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2011年10月26日 イイね!

2012年のカレンダー

2012年のカレンダーまだ2011年も2ヶ月あまりを残していますが、既に2012年のモータースポーツについては主要カテゴリーの開催カレンダーが発表になっています。ほぼ調整も終わった段階の内容が出揃ってきましたので、当方としては毎年やっているカレンダーのまとめ作業に着手しました。
どういった作業かというと、個々のシリーズの開催日程を、オリジナルのエクセルシートに落とし込んでいきます。こうすると、特に関わりのあるカテゴリーについては、各週末毎にどこでどの大会が行われているのかが一目でわかります。
このシートは年間の出張予定や作業予定を組むためのベースとなることから、その制作はとても重要な作業のひとつになります。

そして、シートを作ってみてひとつ思ったのは、いよいよ2012年はスーパー耐久シリーズの取材を欠席する大会が生じてしまうことになりそうだ、ということ。このシリーズには主催者側、参加者側、そしてメディア関係といろいろな立場で関わり続けており、振り返ってみると国内開催のシリーズ戦については1997年の第3戦から“皆勤賞”を続けてきていました。

しかし来年については、現時点で2大会が全日本ラリー選手権と日程重複しています。実は今年もラリーとの重複日程が当初はあったのですが、震災の影響によってスーパー耐久の開催日程に変更が生じたために、重複が解消されてスーパー耐久の“皆勤賞”が続く結果となりました。
ですが、どうも2012年の日程については重複は避けられそうにないため、両カテゴリーについてこれまで同様に仕事がある場合は、いずれかを選択しなければなりません。

今の感じですと、全日本ラリー選手権の方を優先ですかね……。

仕事は仕事ですから、必要性が高い方を選択するのは当たり前のことですが、心情的にはどちらのカテゴリーに魅力を感じるかと問われれば、迷わず「全日本ラリー」と答えるでしょう。いや、決してラリーに問題が全くないという訳ではありません。しかし、スーパー耐久については、今の状況は一言で表現するならば「耐久の名を冠していながら、耐久レースの醍醐味をことごとく殺している」という感じです。

例えば決勝中のドライバー交代を伴う2回ピットストップ義務。
これによってチームや車種の違いによる戦略のぶつかり合いという耐久レースならではの要素は、相当の部分で打ち消されました。燃費が良くても悪くても、一律に課せられた2回のピットストップ。さらに決勝距離の関係から、実質的に全ての車両が2回ストップ(=3回ストップまでの必要が燃費的に無い)となったため、言うなれば“スプリントレース×3回”といった様相にも見えるのです。
また、セーフティカー導入にあたっては3人選手登録チームが圧倒的に有利となり、2人登録チームでの勝機が相当に奪われる結果にもなっています。「それなら3人登録すればいいじゃないか」という声もありそうですが、ならば逆に2人以上3人以下ではなく、一律に3人登録を義務づけてしまえば良いものを、そうはなっていません。

逆に面白かったのは先の鈴鹿ラウンド。300kmという、時間制レースと合わせてみても今季最短の一戦でしたが、オープニング早々に導入されたセーフティカーによって各チームの戦略が別れて、結果として勝敗を左右する要因にすらなったのです。
これも皮肉な話で、最短の決勝、かつスタート早々のセーフティカーだったからこその展開でした。戦略のぶつかりあいという耐久レースならではの醍醐味が、最短距離のレースだからこそ見られたというわけです。

その昔、IT業界の風雲児的な扱いをされた人は「企業価値を高める」と公言して企業買収を繰り返しました。その言葉に習うならば、スーパー耐久というシリーズの価値を高められる誰かに買収でもされた方が、より将来的に魅力あるシリーズとなっていくような気がしてなりません。
 
ちなみに写真は2000年の第8戦・SUGOで撮影したもの。この大会は関谷正徳選手の引退レースでもあったのですが、ドライバー有志の発案によってドライバー全員がコース上に集まっての記念撮影を行いました。
実はスーパー耐久では、こうしたプロモーション的には当たり前と思われる記念撮影すら、公に行われる機会がありません。これではシリーズの価値など、高まる筈も無いというものです。
Posted at 2011/11/11 03:35:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2011年10月23日 イイね!

