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【2007年8月18日　15時40分】
■富山県富山市荒町・ダイワロイネットホテル富山


富山駅前から再び富山軌道線に乗って荒町まで移動、ホテルへと帰ってきました。

既に16時近いこともあり、フロントではチェックイン手続きをしている人も多数。

そんな中で部屋に戻って当方はチェックアウトのための荷造り。結果的に24時間ステイプランを選んだのは正解だったといえるでしょう。

ところで部屋の窓から見える景色の中で、一際目立っているのが写真のタワー。
これは富山市役所だそうで、展望塔と呼ばれるタワー最上部の高さは地上70m。雄大な立山連峰や、富山城、日本海(富山湾)など360度の大パノラマを楽しめるとのことです。

しかも入場可能な時間帯は4月から10月の場合、平日は9時から21時、土・日・祝日は10時から21時。そうです、夜景のパノラマも楽しむことが出来るのです(11月から翌年3月は全日18時まで)。
そして市役所の一部ということで入場は無料。駐車場も用意されており、1時間以内は320円。
さらになんと12月24日＆25日は21時まで、1月1日は6時から9時まで特別開放も行っているそうで、"お役所"としては柔軟な対応をされているようです。

と、ここまで紹介しておきながら今回は訪れるには至らず。

次の予定まで時間がなく、お腹も減ったので美味しいと評判の「きときと寿司」で遅めの昼食を摂ることを優先したのでした。
「きときと寿司」は今年2月に初めて体験して好印象だったのでこちらを優先したのですが･･･、富山市内の店は夏休み最後の週末ということもあってか品切れや入荷の無いネタが多数。しかも店員は愛想が悪いし･･･。

今回の遠出における最大の失敗は「きときと寿司」を優先して「富山市役所」を訪問しなかったことでしょうか･･･。


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【2007年8月18日　15時20分】
■富山県富山市牛島町・富山市芸術文化ホール


岩瀬浜から約25分の乗車で、再び富山駅北に降り立ちました。
この停留所の目の前に建っている大きな建物が「富山市芸術文化ホール(AUBADE HALL)」。
最大客席数2200席で三面半の可動舞台を有する施設では、コンサートや歌舞伎、演劇など様々な催し物が開催されています。

この建物の1階には「公共交通まちづくりインフォメーションセンター」があるので、覗いてみることに。

そこにはポートラムの模型や、鉄路の歴史、路面電車化に至った経緯などを説明するパネル類が展示されています。

その中でも、都市整備と交通インフラ整備を包括的に考えて取り組んでいることを説明しているパネルが大変興味深いものでした。

高齢化社会が進行していくなか、地方都市においては自動車依存型社会からの脱却についても真剣な取り組みが必要になってくると思います。
また、市街地中心部の空洞化という問題を抱えている街は少なくありませんが、まちづくりにおいて交通インフラをきちんと考慮して整えていくことは非常に重要であることを改めて考えさせられました。


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【2007年8月18日　14時20分】
■富山県富山市岩瀬天神町・富山ライトレール 岩瀬浜


青いストライプの入った富山ライトレールTLR6000(愛称：ポートラム)で約25分、到着したのは終点の「岩瀬浜」。

神通川の河口にあたるこの地域、駅から少し歩いたところには海水浴場もあり、好天に恵まれたこの日は海に遊びに行く地元の方と思われる乗客も多数。

またひとつ手前の「競輪場前」は富山競輪場の真ん前にある駅、ここを目的地としてた男性客も多く、土曜の日中としては思っていた以上の混雑ぶりでした。

さて岩瀬浜ですが、駅前にはロータリーがあり綺麗に整備されています。
ここから先は「フィーダーバス」と呼ばれる路線バスが接続しており、交通体系としてとても良く出来ているように思われます。
ちなみに富山ライトレールも先の富山軌道線と同様に全線均一料金で大人200円、子供は100円。
こちらはタッチ式のチャージ式プリペイドカードも発売しており、車内での現金チャージも出来る最新のシステムを備えています。

岩瀬浜に降り立ちましたが、電車に乗ることそのものが目的ゆえに特にすることも見当たらず。
かといって折り返し車両に乗るのも面白くないので、近くに見えたコンビニエンスストアまで歩き、缶コーヒーで一服。
そうこうしているうちに、今度は紫色のストライプが入った次の電車がやってきたので、こちらに乗車。

そうそう、岩瀬浜の駅は終点ゆえに車止めがありますが、その手前部分は舗装された敷地があり、レールの周囲までも舗装されています。
「何だろう？」と思ったのですが、ここは除雪車両の転回場所。富山ライトレールでは線路と道路の両方を走ることが出来る除雪車両を有しているのです。


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【2007年8月18日　13時42分】
■富山県富山市牛島町・富山ライトレール 富山駅北


富山軌道線で到着したのは富山駅の南口。ここから地下道を抜けて駅の北口へと徒歩で移動。

そこにあるのが「PORTRAM(ポートラム)」の愛称を持つ富山ライトレールの富山駅北駅。

その歴史を紐解くと、元々は民間が立ち上げ、戦後は国鉄～JRの富山港線だったもの。
乗降客数の減少という全国的に地方の鉄道が抱える問題に直面しましたが、これを解決するために路面電車化する計画が浮上。2004年に第三セクターの富山ライトレールが発足、2006年4月29日に「ポートラム」という愛称の車両による運行がスタートしました。

開業から1年を経た状況などを見るために、この富山ライトレールに乗車ることは今回の能登・北陸路における最大の目的。

ということで富山駅北から岩瀬浜までの全線、約30分になる路面電車の旅に出てみました。


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【2007年8月18日　13時23分】
■富山県富山市荒町・富山軌道線 荒町停留所


ホテルを出て目の前にあるのが荒町交差点。
ここの信号を渡る途中、道路の中央部には"駅"があります。

富山地方鉄道は地元で「地鉄(ちてつ)」という呼び名で親しまれている民営鉄道。
この会社が運営する富山軌道線の「荒町停留所」があります。

富山軌道線は市内を走る路面電車。
元々は民間会社が開設、その後は運営に富山市があたり、1943年から富山地方鉄道に移管されています。

現在は6.4kmの営業距離で一部を除いて複線。南富山駅前から市内有数の繁華街に近い西町や荒町、そして富山駅前を経て大学前(富山大学)までを走っています。

運賃は全線均一で大人200円、子供は100円。トラムカードというプリペイド式のカードも用意されているようです。


荒町停留所に着くと、タイミング良く富山駅前行の車両がやってきました。
この路線では新旧2種類の車両が運行されていますが、やってきたのは古い方で昭和32年から40年にかけて製造された「デ7000形」。"一つ目小僧"チックな顔つきがユーモラスです。

乗ってみると、そこは昭和の香りが満載。
運転台はとてもシンプル、車内も冷房完備ではありますが、全体的に時間は昭和のまま止まっているような感じです。

富山駅前までは4駅、10分ほどで到着。
ちなみに乗車車両の運転士さんは女性の方でした。


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