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2012年03月15日 イイね!

速さと引き換えに消えゆくもの

速さと引き換えに消えゆくもの3月と言えば年度末。
日本の企業会計や官庁会計では4月から3月までの1年間をひとつの会計年度としていることが多く、ある意味では12月よりも忙しいという方も多いのではないかと思います。もっとも諸外国は1月から12月までを会計年度としていることがほとんどのため、近年では事業の国際化に伴って会計年度を1月から12月に変更する企業も増えてきています。

そんなこんなで3月というのは年度の締めくくりという位置づけになるわけですが、この時期には何かと変化も多いのが常。3月いっぱいで何かが消え、4月から新たに何かが始まる、というのは日本人にとって毎年の恒例行事みたいなものになっているのではないでしょうか。

そこで、3月で長年の幕を閉じるというニュースをご紹介。

●駅・定点観測 さよなら「きたぐに」「日本海」… 京都駅 往年の名車、一堂に
MSN産経ニュース (産経新聞)  2012年3月3日 18時00分

この特集記事にもあるように、関西と東北をつないでいた夜行寝台特急「日本海」と「きたぐに」は、2012年3月のダイヤ改正をもって廃止されることとなりました。昨今はこうした廃止される最終列車にまつわるニュースが大きく報道される機会も多く、鉄道ファンならずとも話題に触れる機会が増えたように思います。
しかし一方で、特に最終列車については写真撮影などを目当てに多くの鉄道ファンが駅や沿線に押しかけ、場合によってはファン同士や一般客とのトラブルを引き起こすケースも少なくないようです。

さて、鉄道といえば3月を持って廃止されるものとして、もうひとつご紹介したいのが車内販売。

一部列車の車内販売の取止め及び見直しについて (pdfファイル)
JR東海

JR東海は3月17日のダイヤ改正に伴い、東海道新幹線「こだま」の全列車において車内販売を取りやめると発表しています。車内にはソフトドリンクの自動販売機は設置されていますが、弁当や菓子、アルコール類などは乗車前に購入しておく必要が生じることとなりました。
また在来線特急についても、「しなの」「ひだ」「南紀」の一部列車においては、車内販売の営業区間を見直したり、販売そのものを取りやめることになるそうです。

鉄道も高速化が進み、今や飛行機と乗客の争奪戦が各地で展開されています。一方、価格の面では高速バスの需要が高まっており、鉄道には高速化とコストダウンという相反する要求が突きつけられているという現状にあります。
確かに昭和の昔とは異なり、今はコンビニエンスストアなどの小売り店舗が数多くありますし、24時間営業も当たり前のご時世。例え駅構内の売店が閉店してしまうような時間であっても、事前に車内販売が無いとわかっていれば、必要に応じて駅の近くにあるコンビニエンスストアなどに立ち寄るのは何の苦にもならないことでしょう。

今や、日本の鉄道において食堂車を連結しているのは、北海道と本州を結ぶ「北斗星」「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」の3列車のみ。あとは喫茶室的なビュッフェを「ゆふいんの森」が連結していますが、これらはいずれも観光客需要の強いもので、特に夜行寝台3列車の食堂車は豪華さが際立ち、旅の思い出に利用するという雰囲気の強いものです。
逆にビジネスユース客が多い新幹線は高速化が進んだため、車内でゆっくり食堂車を利用するという雰囲気は遥か以前に無くなっていました。それゆえに食堂車もビュッフェも廃止され、鉄道車内で食事をするという行為そのものが一般的ではなくなりつつあるのかもしれません。

そういえばその昔、駅弁には必ずと言って良いほどに、半透明の器に入ったお茶がつきものでした。

●はてな?探偵団|ポリ容器のお茶どこへ?
神戸新聞  2007年9月5日

もう5年も前の記事ですが、缶やペットボトル入りのお茶にすっかり駆逐されたかと思っていた駅弁のお茶も、この頃は細々と生き残っていたようです。
このお茶について私の記憶では、計算されたのか偶然なのかはわかりませんが、列車の窓枠の幅にピッタリと収まるサイズだったと思います。ゆえに具合のよい置き場がなければ、窓枠のところに置いて駅弁を楽しめました。窓枠に独特の容器にはいったお茶、その向こうに流れる車窓風景。
旅情をかきたてる“小道具”でもあったわけですが、果たして今でもどこかの駅では売られているのでしょうか?
 