FIA WTCC Race of JAPAN・4

FIA WTCC Race of JAPAN・44回目の日本上陸を果たした、世界最高峰のツーリングカーによるスプリントレース「WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)」。ことしは3年連続で開催されてきた岡山国際サーキットを離れ、新たに戦いの舞台として鈴鹿サーキットの東コースが設定されました。
当然、この新しいコースを各選手やチームがどう攻略してくるのかは大きな見どころのひとつ。さらに日本人ドライバーは、初のシリーズフル参戦を果たした谷口行規選手、そして世界にその名を知られるラリードライバーの新井敏弘選手などが出場、こちらの戦いぶりについても話題を集めるところでした。

しかし。

特に関係者にとっての最大の関心事といえば、戦いの行方がどうのこうの以前の問題として、「果たして今年も雨なのか?」という点に尽きたのではないかと思います。

2008年の初上陸以来、毎年雨にたたられ続けてきたWTCCの日本ラウンド。その中では、サポートレースは文句無しのドライコンディションだったのにも関わらず、WTCCの決勝コースイン時間に合わせるかのように雨が降りだしてしまったということもありました。
とにかく過去3年、6戦の決勝正式結果表には、その全てに「天候:雨/路面:ウェット」と記され続けてきたのです。

今年もレースウィークに入ると天気予報は雨の可能性が高いことを伝えてきました。ただ、やや不安定な面もあったようで、予報はコロコロと変化していきました。土曜日の雨は致し方ないと覚悟していましたが、結果的にはそれほどの雨量でもなく、ウェット宣言は出されていたもののスリックタイヤで走行できるシチュエーションが続きました。
そして問題の日曜日。なんとか今年は太陽も味方についてくれたようで、結果から言えば2レースともにドライコンディションの下で熱戦が展開されました。ただ、実際には上空は不安定だったようで、竜巻雲のような怪しいものもサーキット近くの空に目視で確認することができたのです。

いよいよ迎えた第1レース(第19戦)の決勝。
私はメディアセンターでモニターやパソコン画面を通じて情報を集めてチェックしていましたが、スタート直後に数台が絡むアクシデントが発生。早々にセーフティカーが導入される波乱の展開となりました。リ・スタート後はトップに立ったアラン・メニュ選手がレースをリード、後続を寄せつけない走りで今シーズン3勝目を獲得。また谷口行規選手も好走を見せて、自己最上位となる総合7番手でフィニッシュしました。

第2レース(第20戦)は、スタンディングスタートを得意とする後輪駆動のBMW、中でもトム・コロネル選手がロケットスタートを披露。2番手から1コーナーまでの間にトップを奪うと、レースリーダーとして周回を重ねていきます。
第1レースと比べて淡々と各車は周回、事前に言われていた「鈴鹿東はパッシングポイントが少ない」ことが見えてきました。しかし、単調なようでいても、そこはさすがに世界選手権だけあって、今度は後半に入って高度な技の応酬が繰り広げられます。先行するコロネル選手を追うのは、ドライバーズポイントでランキングトップに立っているシボレーのイヴァン・ミューラー選手。この鈴鹿東はタイヤに厳しいという下馬評がありましたが、着実に真後ろからプレッシャーを懸け続けるミューラー選手の走りは、恐らくコロネル選手にタイヤ消耗を進めさせようという意図も含まれているものでした。
そして終盤、一気に勝負を仕掛けようとしたミューラー選手。しかしそこはコロネル選手も意図を理解していたようですし、実際にはタイヤのパフォーマンス的に全く問題無かったこともあり、しっかりポジションを守りきってウィニングチェッカーを受けることに成功。

今回の鈴鹿ラウンドは、アグレッシブにコースを攻めていくという面、そして一方では世界選手権のタイトルに相応しいトップドライバーによる技の応酬と攻防戦、つまりWTCCが持っているふたつの魅力を存分に味わえる内容だったと思います。

レース終了後はメディアセンターで日暮れまで制作作業や写真データの受け取りなどを進めます。
ある程度の進捗状況になって一段落ついたと思ったら、時刻は既に20時近く。サーキットを後にしてホテルへと戻り、ここからが私にとっては仕事の本番。明日のチェックアウトまで、制作作業を黙々と進行させていったのでした。
 
Posted at 2011/11/07 04:55:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2011年10月22日 イイね!

