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2006年12月16日 イイね!

OPTION2 お遊び3時間耐久

OPTION2 お遊び3時間耐久車の窓ガラスをたたく音で目覚めたのは、仮眠突入から約2時間半ほど経過したころ。
ここは兵庫県・セントラルサーキット
午前5時はまだまだ夜明け前、ようやくゲートオープンの時間がやってきました。
 
今日は「OPTION2 お遊び3時間耐久」という草レースの取材 兼 状況視察 兼 接待旅行(?)。
なんでもアリ状態の草レースですが、ターボエンジン車とN/Aエンジン車ではピットストップ回数に差を設けるなどして、誰でも楽しめるようにと工夫された内容です。
 
参加台数は60台にのぼり、予選落ち車両を対象とした90分のコンソレーション耐久レースも行なわれました。
本戦に勝ち残った45台は3時間耐久レースに挑みます。
 
規則の要点としてはターボ車は3回、N/A車は2回のピットストップ義務。これらでは5分間停止しなければならず、一回につき20リットルまで携行缶での燃料給油を行なえます。レース車両など安全燃料タンク装着車はストップ回数が一回増やされます。
タイヤはサイズ規定なし、ただし通常のラジアルタイヤのみとされており、俗に言う「Sタイヤ」は使用出来ません。

決勝進出車両には派手なチューニングカーあり、手作りN/Aコンパクトハッチあり、スーパー耐久車両ありと盛りだくさん。
関西方面のショップさんも多数参戦していました。
 
 
このような草耐久レースは全国的に盛り上がりを見せており、今やJAF(日本自動車連盟)公認サーキットでも盛んに開催されるようになっています。
JAF競技ライセンスを必要としない手軽さや、市場ニーズに常に適合した改造範囲の認可、耐久という"お祭り"要素と割り勘にすると安く済む経費などが人気の理由でしょうか。
 
JAFの公認があろうとなかろうと、草の根のモータースポーツが盛り上がるのはとても歓迎すべきことです。
こうして気軽に参加できるモータースポーツが盛り上がっていけば、必然的にそこから公認競技会へとステップアップしてくる人も現れるようになるでしょう。
 

しかし現状は決して手放しでは喜べるものではありません。
それはチーム間や主催者間の格差が広がってきているのです。
 
チームでいえばガレージジャッキだけをかけて上げた車体の下に入り、思いっきりトルクをかけてボルトを締める様な作業を行なっている場面を見ました。
また、ピットロードの入り口に背を向けてボーッと立っているのも珍しい光景ではありません。
 
このような"非常識"な行動をとっていることを、当人たちは"非常識"と思っていないでしょう。
公認レースであればミーティングなどを通じてこうしたことは教えられますし、参加者同士の横のつながりで経験者が初心者に伝えるような事柄ですが、残念ながら草レースにそのような土壌はないようです。
 
次に主催者の格差ですが、救急体制がすべての草レースできちんと整えられているとは言えないのが現状でしょう。
JAF公認レースであればコースや運営体制について厳密に安全性の確保を求められますが、草レースではそのような論理はありません。
ともすればコスト削減のためにオフィシャルを減らすことも行なわれているのではないでしょうか。
 
 
自動車雑誌などとタイアップして行なわれることが多い草レースイベント。
自由だからこそ楽しめる一方で、自由だからこそ守らなければならないものがあるということの認識を広める必要性があるのではないでしょうか。
Posted at 2006/12/20 19:59:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記

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各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
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