• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

NorthStarのブログ一覧

2007年06月11日 イイね!

三代目・スバルインプレッサ (1) (朝霧高原 → 東京)

三代目・スバルインプレッサ (1) (朝霧高原 → 東京)今日は終日、朝霧高原において取材。

取材対象は先に三代目へと生まれ変わったスバルインプレッサです。

それまでの「レオーネ」の後を受けて初代インプレッサが誕生してから早15年の歳月が流れました。
二度目のフルモデルチェンジとなる今回、最大のトピックは日本市場に投入されるボディ形状が5ドアハッチバックのみで発売された点。
将来的には4ドアセダンの投入も予想できるところですが、先代まで"スポーツワゴン"が存在してはいたというものの、ハッチバックボディに絞った戦略展開がどのような結果を生むのかは注目すべきところです。

外見は既に日本での発表前に北米などで公にされていましたが、アクはこれまでよりも弱められた印象です。
全車3ナンバーサイズに"肥大化"を果たしましたので、日本ではコンパクトハッチバックという感じのカテゴライズには当てはまらないでしょう。

ホイールベースが延長され、全幅も拡がったので室内はとてもルーミーです。リアシートを含めて、大人4人が快適に移動することができる室内空間が用意されています。
また、リアドアの開口角度は90度近くとなっているので乗降性能はもちろん、リアシートにチャイルドシートを装着した時なども便利でしょう。
但しリアシートの縁を丸めたラウンド形状として乗降性を向上させていますが、長時間の着座では太股が疲れてしまうのではないかという懸念があります。また、ホイルベース延長により前後方向のドア開口部が拡がってはいますが、サイドシル段差が高めなので格段に乗り降りしやすいクルマ、とまでは言えないという印象です。

全体的にマイルドさを強調し、ワンランク上の高級感を手にした感じのあるスバルインプレッサ
「WRXシリーズ」に代表されるモータースポーツイメージの強い車種ですが、今回の三代目登場に際しては「WRX」はリリースされていません。

もっともベーシックモデルが高い完成度をもち、かつセールス的に成功して初めてモータースポーツ向けグレードも成立するわけですから、まずはガラリと様相を変えた三代目が市場でどのように受け入れられるのかをしばらくはじっくり見守っていきたいところですね。
2007年06月07日 イイね!

スバルインプレッサ

スバルインプレッサ去る5日、富士重工業スバルインプレッサをフルモデルチェンジしました。

三代目となるスバルインプレッサは既に報じられている通り、日本市場では5ドアハッチバックスタイルのボディで登場しました。

日本では初代以降、モータースポーツイメージの強い「WRX」のイメージが非常に強いですが、実際の販売現場ではリアハッチを備えた「スポーツワゴン」のウェイトが大きかったようです。

エンジンは伝統の水平対向4気筒で1500cc/2000ccNA/2000ccターボの3種類をラインナップ。
ミッションは5速マニュアルと4速オートマチックとの組み合わせとなりますが、スペックだけを聞いた第一印象として4速オートマチックはライバルと比べての商品力で弱い面があるのではないかと思います。

ちなみに既に4ドアセダンボディのシルエットも北米などでは公開されており、遠くない将来日本にも導入されることになるであろうと思われます。
また「WRX」についても追々その姿を見せてくれることでしょう。

ところでスバルインプレッサと言えばFIA世界ラリー選手権(WRC)を創として、様々なモータースポーツカテゴリーで活躍を見せています。
もちろんスーパー耐久シリーズもそのうちのひとつ。

宿命のライバルである三菱ランサーエボリューションも今年中にフルモデルチェンジされることがアナウンスされていますので、写真の二代目インプレッサとCT9A型ランサーエボリューション、ともに今シーズンは最終型同士の戦いとなるわけです。

スーパー耐久は長いインターバルに入っていますが、次の一戦は天王山の「十勝24時間レース」。
果たして両者がどのような戦いぶりを見せてくれるのか、楽しみなところです。
2007年05月03日 イイね!