FIA WTCC Race of JAPAN・3

FIA WTCC Race of JAPAN・3土曜日の鈴鹿サーキットでは、メインレースのWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)とサポートレースのスーパー耐久が、ともに予選を迎えます。ただし、WTCCについては予選に先立って30分×2回のフリープラクティスが行われ、ここで世界を戦うトップチームは限られた時間の中で予選と決勝に向けたセットアップの詰めを行ってきます。もちろん見どころとしては、初開催となる鈴鹿サーキットの東コースに対して、マシンをどこまで合わせてくるのか。事前に聞いた所では、特にシボレーなどの主力チームについては色々なかたちでこのコースに関する様々なデータを入手済であり、日本に乗り込んでくる前の時点で解析は終わっていたと言うことです。

しかし、いくら事前にシミュレーションしたとしても、厄介な要素となってしまうのが空模様。もちろん各チームともにドライとウェット、それぞれのシミュレーションは行っていたでしょうが、この日の鈴鹿サーキットはそんなチームをあざ笑うかのように厄介な天候となってしまったのです。
そもそも、レースウィークの天気予報そのものが安定せず、コロコロと変わってしまう傾向にありました。そんな中で土曜日は終日雨、特に日中は時間によって激しく降るという予報が出されていました。更に決勝レースが行われる日曜日についても当初は雨の予報、それが徐々に変わってきて、不確定要素の強い状況がこの日も続いていたのです。

果たして朝一番で行われた1回目のフリープラクティス。スタート時点で雨は止んでいましたが、前夜からの雨でコースはウェットコンディション。各車はレインタイヤでコースイン、30分にわたって周回を重ねていきます。
続いてお昼のピットウォーク前に2回目のフリープラクティス。雨はありませんでしたがウェット宣言が出され、コース上はまだ濡れたいわゆる"ダンプ路面"という状態。まずは各車が1回目同様にレインタイヤでコースインしていきますが、徐々にライン上から乾いていきます。慌ただしくピットイン/アウトを繰り返してセットアップを詰めていく各車、折り返しの時間に近づくとスリックタイヤを装着し始める車両もちらほら。最初はFF(前輪駆動)車の場合、フロントにスリックを装着してリアはレインのままという変則的なかたちでコースイン。このタイヤチョイスは日本で初めてWTCCが開催された2008年に、当時はセアトを駆っていたトム・コロネル選手が決勝で実践して、優勝を飾った時のパターンです。その後、路面コンディションが好転するにつれて、4本全てをスリックタイヤとして各車が走行。

ピットウォーク中には通り雨がありましたが、注目の予選では各車が最初からスリックタイヤでコースイン。
WTCCの予選は2回行われ、全車が出走する1回目でトップ10のタイムをマークした車両が、その後に行われる2回目の予選に進出する権利を獲得できます。そして2回目の予選で上位10台が再びタイムアタック合戦を展開し、総合予選結果としてはトップ10については2回目の結果を反映し、11番手以下は1回目の結果が採用されます。このリザルトはそのまま決勝第1レースのスターティンググリッドに反映されますが、1回目の予選における結果については、トップ10台がリバース配置で決勝第2レースのスターティンググリッドに反映されます。

