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【2008年8月13日　3時30分／東京都町田市原町田】

国道17号は関越自動車道と並行して走っています。

「まぁ、そのうち高速に乗りましょう」なんて思いで淡々と国道を走行、"米どころ"として全国にその名を知られる「魚沼市」や「南魚沼市」を通過して、山間部へと進んでいきます。

「湯沢町」はウィンターリゾートのイメージが強いですが、夏も観光・避暑地として人気のようで、夜遅い時間にも関わらず近隣ホテルへの宿泊客や別荘の住人でしょうか、コンビニエンスストアは意外なまでの盛況ぶり。

「湯沢町」の中心部をすぎると国道17号は峠区間に入り、火打峠を超えた先が苗場地区。こちらもリゾート地として有名ですが、この地区にはコンビニエンスストアは無いようで、静かな夜という趣でした。

この先はいよいよ県境の三国峠。高速道路を利用していれば関越トンネルで貫いてしまう山々を実感しながらの走行ですが、思っていた以上に乗用車はもちろん大型トラックの通行量も多めです。
道はところどころ幅の狭い箇所もありますが、少なくとも夏の現在は"難所"というほどではありません。
ただし見通しの悪いワインディングが続きますので、こうした道に不慣れな方は素直に関越自動車道を利用したほうが良いでしょう。事実、私が通過した際にもレンタカーや初心者マークをつけた車が、険しい峠道走行と次々に迫り来る大型トラックに困惑した様子で走っていましたが、見ているこちらが不安になってくる状況でした。

0時30分に県境を超えて群馬県に入り、ようやく関東に突入。
国道17号に沿う「猿ヶ京温泉」や、脇道を奥に入った先にある秘湯「法師温泉」の存在が少々気になりつつも、なにしろ時刻は深夜ゆえに先を急ぎます。

そして2時頃に前橋市の前橋ICから関越自動車道に入り、そのまま圏央道、中央自動車道を経由して東京都・町田市に帰着。

新潟から町田までの最終スティントは399kmを走行してハイオクガソリン33.9Literを消費、燃費は11.77km/Liter。峠越えもありましたが、バイパス路でのクルージングや峠道でも効率的な運転を心がけた効果があったようです。

今回のトータルでは2,351kmを走行(燃料給油距離ベース)、212.25Literを消費。総燃費は11.08km/Liter、一般道走行が距離の半分近いわりにはなかなか良好な数値であったかと思います。
　
　
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【2008年8月12日　22時30分／新潟県長岡市高畑町】

「秋葉温泉 花水」を出発して、クルマは国道460号を経由して国道8号へ。
三条市、見附市を通過して長岡市へと入り、ここで遠く京都市へと向かう国道8号に別れを告げて、ここまでの重複区間から単独区間に変わる国道17号を走ります。

新潟県と言えば昭和を代表する大物政治家を生んだ地、それゆえか道は広く走りやすいコンディションが続きます。

しかし。
そんな快適なナイトドライブでしたが、そこに現れた地元ナンバーをつけた一台の青いスポーツセダン。
片側2車線のバイパス路はそこそこの交通量、大型トラックも混じって淡々とした流れ。そこに青白いHIDライト灯を点灯したスポーツセダン、私が"ルームミラー"に確認した姿は車線を右に左に変えて先行車を抜きさって接近してくる姿。

そのまま車影は"左のドアミラー"に移ると、私の後続車を含めて数台を"左車線"からパス、右車線に移ると赤信号の前方交差点に停まっている車を見つけたのか交差点手前で左車線に急な車線変更。この時左車線にいたのは中型トラック、走行状態から察するに積載状態、減速中に前に割り込まれる格好になり急ブレーキ。

信号が変わるとダッシュをかけたスポーツセダンは左車線が詰まっていると見るや右車線に移動、先行するミニバンに対して車体を左右に動かしての"煽り"状態。
僅かな隙間に無理やりねじこんで左車線からミニバンをかわすと、前方の先行車が無い状態になり、社外品のマフラーから爆音をたてて推定160km/h程度で走り去っていきました。

ま、夏休みの夜、全国どこにでもお馬鹿さんはいるもんだ、という話ではあるのですが･･･。
問題はこのクルマ、世界的に有名なラリーマシンの"レプリカ"をまとっていたのです。
熱心なラリーファンに多い、愛車をラリーマシンルックに仕上げている一台だったのですが、一般公道でただでさえ目立つ競技車ルックのクルマでこんな走り方をするとは･･･。

ラリーファン、モータースポーツファンの風上にも置けない大馬鹿者としか言いようがありません。

こうしたクルマが公道で暴走しているのを見た一般の方はどう思うことでしょう。
まして後日、何かのきっかけでホンモノのラリー車、しかもレプリカの元となっている競技車を見たとしたら。

自分自身の行動を多くの人に注目されるということに思いが及ばないような輩は、決して競技車両のレプリカなどするべきではありません。


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【2008年8月12日　19時40分／新潟県新潟市秋葉区草水町】