Posted at 2012/03/19 23:37:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 航空・鉄道・海運 | 日記
2012年02月11日 イイね!

個室のご予約も承ります

個室のご予約も承りますここ数年の私は、飛行機の利用機会がすっかり減ってしまいました。元々は“高速千円”に端を発しているのですが、九州や北海道といった遠方への出張でも長期間の滞在になると経費的に大差がないことから、最近はすっかり東京からの自走往復が当たり前になっています。
振り返ると、昨年は4月にスケジュール上の都合から一度だけ国内線を利用しましたが、それ以来これまで飛行機に搭乗する機会はなく。

しかし近々、久しぶりに飛行機を利用する予定があることから、その準備の為に東京国際空港のウェブサイトを開いてみました。
言うまでもない首都・東京の空の玄関口であり、かつ最近では国際線の乗り入れも増加していることから、再び“国際空港”としての注目度も高まっています。国土交通省のまとめによると、2010(平成22)年度の利用客数は国際線が481万人ほど、国内線はおよそ5,880万人となっており、世界的に見てもベスト5に名を連ねるボリュームを誇っています。

そんな東京国際空港へのアクセスに関して、昨年の夏には次のようなニュースがありました。

●羽田空港駐車場大入り 8月は毎週末満車、値下げ影響?
asahi.com(朝日新聞)  2011年9月10日 15時02分

東京国際空港には国内線ターミナルに4つ、国際線ターミナルに1つの合計5つの駐車場が用意されており、収容台数は合計で約9,600台と公表されています。
これらの駐車場については、以前は料金がとても高額で、特に長期利用では下手をすると航空運賃に匹敵する駐車料金となってしまうことも珍しくなかったため、決して利用率は高くありませんでした。その代わりにバスで空港までの送迎をしてくれる民間駐車場が活況を呈しており、到着便から送迎バスに多くの人が乗り込む風景が日常的に見られたものです。

しかし、2010(平成22)年の10月に新しい国際線ターミナルが開業し、併せてオープンした駐車場は長期利用が見込まれる国際線利用客のニーズに応えるかたちで、それまでの国内線ターミナル駐車場よりも安価な料金を設定しました。そこで、駐車場を運営している空港環境整備協会と日本空港ビルディングは、料金を国際線の駐車場に合わせる形で大幅な引き下げを実施しました。
これにより、立地条件では圧倒的に利便性の高い空港内駐車場の人気が高まり、前述の記事にあるような混雑が頻繁に見られるようになりました。

そこで、別途料金は必要になりますが、予約制度を活用するのもお勧めです。P2、P3、P4については無料の会員登録をすると、ウェブサイト上から駐車場の予約を行うことが出来ます。この利用に際しては駐車料金に加えて500円の予約料金がかかりますが、確実に停められることの安心料として考えれば決して高くはないような気もします。
その上で予約枠はターミナルビルとの連絡通路がある4階と、そのワンフロア上となる5階に設けられていますので、この点でも利便性の高いスペースを使えるというメリットがあります。

さらに面白いのはP4に用意されている“個室”の存在。
P4も他の駐車場と同様に自走式の立体駐車場ですが、なんとその建屋の中にシャッター付きの個室ガレージが用意されているのです。駐車スペースは余裕がとられており、一般スペースと比べて横方向の広さは実に2倍。1台分ずつが壁で仕切られた完全個室スペースとなっているので、事故防止やプライバシー保護といった観点から文句無しのサービス。
これだけの施設ですから料金も相応の設定となり、駐車料金は一般スペースの2倍。さらに予約料金も一般スペースが500円であるのに対して、個室は2,000円となっています。

ただ、東京という土地柄を考えてみても、一定の需要は必ずありそうな感じの“個室”。私自身、東京国際空港の駐車場で、駐車中の車に悪戯をされた経験もありますので、こうしたサービスの設定も使う使わないは別にして用意されていることそのものが嬉しく感じるところです。
 
Posted at 2012/02/15 00:05:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 航空・鉄道・海運 | 日記
2012年02月08日 イイね!