予選になると、WTCCらしいアグレッシブな走りを披露する各選手。縁石を目一杯に使い、コースのギリギリを攻めていくスタイルの走りは、まさにWTCCの醍醐味そのものです。
その中で光る走りを披露したのは、今シーズン日本人として初のレギュラー参戦を果たした谷口行規選手。今や日本人でもっともWTCCの経験が豊富で、知り尽くしているドライバーとなった谷口選手は、惜しくも予選2回目への進出こそならなかったものの、あと一歩と迫る総合12番手を獲得。一部では「日本人は予選において苦戦」という報道もありましたが、実際のところは谷口選手にとって今シーズン予選最上位となるポジションであり、ホームコースの鈴鹿で実力をしっかり見せてくれた結果なのです。
なお、総合のトップはシボレーのアラン・メニュ選手、これにチームメイトのイヴァン・ミューラー選手が続くかたちに。ドライバーズタイトル争いを繰り広げているもう一人、シボレーのロバート・ハフ選手は4番手となり、間に割って入ったのはボルボを駆るロバート・ダールグレン選手でした。

予選が終わった後はメディアセンターでお仕事。その後、日が暮れてからサーキット内で行われたウェルカムパーティの模様を取材、パーティ終了後は某選手とお食事をご一緒する流れに。
こうして終わった予選日、ここまで来るとあとは明日の決勝を残すのみ、唯一気になるのはやはり空模様だったのでした。
 
Posted at 2011/11/06 01:55:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2011年10月21日 イイね!

FIA WTCC Race of JAPAN・2

FIA WTCC Race of JAPAN・2昨日の夕方に到着した鈴鹿市。到着後はそのままホテルにチェックインしましたが、一夜明けた金曜日からは鈴鹿サーキットに入って取材活動をスタートさせます。

サーキットに入ってまず行うのはメディア受け付け。事前に申請した内容を確認してもらい、必要な資料や諸々を受け取る事務的な手続きです。この後、しばし関係各位にご挨拶をしつつ情報交換の後、コースサイドでの撮影をはじめます。今回はスーパー耐久シリーズの第4戦がサポートレースとして組み込まれているので、まずはこの練習走行から。
1本目の走行枠はメディア用送迎バスのお世話になって、ヘアピンの撮影ポイントまで赴いてみました。しかし、残念ながら練習走行開始から程なく、このヘアピンでオイルを撒いてしまう車両が発生。このために走行は中断されてオイル処理作業が行われたのですが、これによってコース上には大量のおがくずが……。
なんとも絵にならない状況なのですが、いまさらどこか別の場所に動くわけにもいかず、そのまま多少ポイントを変えて撮影を続行。

1本目が終わったらパドックに戻り、ピット周りをウロチョロ。
そしてスーパー耐久の練習走行2本目を撮影し終わったら、次はいよいよWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)のテストセッションを迎えます。
WTCCのレースフォーマットは、基本的に2DAYスタイル。土曜日にフリープラクティスを2回行い、その後に公式予選。日曜日はウォームアップを行った後に、決勝レースを2回行います。つまり本来であれば金曜日には走行が無いのですが、規則によって欧州における最初の大会、欧州以外の大会、市街地コースでの大会についてのみ、金曜日にテストセッションが設けられることになっています。

このテストセッション、やはり個人的に注目したのは新井敏弘選手の走り。P-WRC(FIAプロダクションカー世界ラリー選手権)のチャンピオンを2回獲得しており、名実共に日本を代表するラリードライバーのお一人です。その新井敏弘選手が今季早々にマニュファクチャラーズタイトルの2連覇を確定させているシボレーのワークスマシンに乗るというのですから、戦いぶりが気になるところ。
スーパー耐久には今季参戦しているものの、スプリントレースは初めての経験という新井敏弘選手、果たして世界最高峰のスプリントレース用ツーリングカーをどう乗りこなしてくるかに注目しながら、コースサイドでファインダーを覗いていました。

そして、その走りは見事なものでした。各選手が初開催コースということで探りを入れながら周回を重ねていく中、新井敏弘選手もレギュラーのトップクラスドライバーと遜色ない走りを見せてくれます。車の挙動を確認しつつ、周回毎にブレーキングポイントや走行ラインを変え、じわじわとタイムアップ。
結果、ガブリエレ・タルクィーニ選手(セアト)と0.031秒、トム・コロネル選手(BMW)とは0.070秒という僅差の総合8番手タイムをマークして、レギュラー陣に引けをとらないリザルトを残してくれました。