2008年夏の東北紀行、ついつい日本海沿岸を南下する"寄り道"でたどりついたのが新潟市。

ここまで来たら折角ですから、私が「みんカラ」を始めた当初に登録した「おすすめスポット」に立ち寄っていくことにしました。

「秋葉温泉 花水(かすい)」。

私が前回初めて訪れたのは2006年の7月、以来2年ぶり2回目の訪問となります。

場所はJR東日本・磐越西線「東新津駅」の真ん前。
ローカル線の風情漂う駅の前には、まるでおしゃれな結婚式場かと思われる建物がありますが、これが「秋葉温泉 花水(かすい)」です。

温泉、リラクゼーション、レストランなど充実した施設は基本利用料金が大人950円で貸タオル付。地元の方はもちろんですが、旅の途中でも手ぶらで気軽に立ち寄ることが出来ます。

温泉はナトリウム泉ですが、2年前とは変化がありました。なんというかお湯が身体にまとわりつく感じが強くなり、塩気が強くなったようが気がしたのです。
お風呂から上がって脱衣所の壁にかかっている案内書きを見ると、なんと温泉成分が1.7倍にも増え、お湯の湧出量も増えているとのこと。
近年、新潟では大きな地震が続けてありましたが、これら地震の前後で泉質に変化が生じたようです。

ということで"濃い目の温泉"を堪能したあとは、建物内のレストランで夕食。

食事を終えて時刻は既に21時すぎ、東京に向けてのナイトランがスタートです。
　
　
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【2008年8月12日　19時00分／新潟県新潟市東区松崎】

新潟空港のロケハンも終わって、一息つくことに。
なにしろ能代市を朝出てからというもの、一般道オンリーで走り続けてここ新潟市までやって来ているので、ガソリンも少々減り気味です。

携帯電話でガソリンスタンド検索を行い、市内のセルフ式スタンドにて給油。今回の東北紀行では出発以来3回目の給油となります。

今回は青森市での給油から津軽半島を一周して、その後は日本海に沿って一般道のみで新潟市を走って、その距離は626km。

対して給油されたハイオクガソリンは59.20Liter、計算すると燃費は10.57km/Literとなりました。
　
　
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【2008年8月12日　18時30分／新潟県新潟市東区松浜町】

国道7号を再び走り、16時すぎには新潟県入り。
村上市の勝木交差点で右折して海岸沿いを走る国道345号へ。

日本百景のひとつにも選ばれている景勝地「笹川流れ」については「道の駅 笹川流れ」からや「笹川流れ観光汽船」を利用して眺めるのが良いようです。

そしてこの道沿いには、それこそ数えきれないくらいにたくさんの海水浴場や水遊びスポットがあり、気温30度を超える快晴となったこの日は、どこも大賑わい。

それぞれの海水浴場には、1日500円から1,000円ほどの料金設定がされた駐車場がありますが、どこも車でいっぱい。見れば県内ナンバーの車両が大半のようで、地元の方々に愛されている海水浴場がほとんどということなのでしょう。

さらに駐車場から溢れたのか、はたまた駐車料金をケチっているのかは定かではありませんが、路肩にも多くの車が停まっています。
そして道路を横断する海水浴客も多数。もちろん小さな子供も多いことから、走行には注意が必要です。

国道357号の次は国道113号、そのまま海岸に近いルートを走って新潟市に到着するころには、空が真っ赤に染まっています。

そして向かったのは「新潟空港」。
この空港はロシアとの定期便があり、ダリアビア航空がツポレフ214でハバロフスクと、またツポレフ204でウラジオストクとの間に航路を開設しています。
このほかにも中国のハルビンや上海、韓国のソウル、さらにはグアムといった各地との国際線が就航している活気ある空港です。

しかし残念ながら特に注目していたダリアビア航空は曜日運航のため今日はお休み。ツポレフ機の撮影はまたの機会にお預けです。
ということで撮影よりはロケハン的な感じで訪れた「新潟空港」。保安強化策によって良好な撮影ポイントが多く失われていたのは少々残念でした。

そんな中、取り敢えずの感覚でCanon・PowerShot S5 ISで撮影したのが掲載した写真。

真っ赤な夕陽を背に、大阪国際空港(伊丹空港)からの日本エアコミューター(JAC)2249便が到着。機材はボンバルディアQ400。

「新潟空港」といえば、長年に渡って佐渡島との間を結んでいた旭伸航空が今年9月いっぱいでの路線廃止を既に発表しています。

地図でもわかるように「新潟空港」は滑走路が2本あり、クロスして配置されています。
定期便は2,500mのB滑走路から離発着しますが、唯一旭伸航空の佐渡線は1,300mほどのA滑走路を利用します。

ちなみに佐渡島は2004年に発生した中越地震の影響などから観光客の落ち込みが激しく、ピークだった1991年の121万人に対し、2005年にはほぼ半分の65万人となっています。
島では小型軽量機しか離着陸できない890mという佐渡空港の短い滑走路を延長するように国などに働きかける運動もあるようですが、今回の旭伸航空の路線廃止によって厳しい状況になりそうです。
　
　
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