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今日からスポーツランドSUGOではスーパー耐久第6戦のレースウィークが本格的にスタート。

いつものように金曜日はエントラント団体による専有練習走行が60分×3枠設けられます。

すっかり紅葉が色づいたスポーツランドSUGO、しかし残念ながら気持ちよい秋晴れとはならず、サーキット入りすると上空には灰色の厚い雲。

10時10分から1回目の走行がスタート、終了時刻近くなって雨粒がポツリポツリと落ち始めます。

その後は不安定な空模様となってしまい、時に雨は勢いを増してコースはウェットコンディションに。
また、濃い霧も発生してしまい、サポートレースとして開催されるフォーミュラ・トヨタの練習走行が中断されて、若干タイムスケジュールにも狂いが生じてしまいました。

ただ、幸いなことに今日のところは大きなクラッシュは発生せず。コースオフやエンジントラブルに見舞われた車両はあったものの、明日の予選に向けて深刻な状況というチームは無いであろうと思います。
もっとも、前日の木曜日にスポーツ走行枠で走行した車両の中には、激しいクラッシュを喫したものもあったようで、今日はサーキットに姿を見せませんでした。

シリーズも終盤2戦ということで、早々にチャンピオンが決まったST-2クラス以外ではタイトル争いがますます熱を帯びてきています。
今回はST-1クラスでチャンピオン確定の可能性が高いのですが、ST-3とST-4については最終戦まで持ち越される展開になるでしょう。

中でもST-3クラスは僅差のランキング争いが白熱しており、前戦を終えてのランキングはトップの「FINA GSX ADVAN M3」が82点、2番手の「カルラレーシング☆ings北海Z」がが78点と、その差は僅かに4点。

このまま逃げきってタイトル獲得を目指す「FINA GSX ADVAN M3」は、みんカラでもお馴染みの村田信博選手もドライバーとしてステアリングを握りますが、今日の練習走行でもドライの1本目にトップタイムをマークするなど好調さを見せています。

明日の予選日も生憎の雨模様という予報が出されているスポーツランドSUGO。
このコースは特性としてST-2クラス勢とST-3クラス勢のタイムが拮抗する傾向があり、予選順位によっては決勝スタート以降クラス混合の集団の中で周回を重ねることを余儀なくされます。
そうなると、予選でひとつでも前のポジションにいることがとても重要。
自車の後方に別クラスの車両をはさんでライバルが並ぶポジションとなれば、序盤での逃げきりが有利となるのです。

そして決勝日の天気予報では雨は無さそうなので、ウェットの予選で如何に上位グリッドを獲得出来るかは決勝の行方を占う上で大きな注目点となるでしょう。


ところでこの週末は北海道十勝地方で「Rally JAPAN」が開催されています。
昨日セレモニアルスタートが行われ、今日から競技が本格始動。
レグ1の結果を見ると、P-WRCでは昨年の覇者・奴田原文雄選手が2番手のG.ポッゾ選手に51.2秒差をつけてトップに立っています。

ちなみに横浜ゴムの「ADVANモータースポーツサイト」では7月に開催されたRally Hokkaidoで収録された奴田原文雄選手とクスコレーシングの柳澤宏至選手の車載映像がストリーミング配信されています。
トップラリーストの高度なテクニックを駆使した走りはもちろん、コ・ドライバーのペースノートを読み上げるタイミングなど見どころ満載の映像となっていますので、こちらもお見逃し無く！