テストセッション終了後はドライバーのコメント取りなどバタバタと過ごして、あっと言う間に日没。
昨日はスーパーの弁当で手早く夕食を済ませましたが、金曜日はクライアントさんとの打ち合わせを兼ねて市内のファミリーレストランへ。なお、当初は土曜日のみ愛知県新城市で開催されている全日本ラリー選手権の最終戦に足を運ぼうかと思っていましたが、鈴鹿サーキットでの“宿題”がいろいろと増えましたし、土曜日の新城市は天候に恵まれないという予報も出されていたことから、今回はWTCCに専念する運びとなりました。
 
Posted at 2011/11/06 00:38:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2011年10月16日 イイね!

栄冠を掴んだ兄弟

栄冠を掴んだ兄弟カレンダーも10月半ばということで、2011年のモータースポーツシーズンも大詰めを迎えつつあります。
全日本格式のカテゴリーで言えば、既に全日本F3選手権は全日程を終了、スピード行事の世界でもジムカーナ/ダートトライアルともに最終戦は開催済となりました。

そして10月15日から16日にかけてツインリンクもてぎで開催されたのが、SUPER GTのシリーズ最終戦。日程としては11月に入ってから特別戦も予定されていますが、あくまでもチャンピオンを懸けて競われてきたシリーズ戦はこれで締めくくりとなります。

SUPER GTはGT500とGT300という、ふたつのクラスで競われています。圧倒的に注目度が高くメディアの露出も多いのは、各自動車メーカーがワークス体制で参戦しているGT500クラス。しかし、レースとしてはバラエティ豊かな参戦車種がしのぎを削りあうGT300クラスの面白さも見逃せません。

最終戦を迎えてGT300クラスは、「JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458」がランキングトップに立っており、これを「初音ミク グッドスマイル BMW」が追う展開となっていました。ただ、面白いのはBMWが今季2勝を飾っているのに対して、ランキングトップのフェラーリは未勝利だということ。確実に上位を獲得してきたフェラーリに対して、性能調整なども背景にやや苦しい戦いもあったBMW、という感じの構図でしょうか。

チャンピオンを懸けたガチンコ勝負は、土曜日の予選でBMWがポールポジションを獲得、2番手で続いたのがフェラーリという、まさしく真っ向勝負の展開に。
決勝の模様は私もインターネットを通じてリアルタイムでチェックしていましたが、今季初めてスタートドライバーを務めた番場琢選手が良い働きを見せて、フェラーリの田中哲也選手を寄せつけない走りでマシンを谷口信輝選手にリレー。ほぼ時を同じくしてフェラーリも平中克幸選手に交代しますが、ピット作業の速さでBMWがリードを若干拡げることに。
そしてペースのあがらない平中選手に対して快走を見せた谷口選手が今季3回目となるウィニングチェッカーを受けて、堂々のシリーズチャンピオンを獲得するに至りました。

谷口選手にとっては、前身の全日本GT選手権から数えてSUPER GT参戦10年目にして初の栄冠。表彰台では男泣きをしたと、インターネットの速報でも伝えられました。
そしてパートナーである番場琢選手(写真)は、もちろん自身初のGTチャンピオン。1982年生まれの29歳、カートから4輪レースに移った後は、F3やスーパー耐久などを経験して、SUPER GTにステップアップ。20代最後のシーズンでの見事なチャンピオン獲得となりました。

そして番場選手といえば、弟の彬選手はラリーで活躍を見せています。こちらは今シーズン、プロトン・サトリアネオを駆ってクスコワールドラリーチームから、APRC(FIAアジア・パシフィック・ラリー選手権)に参戦。若手選手を対象としたジュニアカップにおいて、堂々のシリーズタイトルを獲得しています。

兄弟それぞれが、異なるモータースポーツフィールドで掴んだシリーズチャンピオンの栄冠。この先ますますの活躍が期待される、ちょっと目を離せない兄弟にご注目ください。
 
Posted at 2011/10/30 01:15:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記

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各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
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