
朝6時すぎに津山市内の
ホテルアルファーワン津山をチェックアウト。
このホテルは近年、
岡山国際サーキットへの出張時に常宿としていますが、その理由はインターネット環境が充実していること。高速有線LAN回線はVPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)も利用可となっています。
サーキット入りして40分ほどでフリー走行がスタート。
走行後はしばし各所で情報収集。
そして13時、いよいよ決勝レースのコースインを迎えます。
13時20分に決勝がスタート。
結果的に今年の岡山もドライコンディションに恵まれ、暑い中で135周のレースが始まりました。
そして開始直後、オープニングラップのアトウッドコーナーで多重クラッシュが発生。
この事故では原因となった車両を含めてST-3クラスのフェアレディZばかり5台が関係することになり、4台はその場でレースを終えてしまうことになりました。
シーズンも折り返しをすぎ、今月には久しぶりに韓国の地でエキシビジョンレースも予定されていた中でのクラッシュ、多くのチームに影響と損害が生じてしまいました。
競技運営団は関係選手から事情を聴取して然るべき対応をとりましたが、こうしたアクシデントが生じたことは大変残念なことでした。
その後、レースは目を離せない展開が続きます。
ST-1クラスではポールポジションからスタートした「ENDLESS ADVAN Z」と初優勝に期待がかかった「PETRONAS SYNTIUM BMW Z4 M COUPE」がデッドヒートを展開。
両者ともに2回のピットストップを行いましたが、そのたびにポジションが入れ替わり、最終スティントでのガチンコ勝負が繰り広げられました。
Zを駆るのは青木孝行選手、優勝に向けて当初予定を変更して2スティント連続走行でチェッカーを目指します。
方やZ4は柳田真孝選手。"Z使い"として知られるDNAを受け継ぐ柳田選手がZを追う立場というのも面白いものです。
終盤、怒濤の追い上げを見せたのは柳田選手。青木選手は2回目のピットインでドライバー交代をしていない上にタイヤも左側のみ2本交換に留めてストップ時間を短縮する戦略。
4本のタイヤを交換した柳田選手が有利な展開なのは明らか、モニター映像でも青木選手がライフの限界に達したタイヤをコントロールしながら必死に周回を重ねている様子が見て取れます。
結果、500kmを走りきって僅か0.941秒差で「ENDLESS ADVAN Z」が辛くも逃げきって今季4勝目をゲット。
シリーズランキング争いでは累計得点を「106」として、次戦
スポーツランドSUGOでの第6戦でチャンピオン確定の可能性が出てきました。
このほかではST-2クラスで「オーリンズ・ランサーEVO・MR」が負け無しの5連勝を達成、2戦を残して堂々のシリーズ連覇を確定しました。
今回は終盤で「DIXCEL新菱オートEVO IX」の猛追を受けましたが、そこは総合力の違いを見せつけて逃げきりに成功。こうなるとシリーズ全勝への期待も高まってくるところです。
ST-3クラスは波乱の展開となりましたが、序盤の多重クラッシュを巧くかわして事なきを得た「FINA GSX ADVAN M3」が今季3勝目を飾って、シリーズランキングのトップに返り咲きました。
しかしこちらのクラスは第5戦を終えて1位と2位の得点差は僅かに「1」。
最終戦までタイトル争いがもつれこむのは必至、次回も目を離せない戦いとなりそうです。
そしてST-4クラスも激しいトップ争いが繰り広げられましたが、ウィニングチェッカーを受けたのは「P.S.Y.A-ONE.ED.DC5」。このクラスで初めて今季2つめの勝ち星を得ることに成功しました。
しかしランキング争いの方では新型シビックタイプR「Honda Access CIVIC」が4位完走で堅実にポイントをゲットしてトップの座を堅守。
シリーズ残り2戦は与えられるポイントが20%増しとなりますので、チャンピオンが確定したST-2クラス以外では一層熾烈なタイトル争いが展開されることになってきます。
無事にレースが終了して特に問題もなく正式結果が発表されて競技会は成立。
まだ各チームが撤収作業に勤しんでいる20時に
岡山国際サーキットを出発、美作インターチェンジから中国自動車道へ。
加西サービスエリアで夕食を手短に済ませて再び車を走らせ、吹田ジャンクションで近畿自動車道、更に松原ジャンクションで阪和自動車道と走って23時すぎに
和歌山市に到着。
予約しておいたホテルにチェックイン、ネット環境を整えて少しばかり仕事をして、午前2時すぎに就寝と相成りました。
Posted at 2007/09/08 01:41:12 | |
トラックバック(0) |
モータースポーツ | 日記