マイルの使い方

マイルの使い方今や何かを購入する際にポイントが付与されるビジネスモデルはすっかり定着した感がありますが、その代表的なものと言えば航空会社が提供しているマイレージサービスではないでしょうか。アメリカで1980年代に生まれたと言われるマイレージサービス、日本でも1990年代の後半になって大手航空会社が相次いで導入したことからすっかり一般的になりました。

基本的には自社もしくは提携会社への搭乗実績に応じてマイルを付与し、搭乗頻度の多い上級顧客により上質なサービスを提供して囲い込みを図ろうというのが、このマーケティング手法の目的です。ただ、近年では搭乗実績のほかに、提携クレジットカードや店舗の利用でもマイルを付与することで、無料航空券などの特典獲得を目指す新規の顧客開拓と囲い込みという目的も強くなってきているようです。

国内の航空会社、中でもANA(全日本空輸)JAL(日本航空)の大手二社が提供しているマイレージプログラム。基本的な概要は両者の間で大きな相違点は見当たりませんが、よくよく詳細を見ていくと違いが見つけられる点もいくつか存在しています。

その違いのひとつとして挙げられていたのが、溜まったマイルの利用方法。
無料の特典航空券やアップグレードサービスとの交換は両者共通ですが、旅行商品の購入については両者で明確な違いがありました。具体的にはJAL(日本航空)の場合はクーポンへの交換を経て「JAL e トラベルプラザ」や「JALプラザ」を通じてツアー商品の購入に充てることが出来ました。しかしANA(全日本空輸)ではクーポンへの交換までは同様に出来たものの、そのクーポンは航空券の購入のみに使い道が限定されていたのです。

ところが、ここに来てANA(全日本空輸)はマイレージプログラムの制度変更を発表しました。

●~ANAマイレージクラブ~ 2012年4月からの新サービス導入・制度変更のご案内
ANA(全日本空輸)

4月1日からeクーポンの適用範囲が拡大され、ANAセールス株式会社が販売するANAスカイホリデーやANAハローツアーなどの購入にも利用することが可能になるそうです。これは溜まったマイルの使い道について、単純に選択肢が増える結果になりますから、歓迎すべき変更ではないかと思います。

私の場合は、ここ数年はすっかり飛行機はANA(全日本空輸)を使うようになりました。合わせて提携カードについても利用の中心としていますので、飛行機に搭乗する機会はとても少なくなっているものの、それなりにマイルも溜まる“陸マイラー”と化しています。

もっとも、航空会社のマイレージをはじめとしたポイント・マーケティングがここまで普及すると、こんな議論も活発になってくるようで……。

●マイレージサービスに代表されるポイント制に係る税務上の取扱い
国税庁

その昔は、あくまでもマイレージやポイントサービスは「おまけ」という見解だった国税庁も、ここまで普及・発展すると「疑似通貨」という意味合いが強まってきているために、とらえ方が変わってきているようです。
確かに、ANA(全日本空輸)で言えば交換レートの変更はあったものの、今でも溜まったマイルを直接、電子マネーに交換することが可能なのですから、現行法などが想定していない事態になりつつあるのかもしれません。
 
Posted at 2012/02/11 22:19:52 | コメント(1) | トラックバック(0) | 航空・鉄道・海運 | 日記
2012年01月30日 イイね!

JR貨物・オリジナルグッズあれこれ

JR貨物・オリジナルグッズあれこれ昨年末以降やや鎮静化していた通信販売でのコレクション購入ですが、1月も後半に入って昨年のうちに予約しておいたアイテムや、新たに注文したものが次々と宅配便で届けられるようになってきました。
そこで、数回にわけて新たにコレクションに加わったものを紹介していきたいと思います。

今回まず掲載するのは、写真のバスタオルです。これはJR貨物(日本貨物鉄道株式会社)の東北事業開発支店から販売されているもので、83cm×150cmという大きなサイズのもの。そこには現役で活躍する機関車5種が描かれています。