【試乗インプレッション】 ルノー グラン・セニック (3)

グラン・セニック」のインプレッション、最終回は"ミニバンの肝"ともいえるシートアレンジメントや室内の使い勝手を検証してみましょう。



グラン・セニック」は2-3-2の3列シートを備え、乗車定員は7人となっています。
限られた全長ゆえに3列目シートはエマージェンシー的な要素を含んでいますが、それでも短時間であれば余程大柄な方でなければ大人でも充分に乗れる程度の空間は確保されています。

そして当然、7人分全てのシートにしっかりとした3点式シートベルトと高さ調整式のヘッドレストが備わります。
また、リアシートはISO FIXチャイルドシートに対応していますので、子育て中のファミリーも安心して使うことが出来ます。



シートアレンジメントの多様性や使い勝手の良さは日本製ミニバンの"お家芸"でもありますが、なかなかどうして「グラン・セニック」も負けていません。
3列目席は日本ではお馴染みになった床下収納式。植毛されたフロアボードの下に、左右独立したシートが収納されています。使用時はレバー操作で女性でも簡単にシートを起こすことが出来ます。



一般的には通常は写真の状態、つまり3列目席を床下に格納しておいてステーションワゴン的に使われるケースが多いのではないでしょうか。
余程の大家族でない限りは3列目席はそうそう滅多に使うものでもないでしょうし、逆にちょっとした買い物なのでラゲッジスペースを活用する場面の方が多いように感じます。

写真にもあるようにトノカバーが備わるので荷物を搭載したときのプライバシー保護も万全。
ラゲッジスペースについては3列目席を使用した状態でも200リットル、3列目を収納すれば550~650リットルという空間が用意されます。なぜ3列目収納時の容量が一定ではないかというと、2列目席にはスライド機構が備わっており、前後に120mm(中央席は150mm)の調整幅があるのです。



日本のライフスタイルではそうそう無いかもしれませんが、大型のレジャー用品を積んで出かけたり、休日にちょっとサイズが大きかったり、多量の買い物をするようなシチュエーションは、フランス生まれのクルマ達がもっとも得意とするところ。

グラン・セニック」の場合は3列目の床下収納に加えて、2列目も"背もたれ倒し"→"座面ごと前にはね上げ"→"椅子の取り外し"という3段階のラゲッジスペース拡大方法が用意されています。
しかも3列目が左右独立であったのと同様に、2列目席も左右と中央の3分割独立式。荷物と乗車人数の組み合わせが多様化して、色々なシチュエーションに対応出来るように配慮されています。

日本ではなかなか取り外した車の椅子を置く場所が無いかもしれませんが、2列目席を全て取り外した最大のラゲッジスペース状態でその容量は1920リットル。
日常生活においてこれ以上のスペースを必要とすることは、そうそうあり得ないのではないでしょうか。



さらに嬉しいことに「グラン・セニック」のリアゲートには開閉式ガラスハッチが備わっています。
ちょっとした荷物の出し入れに便利ですし、比較的非力な女性にとってはリアゲートの開け閉めは面倒なもの。
また、例え電動式のリアゲートが奢られたとしても、小さな物を取り出すのには大げさですし開閉の待ち時間も長い。車庫事情などで車体後部のスペースに余裕が無いと、開けることさえもままならない。
そんな日本的な事情を考えてみても、このガラスハッチがどれほど便利なものかを想像するのは難しいことではないでしょう。
 
 
さて、このように見てきた「グラン・セニック」。
私としてはもっとミニバンを求めるユーザーから注目を集めても良いように感じてなりません。

日本製のミニバンとは違いが多いことも事実。エンターテイメント的な装備は皆無ですから、子供が「友達の家の車では後ろでDVDを見られるよ」と言い出すと、お父さんとしては返す言葉が無いかもしれません(もっともメーカー純正設定が無いだけで、社外品対応は出来るでしょうが)。
また、車体のあちこちにカメラがついていたりもしません。その代わり、運転席からの見晴らしは良く、ミラーを含めた後方視界も良好なドライバーズシートが待っているだけです。ちょっとしたメーカーの気遣いとしては、バックソナーは装備されていたりもします。

収納という面では運転席まわりのユーティリティに不満が出るかもしれません。
もちろん助手席前にはエアコンの風を導いて飲み物を冷蔵できる機能を備えたグローブボックスがあります。
前席中央にはシャッター付センターコンソールボックスとカップホルダー。前席下にはシートアンダートレイ、床面にもアンダーフロアボックスが備わります。

しかし、日本車のように「キーレスの鍵はここ、携帯電話はここ、財布はここ・・・」という感じではありません。
キーについてはキースロットがありますが、携帯電話や財布の置き場には一瞬迷ってしまいます。

シートアレンジメントの多様性は日本車を凌ぐほど。
仲間の人数と荷物の量に合わせて、可能な限りのアレンジパターンが用意されているので「荷物を載せるために人を乗せない座席まで倒す」とか「人を乗せるために一体型座席を起こして座面に不安定な状態で荷物を載せる」などということはないでしょう。

