、やはり今年も"ドラマ"は起こりました・・・。

SS2に続いては、SS4で同じく雁峰林道を撮影。同じ林道内ですが、SS2とは別のメディアポイントに移動、こちらは俯瞰からの撮影となりました。
ラリーはレースとは異なり、コース上での抜き合いは基本的にありません。ただし、1台ずつが一定間隔でスタートするので、トラブルなど何らかの理由でスローダウンを強いられた車両や、単純にペースの遅い車両が現れると、ステージ中に後続車両が追いつくケースがあり得ます。この場合、先行車両は速やかに道を譲るのですが、林道は道幅が狭く、退避スペースがなかなかありません。

ゆえにこの写真のように、時として同一ステージ上を走る2台の競技車両がひとコマに撮影出来てしまうケースもあるわけです。
ちなみに今回、SS2では地区戦クラスで、ひとコマに3台をおさめるチャンスもありました。残念ながらタイミングがあと一息合わずに"ステージを走行する競技車3台"のカットを撮影することには失敗してしまいましたが。

とにかく初日から色々なことがあった「新城ラリー2010」。競技運営や進行の面では要改善箇所も個人的にはいくつか見受けられましたが、イベントは土曜日だけで9,500人が来場して大いに盛り上がっていました。
ステージでご一緒したスタッフの方は地元企業にお勤めのボランティアということで、企業内で有志を募ってこの大会を成功させるべくお手伝いしているとのことです。

こうした地域密着イベントこそ、モータースポーツのカテゴリーの中でもラリーが最も重視すべき点であり、大会成功への必須条件でもあります。日本ではモータースポーツが未だに一般的に認知度を高められず、特にラリーは世界選手権までも開催されるようになりましたが、とても一般的に定着しているとは言えません。
ぜひこの「新城ラリー2010」をひとつの参考として、モータースポーツ、特にラリーを活用した地域振興を、各地の自治体関係者の方などに考えていただきたいと思います。モータースポーツ競技会開催による地元への経済効果、そして地域の知名度向上効果は、自治体の皆さんが想像しているよりも遥かに大きな効果を期待出来ることは、間違いないと断言出来ます。
 
Posted at 2010/10/01 17:50:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2010年09月24日 イイね!

全日本ラリー選手権 第6戦・1 (東京 → 新城)

全日本ラリー選手権 第6戦・1 (東京 → 新城)この週末は、全日本ラリー選手権・第6戦「新城ラリー 2010」の取材。
開催される愛知県新城(しんしろ)市は県東部に位置しており、人口は約5万人。「三河しんしろ茶」の生産など農業が盛んなほか、横浜ゴムが工場を構えるなど工業も盛んな街です。

このラリーはさらに地域振興にとって重要なイベントとして位置づけられており、市役所をはじめとした地元政財界が一体となって盛り上げてくれているという特徴があります。そのことは、
市役所のウェブサイトでトップページを使って大会を紹介していることでも明らかです。
イベントの充実度は全日本ラリーの中では圧倒的であり、徒歩でイベント会場~サービスパーク~ギャラリーステージを往来出来るという会場レイアウトは、特にラリー観戦初心者の方にお薦めです。

そんな「新城ラリー 2010」取材のため、東京から約300km離れた新城(しんしろ)市へと社用車1号機(日産フーガ 350XV)で移動。
金曜日は平日ですが、前日の祝日から続いてETC休日特別割引の対象日となっていたので、日中に走っても割安な料金で移動出来ます。
しかし出発したのは日付が金曜日に替わってまもなくの深夜。やはり深夜の方が走りやすいので、いつものように夜中の東名高速道路を淡々と西に向かって走ることにしました。

夜明け前に遠州豊田PAに到着、ここで休憩の後そのまま仮眠。
予定より若干寝坊して起床、再び東名高速道路を走って豊川ICまで、そこからは一般道路で「新城ラリー 2010」のメイン会場となる桜淵公園に到着。

サービスパーク内で関係諸氏にご挨拶、なんだかんだと情報交換などをしているうちにレッキを終えた選手たちが戻ってきて、あれこれとお話し。
その後はヘッドクォーターでメディア受付、この大会はメディア申請が完全オンライン、さらに今年はメディア向け携帯サイトも充実度を増していて、非常に取材がしやすい一戦でもあります。受付後はメディアブリーフィング、これが終わるころには外もすっかり夜の帳が下りていました。

サービスパークをあとにして、2泊する「チサンイン豊川インター」にチェックイン。この系列は初めて利用するビジネスホテルですが、ロフト風の部屋がなんともユニーク。やや部屋の遮音性が低い気もしますが、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。