上から順に見ていくと、まず「DF200形式電気式ディーゼル機関車」。旧・国鉄が分割民営化され、JR貨物が発足した後の1992(平成4)年に登場した電気式ディーゼル機関車で、その全車が北海道登別市にある鷲別機関区に所属しています。次に「EF210形式直流電気機関車」は、1996(平成8)に登場。こちらは製作された車両の大半が岡山機関区に配されており、主に関東と関西・中国地方を結んでいます。
真ん中に描かれた赤い車体は「EF510形式交直流電気機関車」で、21世紀に入ってからの2002(平成14)年にデビュー。EF210形式を基にして開発された交流・直流両用の電気機関車で、途中で交・直流が切り替わる箇所のある日本海縦貫線などに投入されています。また、JR東日本が導入した同形式は専用の塗色をまとって、寝台特急「北斗星」や「カシオペア」の牽引にも従事しています。

さて、下段に移ってここからは2車体が連結されてひとつになっている8軸駆動車両です。
まず青色のボディは「EH200形式直流電気機関車」。全機が群馬県の高崎機関区に配備されており、中央本線や上越線などの貨物列車牽引を担っています。中央本線と言えば山岳区間も多く、勾配などの難所対策が必須。ゆえに8軸を採用して粘着性能や牽引力を向上させています。
最後に金太郎のイラストも可愛らしいのが「EH500形式交直流電気機関車」。デビューは1997(平成9)年、国鉄時代のEH10以来となる8軸車両で注目を集めた機種です。元々は北海道と本州を結ぶ高速長距離貨物列車を牽引してきましたが、近年になって九州にも活躍の場を拡げています。

これらが描かれた大きなバスタオルは日本製で、本来の機能や造りもしっかりしたもの。サイズが大きいので大柄な大人でも不足はないでしょうし、子どもの仮眠用ブランケット代わりにもなりそうなアイテムです。


そして、もうひとつ購入したのは、同じくJR貨物(日本貨物鉄道株式会社)の関東事業開発支店がリリースしているHello Kittyストラップ。3種類がリリースされているので、その全種類を購入してみました。

写真の3種類、左からご紹介すると、バスタオルの項でも触れた「EF210形式直流電気機関車」。モチーフとなったのは岡山機関区に配属された2008年導入の2次車であるEF210-151、貨物コンテナ輸送50周年を記念した「たから号」のヘッドマークをつけた姿が再現されています。この「たから号」は同年11月8日に運行されたもので、その役務に就いたのが151号車。「たから号」とは1959(昭和34)年に運行を開始した、東京の汐留と大阪の梅田を結ぶコンテナ専用貨物列車であり、その復刻版としての運行だったのです。

次に凸型の車体が特徴的な「DD51形式ディーゼル機関車」。1962(昭和37)年から1978(昭和53)年にかけて649両が生産され、全国各地の幹線や亜幹線で活躍を見せてきているディーゼル機関車の代表格です。貨物列車の牽引はもちろん、非電化路線の多い北海道などの地方では特急や客車の牽引にも重宝され、私個人にとっても馴染み深い車両です。モチーフとなった757号機は寒冷地仕様で仕立てられ、新潟機関区に所属して上越地方を中心に活躍。近年になって吹田機関区に配置転換を受けて城東貨物線に従事していましたが、東日本大震災の発生に伴い再び新潟に戻されて復旧の手助けなどにあたっていました。

最後は「EF65形式電気機関車」。往年のブルートレイン全盛時には牽引機の主役として高い人気を誇り、鉄道ファンの子どもたちに最も知られる電気機関車だったのではないかと思います。デビューは1965(昭和40)年、実は元々は貨物列車用として計画された車両でした。それが高速走行性能の高さが注目されてブルートレインの牽引にもあたった訳ですが、後年になってEF65の後輩にあたる高速貨物列車専用牽引機であるEF66形式電気機関車がブルートレイン牽引の任を受け継ぐことになったのも面白い話です。
ストラップのモチーフとされた5353号機は既に一線を退いており、現在は高崎機関区に留置されているとのこと。熱心なファンの間では保存会も発足、鉄道博物館での保存・展示を訴えています。


今回ご紹介したバスタオルとストラップについては、JR貨物(日本貨物鉄道株式会社)のウェブサイト上から通信販売の申し込みが可能。それぞれ品切れも近そうな雰囲気なので、鉄道ファンの諸氏はお早めにお求めください!
 
Posted at 2012/02/02 10:25:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 航空・鉄道・海運 | 日記
2012年01月24日 イイね!