安全面を見ると、ユーロN-CAPというヨーロッパの厳しい衝突安全試験で最高点の5つ星を獲得していることが大きなトピックです。
さらにABSやブレーキアシストは当然として、6つのエアバッグや乗員数/積載量に応じて適切な前後へのブレーキ力配分を行うEBD、悪天候下などでのスピン防止に効果的なESP(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)などを装備していあMす。


バカンスの国・フランス。
休日になるとそれぞれの家庭が思い思いのスタイルでレジャーを楽しむお国柄。街中でのショッピング、トレーラーを牽引して出かけるキャンプ、大きなツールを使うスポーツなどなど。

対する日本は例えば大型連休でも「どうやって過ごそうかな?」と悩んでしまって、テレビの行楽番組や観光ガイドブックを見るファミリーが多いことでしょう。

なんというか、日本の場合は車の使い方ひとつとってもオーナーの自由な裁量範囲が少なく、メーカーのお仕着せが強いように感じます。
先程のユーティリティの項でも触れましたが、車内での手回り品の収納にしてもメーカーがあらかじめ想定してポケットを用意、そこをオーナーみんなが同じように使っている。

それは確かに便利です。携帯電話や財布、カード類などある程度同じようなサイズのものがきちんと収納できるので、車内の整理整頓が進みます。
一方の輸入車ではそういった面はあまり考慮されていないとも言えるでしょう。
ただ、では使い勝手が悪いのかというとそんなことはありません。
グラン・セニック」にしても必要以上どころか充分なボリュームのポケッテリアがありますし、シートアレンジメントやラゲッジスペースの使い勝手は日本車に全く引けをとりません。

しかし、メーカーの押し付けがないんですよね。
「これだけの空間、スペースを用意しました。充分でしょう?使い勝手も色々考えて作りました。あとはオーナーの皆さんがライフスタイルや価値観に合わせてご自由にお使いください!」
という感じでしょうか。

そのままの状態で活用する人もいれば、自らのアイディアを活かす人、DIYでちょっとした工夫をしてみる人など、色々なオーナー像が垣間見れます。

こうした面は日本とフランスの文化の違いなのかもしれませんが、ちょっと独創性があると自負するお父さんには、是非フランス生まれのミニバンで新しいライフスタイルを開拓して頂きたいと思います。

気になる価格はベースグレードで2,798,250円、グラスルーフ仕様でも3,090,150円(ともに消費税込)と、思ったよりも安価ではないでしょうか。
お薦めは圧倒的にグラスルーフ仕様。開放的なルーフに加え、アロイホイールの装備のみならず、センターコンソールボックスやドアポケットもグラスルーフ専用装備。エアコンもフルオートになるなど、価格差以上の満足度があるでしょう。

今や日産とのアライアンス関係にあるルノー、ゆえに日本国内でも全国にディーラー網が整備されています。
輸入車ということでメンテナンス面も気になるところですが拠点数の多さは安心感につながり、本当の意味でどこまでも長い距離をドライブ出来る楽しみが得られるというものです。
また、万一のトラブルに備えては3年/6万kmの長期保証に加え、有償で保証期間を最大2年間延長できます。
さらにトラブル発生時に修理から宿泊・代替交通手配までサポートしてくれる「ルノー・アシスタンスサービス」が新車登録から3年間無料でついてくるので、日本車と何ら変わらない条件で日々のカーライフを楽しむことが出来るでしょう。
2007年05月02日 イイね!

【試乗インプレッション】 ルノー グラン・セニック (2)

ルノー グラン・セニック」のインプレッション、第2回は走行性能などを中心にお届けしましょう。



エクステリアも個性的な「ルノー グラン・セニック」ですが、インテリアもなかなか興味深い造形となっています。

デジタル表示のセンターメーターを採用したインパネは運転席の正面にメーターナセルが鎮座していないので、広々した印象。
メーター自体の視認性も悪くなく、大きめのスピードメーターはもちろん、タコメーターもデジタルのバーグラフ表示式。もっともその見栄えは"未来的"というほどではありませんが。
シルバーの加飾プレートが奢られたセンターパネルにはエアアウトレット、エアコン操作部、そしてCDプレーヤー一体型AM/FMラジオが配されます。
また運転席側にはエンジンスタートボタンとカードキースロットを装備。その昔はこうした部分が左ハンドル仕様のまま導入されたことも輸入車では珍しくありませんでしたが、きちんと右ハンドル対応されています。

トランスミッションはマニュアルモード付きの4速オートマチックのみを設定。いわゆる"インパネシフト"形状なので扱いやすく、積極的なマニュアルでのギア選択による走りも楽しめます。



