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　【2009年7月15日 9時50分／北海道稚内市開運】

稚内駅前を通りすぎ、次にやってきたのは「稚内港北防波堤ドーム」。
2001年には北海道遺産の指定も受けたこの施設は、1936年に完成した巨大な防波堤。

当時、稚内港は樺太とを結んでいた鉄道連絡船が発着しており、稚内駅から連絡船の桟橋までの間を移動する乗降客を高潮や風雨から守ってくれた防波堤です。

写真の通り、古代ギリシア風の荘厳な柱が居並ぶ様は圧巻の一言。
半アーチ形状は防波堤としては世界的にも珍しく、424mという長さも相まって、稚内のシンボルとして存在感を見せています。

稚内には何度か足を運んでいますが、実はこの防波堤ドームを間近に見たのは今回が初めて。
いわゆる"公共事業"で作られたものですが、素晴らしいセンスと機能美でまとめあげられているという印象です。

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　【2009年7月15日 9時45分／北海道稚内市中央】

車の自走で到達出来る、本土の四隅を全て制覇するというミッションは無事に達成されました。

一安心(？)したところで、車を稚内市の中心部へと走らせます。

日本最北の町ということで、思いついたのはこの町にある駅のこと。
JR北海道・宗谷本線の終着駅である「稚内駅」は、北緯45度24分44秒に位置している日本最北の鉄道駅です。

ということで、これまた昨日の東根室駅に続いて、日本最北の駅を記念撮影。
ちょうど駅前の交差点で信号待ちとなったので、このタイミングを逃さずに車内からシャッターを切ったのでした。

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　【2009年7月15日 9時00分／北海道稚内市宗谷岬】

「道の駅 さるふつ公園」で目覚めて、次なる目的地に向かいます。

そう、ここまで来ればお分かりでしょう、次の目的地は日本最北端の地「宗谷岬」です。

残念ながら昨日訪れた納沙布岬のように青空とはいかず、発達した低気圧の影響で全道的に天気は荒れ模様。
最北の地ということで荒れた天気の影響をまともに受けてしまい、宗谷岬は風雨ともに強く横殴りの雨が降っているような状況でした。

しかし、折角ここまで来たのですから、雨が若干勢いを弱めた頃合いを見計らって、社用車1号機(日産フーガ 350XV)の記念撮影。きちんとバックには「日本最北端の地の碑」、そして「間宮林蔵像」をフレームに入れてみました。
もっとも激しい雨と風の中で撮影したので、車の置き方などは適当ですが･･･。

これで、2007年12月31日に訪問した本土最南端の鹿児島県・佐多岬、2008年1月2日に訪問した本土最西端の長崎県・神崎鼻、そして昨日2009年7月14日に到達した本土最東端の北海道・納沙布岬に続いて、本土最北端の北海道・宗谷岬を制覇。

既にこれら全ての訪問経験は持っていましたが、今回ようやく4ヶ所全てを社用車1号機(日産フーガ 350XV)を巡り終えた結果となりました。

日本には今年4月末の時点で78,861,082台の自動車が保有されているそうですが、なかなか"本土の四隅"を訪れた車というのも珍しいのではないかと思います。

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　【2009年7月15日 8時00分／北海道猿払村浜鬼志別】

昨日付のエントリでは、網走市の「北浜駅」を訪れたところまで書きました。

その後どうしたかというと、まずは網走市内のセルフガソリンスタンドで燃料を補給。車と同様にドライバーもお腹が空いていたので、軽く食事休憩。

そして･･･。

選んだルートは国道238号。そう、オホーツク海に沿って、網走市から稚内市へと至る、北海道で現在全面開通している国道の中で最長の319.7kmというコースです。

このルートは今回とは逆に南下する方向で全線を走った経験はありますが、今回は北上ルート。

ただし既に夜になっていたため、写真は全く撮影出来ていません。
それもそのはず、沿線にはいくつかの町はありますが、ルートのほとんどは僅かな街灯と月明かりしか無いような感じ。交通量も少なく、かえってこの静寂なドライブコースは淡々と走りながら色々な考え事をしたり、アイディアを練ったりするのに最適かもしれません。

そんなこんなで体調も良かったことから、一気に稚内市の隣の猿払村までを走破。
時刻は既に丑三つ時と言われる頃合いでしたが、昨日朝に帯広を出発してから、納沙布岬、知床横断道路を経て、稚内の一歩手前までの大移動。
恐らく、北海道に自分が住んでいても「なんと無謀な！」と思えるロングツーリングでした。

深夜に到着したのは「道の駅 さるふつ公園」。
ここに車を停めてひと眠り。

そして午前8時。フロントガラスに叩きつける雨音で目覚めたのでした。

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　【2009年7月14日 20時10分／北海道網走市北浜】

知床の絶景を堪能して峠を下り、斜里町の中心部を過ぎたころには日もすっかり暮れてしまいました。

国道335号から知床峠で国道334号にリレー、さらに国道244号と走って車は網走方面へ。

途中、携帯電話で網走市内のセルフガソリンスタンドを検索して給油予定を決めると、沿道にあるスポットへの立ち寄りを思いつきました。

その場所とは、JR北海道・釧網本線の「北浜駅」。
古めかしい駅舎を持つ小さな駅ですが、ここは"海に最も近い駅"として鉄道ファンのみならず人気のスポット。ドラマや映画のロケーションでも舞台として何度も選ばれており、駅舎の内壁は訪れた観光客が記念に貼った名刺や切符が所狭しと埋めつくしています。

実際に訪れてみると、既に辺りは暗かったものの潮騒が耳に届きます。国道に面した駅舎、その裏にはホームと線路。そしてその先には月明かりに照らされた海、というロケーション。

取り敢えず三脚を立てて記念撮影していると･･･。
ラッキーなことに、普通列車が入線してきました。キハ40系は全国各地のローカル線で活躍している気動車ですが、こうしたシチュエーションにはとても似合います。

なにしろ本数が少ない線区ゆえ、まさか列車がいる状態で写真撮影を出来るとは思っていなかったのでラッキーでした。
　
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