どうしても挫けてしまう……

どうしても挫けてしまう……仕事で一緒になる機会も多いカメラマンの友人と電話していたときのこと。子どものころから筋金入りの“鉄ちゃん”である彼との会話は自然と鉄道関連の話題になったのですが、その中で3月17日のダイヤ改正で廃止されることが決まっている「日本海」の写真撮影について盛り上がりました。
日本海」は大阪と青森を結ぶ寝台特急で、1968(昭和43)年に登場。その名の通り日本海に沿って往復してきましたが、寝台特急に対する需要の減少には勝てずに、この春に廃止されることが決定しています。

ゆえに、廃止前に最後の勇姿をカメラにおさめておきたいと思うのは、鉄道ファンであれば当然の想い。
近年は廃止直前の列車を撮影するために、マナーやルールを無視して社会問題化している“葬式鉄”と呼ばれる輩も現れるようになりましたが、こうした連中の勝手な振る舞いが自らの趣味の世界について自分自身で首を絞めることになっているのが、どうして理解出来ないのかは甚だ疑問です。

閑話休題。

カメラマンの友人は廃止前に撮影のために東北を訪れることを決めているようで、私としてもその“撮影紀行”には興味を持つところです。それこそ青森あたりで合流させてもらうことも考えてみたのですが、クルマは友人のものがあるから良いとして、青森までどのように移動するかもシミュレートしてみました。

手段として思いついたのは航空機と新幹線。もちろん高速バスという選択肢もありますが、さすがに青森まで700km以上をバスで旅するというのは、安さの魅力は理解した上でもちょっと遠慮したいのが本音です。
そして、ちょっと気になるのは新幹線の方です。昨年、青森までの開業を果たした東北新幹線ですが、中でも「はやぶさ」や一部の「はやて」「やまびこ」に投入されている最新のE5系列車、さらにその中でも充実したサービスが提供される上級の「グランクラス」には、とても興味を惹かれるところです。

グランクラス」は一列車にわずか18席が用意される上級クラス。新青森方の先頭車に配され、他の客室とは隔離された静かで上質な空間には、RECARO製のゆったりとした多機能シートが備えられています。
従来のグリーン車よりも空間的な余裕は圧倒的に大きく、さらに専任キャビンアテンダントが乗車しており、フリードリンクやミールサービスも供されます。
要するに航空機に例えれば、一般席=エコノミークラス、グリーン車=ビジネスクラス、そしてこのグランクラスについてはファーストクラスという位置づけになると言えます。

気になる料金は東京~新青森のJAL(日本航空)で見ると、指定席利用の場合は16,670円、グリーン席利用の場合は21,360円ですが、グランクラス利用の場合の加算額は26,369円となり、一般指定席利用よりも約1万円のアップとなります。
対して航空機と比較してみると、東京(羽田)から青森空港までの普通運賃は30,100円。しかし、近年は普通運賃で航空機を利用するという機会も少なく、何らかの割引運賃を用いるのが一般的です。そこで割引運賃を見ていくと、往復割引で26,900円、搭乗の前日まで予約可能な特便割引1は18,000円~22,100円、搭乗28日前までの予約となる先得割引タイプAが16,000円、搭乗45日前までの予約となる先得割引タイプBなら15,000円。そして最安となるスーパー先得になると、14,000円という運賃設定になっています。

料金的には早い段階で予定が決まっているのなら航空機が有利ですが、やはり旅の移動そのものを楽しむことも目的としているのであれば、充実したサービスを誇る東北新幹線の「グランクラス」がとても魅力的に映ります。
しかし、残念なのは新幹線に限った話ではありませんが、とにかくJRのウェブサイトが各航空会社のものに比べて使いにくいこと。運賃や時刻表ひとつ調べるのも、航空会社のサイトよりも手間がかかりますし、操作性や表示内容もわかりにくい。さらに予約や決済も航空会社のほうが圧倒的に利便性が高いという印象を拭えません。

これが私自身がなかなか鉄道を利用しない最大の理由。
いまやビジネスの出張に限らず、旅の手配はホテルやレンタカーなども含めてインターネットで全てを行うのが一般的になってきています。しかし、どうにも鉄道会社、特にJRは“一見さんお断り”という感じも強く、結果的には予約を入れる前の段階で挫けてしまうことが多いのです。
 
Posted at 2012/01/28 02:30:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 航空・鉄道・海運 | 日記

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各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
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