エンジンは排気量1998ccの直列4気筒、DOHCで可変吸気バルブタイミング機構付。
最高出力は98kW(133ps)、最大トルクは191N・m(19.5kg-m)というスペックですが、トルクについては2000rpmで最大トルクの90%を絞り出す実用型エンジン。
ちなみに燃料はプレミアムガソリンが指定されており、燃料タンク容量は60リットル。
スペックをもう少しご紹介すると、車両重量はベースグレードで1560kg、グラスルーフ仕様は1620kg。つまりパワーウェイトレシオはベースグレードで11.7kg/ps、グラスルーフ仕様は12.2kg/psとなります。

さて、実際にドライバーズシートにおさまってみると、明るく見晴らしの良い空間がそこには広がっています。
フロント/サイドともに大きなグラスエリア、そしてシェードを開けるとグラスルーフからも太陽の光が室内に降り注ぎます。
その室内は気品と明るさを巧くバランスさせたベージュでコーディネートされているので、自然と室内の誰もが華やいだ気持ちを抱くのではないでしょうか。
 


カードキーをスロットに挿入してスタートボタンを押すとエンジンが目覚めます。
次にA/Tセレクターレバーを「P」から「D」へとシフトしますが、この時点でパーキングブレーキは自動的に解除されています。
写真のように運転席左下にレバーは備わりますが「電動パーキングブレーキ」を備えているので、エンジンを切ると自動的にパーキングブレーキが作動し、「D」もしくは「R」にシフトするとリリースされる仕組みになっています。
 
スタートさせてみると、2人乗車では全く不足のないスタートダッシュを見せてくれます。
この時の試乗ではあまり都心部を走る機会は無かったのですが、先にも記したように低回転域でトルクフルなエンジンゆえ、ストレスなく走ることが出来るでしょう。

空いた高速道路に乗り入れてみると、とても安定感のある走りを体験できます。
もっとも、ノイズについてはもっと抑えてほしいというのが本音。大きめのドアやリアゲート、ダブルサンルーフなどボディの開口部が多いこともありますが、日本製の中・上級ミニバンにはこの点では一歩及びません。
また、決してパワー的に余裕しゃくしゃくというわけではなく、更にミッションもやや古典的と言わざるを得ない4速仕様のため、追い越し加速や多人数乗車時には高回転までエンジンを使うケースもあるでしょう。
そんな時にやや盛大になるノイズは少々残念なところです。



装着タイヤサイズは205/60R16、グラスルーフ仕様の場合はアロイホイールが標準装備となります。
この時のクルマにはミシュランの「ENERGY」が装備されていました。
ここは各オーナーさんが自らの行動範囲や運転パターンに合わせて、タイヤを好みのものに変えてみても良いかもしれません。
もっともフランス生まれのルノーですから、心情的にはシューズもフランス生まれのミシュランで揃えたい気持ちにもなりますが。

試乗の中では急な峠越えも体験。
やはりパワー的には不足を感じる場面が無きにしも非ずでしたが、それよりも感心したのはフットワークの高さ。
最近ではドイツ寄りになったと言われるフランス車の乗り心地ですが、やはり"しなやか"なフランス流儀のフットワークは健在でした。
日本では一時期、車高の高い車が増えるに従ってコーナーリング時のロールを抑えることにやっきになったメーカーもありましたが、実はロールには「良いロール」と「悪いロール」があるものです。

この辺の細かいところはプロのレーシングドライバーさんやテストドライバーさんに語っていただくのが一番なのですが、私のようなレベルのドライバーでも多くの車種を乗り比べるとハッキリ気づかされます。

つまり「ロール」というものは自然の法則によるものなのですから、それを一切許容しないというのは無理があるはずです。
事実、ロールを徹底的に抑えることが売り文句の足回りを備えた某高級セダンを試乗した時に、クローズドコースで200km/h近い速度でのコーナーリングをしたときも見事に車は地面に吸いつくように駆け抜けました。
しかし、室内には当然の如く旋回Gがかかっているわけで、運転していて何とも気持ち悪さを感じたものです。つまり「無理に押さえつけた"悪いロール"」はコーナーを駆け抜けても歓びが無かったのです。

閑話休題。

ということで「ルノー グラン・セニック」には良いロール感があります。
ゆえに峠道を走ることは苦にならないのですが、如何せんややアンダーパワーであることと、それに輪をかけてミッションが4速という点が残念でなりません。
 
まとめてみると走りや乗り心地については次のような感じでしょうか。


■気に入った点
明るく開放的で居心地のよい室内。運転視界も良好。
しなやかな乗り味。

■残念な点
高速移動や峠道ではもう少し欲しいパワー。
4速仕様のオートマチック。
2007年05月01日 イイね!