チェックイン後、今回はメディア陣と夕食をご一緒することに。
そのメニューは焼肉、大いに盛り上がっているところに今回はゲストとしてトークショーに出演する新井敏弘選手が登場、さらに盛り上がりが倍増。
"裏トークショー"の内容はとてもここで明らかにすることは出来ませんが、「新たに"RedBull"に対抗して"赤まむし"にスポンサーをお願い出来ないか!?」 などという話題で盛り上がったのでした。
 
Posted at 2010/10/01 16:48:43 | コメント(0) | トラックバック(1) | モータースポーツ | 日記
2010年09月12日 イイね!

Rally JAPAN・5

Rally JAPAN・5最終日を迎えた「Rally JAPAN」。2年ぶりの日本におけるWRC開催は、ラリーウィークを通じて好天に恵まれ、大変素晴らしい一戦となりました。

しかし一方では集中豪雨の影響で、この週末に富士スピードウェイで開催が予定されていたSUPER GTが中止になってしまいました。まずは被害に遭われた地域の皆様にお見舞いを申し上げます。また、被害の状況を考えれば中止の決断を早々に下したことは見事な対応だったと思います。
状況の推移については関係者からの連絡などもあって北海道でも把握していましたが、Twitter片岡龍也選手がつぶやいたことをキッカケに、チャリティイベントが開催されたことがとても興味深く思えました。

ごく短い時間で大勢の賛同者が集まり、それぞれが出来ることを協力するかたちで実現にこぎつけた今回のイベント。Twitterが媒体になったことの効果も大きかったでしょうし、商売抜きで多くのドライバーや関係者が力を合わせてチャリティイベントを成功させたことは、モータースポーツ界にとっても素晴らしい実績になったと言えるでしょう。

さて、話は戻って「Rally JAPAN」。
最終日に総合トップ争いは逆転劇が生じ、最終的にはシトロエンのセバスチャン・オジエ選手組が優勝を飾り、2位にはペター・ソルベルグ選手組となり、シトロエンC4・WRCがワン・ツー・フィニッシュを飾りました。

サービスパークの一角で行われたセレモニアルフィニッシュの模様を撮影、その後も大会の余韻が残る現場の雰囲気を撮影して、夕方過ぎにサービスパークを撤収。
これで大会は幕を閉じましたが、私の仕事は大会終了からが本番といっても良いものです。また、SUPER GTは中止になりましたが、他にもこの日は仕事的に関係あるカテゴリーの競技会もあったことから、今夜は全開でお仕事モードに突入。

その前に、関係者の方と夕食、場所は地下鉄白石駅に近い居酒屋さん。ここは以前、札幌在住の友人に連れてきてもらったところなのですが、お酒のラインナップも豊富で、食事も多彩なメニューで美味しかった記憶があったのでやって来ました。
2時間ほどの食事でお腹もいっぱい、いよいよホテルに戻って明日の朝まで制作作業が全開で続きます。
 
Posted at 2010/09/20 01:53:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2010年09月11日 イイね!

Rally JAPAN・4

Rally JAPAN・4DAY2に入った「Rally JAPAN」、道央方面は週末を通じて好天に恵まれていることから、土曜日になってサービスパークへの来場者も増えてきた感じです。
サービスパークを歩いてみると、やはりWRカーで参戦しているトップチームのテント周辺は、大勢のファンが二重三重の列になってドライバーやマシンに熱い視線を送っています。

中でも一際高い人気を集めていたのが、ペター・ソルベルグ選手。
スバルのワークスドライバーとして活躍していたことから日本にもファンが多く、スバルのWRC撤退に伴ってプライベーターチームを自ら立ち上げ、今季は'09年モデルのシトロエンC4・WRCでエントリーしています。

ソルベルグ選手が姿を現すと、サインを求める声が一斉に沸き起こります。
自らのウェブサイトに日本語版を用意しているほど日本びいきのソルベルグ選手、時間の許す限りファンの求めに応じている姿は、プロドライバーらしい素晴らしい光景でした。

そんなサービスパークの賑わいなどを撮影しつつ、昨日に続いてオンラインでステージの状況を確認するなどしていたら、あっと言う間に時間は夕方に。
この日は私を含めて関係者の全員が、サービスパークで色々なものを口にする機会に恵まれたことから、サービスパークを後にしてからはホテルに直行。日曜の朝は早いことから、早々と床についたのでした。
 
Posted at 2010/09/20 00:48:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記

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各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
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