【試乗インプレッション】 ルノー グラン・セニック (1)

なんとなく毎月1台ずつインプレッション記事を掲載しているので、今月も個人的に気になるクルマをご紹介。

フランス生まれのミニバン「ルノー グラン・セニック」です。



フランス最大の自動車メーカーであるルノー。同社の基幹車種が2003年のヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーにも輝いた「メガーヌ」ですが、そのバリエーションのひとつといえるのが今回ご紹介する「ルノー グラン・セニック」です。

もっとも日本での車名には「メガーヌ」の名前はつきませんが、リアドアの一部に「MEGANE」の表記を見つけられますので、このクルマが間違いなく「メガーヌ」ラインナップの一員であることを確認できます。

アウトラインをご紹介すると、ボディサイズは全長4495mm×全幅1810mm×全高1635mmでホイールベースが2735mm。日本車でいえば「初代トヨタイプサム」に比較的近いディメンション。
最もグラン・セニック全幅が1800mmを超えるので室内の広さなどでは圧倒的にこちらが有利です。



外観上はリアの造形に大きな特徴があります。
パトリック・ル・ケモン上級副社長(デザイン担当)は時にセンセーショナルな造形のモデルを発表してきましたが、このメガーヌシリーズはハッチバックでありながらも突き出しているリアゲートとボリューム感あるれる造形が個性的。
とかく似たような造形になりがちなミニバンなどのハッチバック車においては、他に似ていない独自性を築き上げています。
以前、同氏にインタビューさせていただいたことがありますが、大変熱くデザインについて語っておられたことを思い出しました。

全体としてはボリューム感があるシルエット。全幅が1800mmを超えているので車庫や行動範囲の道路事情によってはお薦めしかねるシチュエーションもあり得ますが、全長は4500mm以内におさまっているので手に負えない大きさという程ではないでしょう。

ちなみにこのグラン・セニックは3列シートを備えており乗車定員は7人。バリエーションとしては日本には導入されていませんが"セニック"という仕様もあり、こちらは2列シートの5人乗り。つまり"セニック"のストレッチ仕様が"グラン・セニック"ということです。



エクステリアで是非ご紹介しておきたい装備が「チルト付パノラミック電動ガラスサンルーフ」。
「2.0グラスルーフ」仕様のみの装備ですが、是非お薦めしたい内容です。
いわゆる"ツインサンルーフ"で、フロントシート上のガラスはチルトアップ&電動スライド式。2列目シート上は可動しませんが、室内を明るく開放的な雰囲気に包み込んでくれます。
もちろん前後ともにスライド収納式日除けシェードが備わりますので、日焼けが気になるという女性にも安心。
フロントのルーフは天井のダイヤル式スイッチで開閉&チルト操作を行えますが、ダイヤル式なので好みの開き具合を的確に選べるメリットがあります。

今や日本ではファミリーカーといえばミニバンという時代。
しかし、一方では上級車種を中心としたセダン、そして個性的なコンパクトカー市場についてはヨーロッパ車の健闘が目立っています。
なのに、何故かミニバン市場についてはほぼ日本車の独占状態。

果たしてバカンスの国・フランスからやってきたミニバンは日本の"休日"には馴染まないのでしょうか?
今回はそのあたりを検証してみたいと思います。

プロフィール

各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/7 >>

  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

リンク・クリップ

office North-Star業務雑記帳(FC2) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2011/08/12 00:27:49
 
ADVAN Motorsports 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2011/08/12 00:27:30
 
NINJA TOOLS 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2007/09/17 19:46:48
 

愛車一覧

日産 フーガ 日産 フーガ
三菱ディアマンテ30M-SE、Y50型日産フーガ350XVに続く、三代目の“社用車1号機 ...
フォルクスワーゲン パサート セダン フォルクスワーゲン パサート セダン
マツダRX-8、三菱ランサーエボリューションVII GT-Aに続く、三代目の"社用車2号 ...
日産 フーガ 日産 フーガ
二代目となった"社用車1号機"。 日産フーガ350XV、ボディカラーはダークブルー。 ...
三菱 ランサーエボリューションVII 三菱 ランサーエボリューションVII
マツダRX-8の後継として導入した「社用車2号機」。 三菱ランサーエボリューションVII ...

過去のブログ

ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation