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2007年11月12日 イイね!

2007年のスーパー耐久シリーズ

2007年のスーパー耐久シリーズ昨日ツインリンクもてぎで開催された最終戦をもって、2007年のスーパー耐久シリーズは幕を閉じました。

今年もシリーズ全7戦、さらに急遽追加された韓国遠征も含めて8大会が行なわれ、各レースで激戦が繰りひろげられました。

オフシーズンに入ったことで、各チームやドライバーは2008年の体制作りが課題となります。
スポンサー営業活動なども展開され、年明け3月に開催が予定されている公開テストディ、そして4月の開幕戦から新たな戦いに挑むべく、ストーブリーグが展開されていくことになります。


ここで各チームが企画書や報告書を作成する際の参考資料にもなるであろう、2007年のスーパー耐久シリーズにおける観客入場者数と参加台数のデータを掲載します。


■2007年 スーパー耐久シリーズ 動員・参加データ
Rd.会場開 催 日天候観客数参  加  台  数
合 計ST-1ST-2ST-3ST-4ST-S
1仙台予選4月21日曇り12,37031
(-2)
6
(-2)
9
(±0)
12
(+1)
4
(-1)
0
(±0)
決勝22日24,380
2鈴鹿予選5月12日晴れ9,50037
(-4)
6
(-3)
10
(-2)
14(☆)
(+2)
7
(+1)
0(☆)
(-2)
決勝13日晴れ12,000
3十勝練習7月14日曇り37,900(★) 29
(-2)
6
(+2)
6
(-4)
10 (☆)
(+3)
7
(±0)
0 (☆)
(-3)
決勝15日
-16日
雨→曇
4富士予選8月 4日曇り6,10037
(-6)
6
(-3)
10
(-4)
14 (☆)
(+2)
7
(+1)
0 (☆)
(-2)
決勝5日曇/晴14,300
5岡山予選9月 1日曇り4,35037
(-2)
6
(-2)
9
(-1)
16
(+3)
6
(+1)
0
(-3)
決勝2日曇り12,900
-太白予選9月29日曇り未発表14 (◆)13430
決勝30日曇り未発表
6SUGO予選10月27日2,10035
(+1)
6
(-2)
9
(-1)
12 (☆)
(+1)
8
(+3)
0 (☆)
(±0)
決勝28日晴れ13,500
7もてぎ予選11月10日3,10031
(-15)
5
(-2)
9
(-5)
10 (☆)
(-4)
7
(-3)
0 (☆)
(-1)
決勝11日6,200
年間入場者数合計 (単位 : 人)
※公式発表分
158,700
(-21,411)
決勝日入場者数合計 (単位 : 人)
※公式発表がある大会の決勝日動員数合計
121,180
(-22,295)
決勝日平均入場者数 (単位 : 人)
※公式発表がある大会の決勝日動員数平均
17,311
(-3,185)
年間参加台数のべ合計 (単位 : 台/韓国戦を含む)251
(-15)
韓国・太白戦を含めた平均参加台数 (単位 : 台)29.63
(-8.37)
5.25
(-2.32)
8.13
(-3.16)
11.50
(+0.07)
6.13
(-0.16)
0
(-1.57)
シリーズ全7戦・平均参加台数 (単位 : 台)33.86
(-4.14)
5.86
(-1.71)
8.86
(-2.43)
12.57
(+1.14)
6.57
(-0.28)
0
(-1.57)

☆第2戦、および第4戦~第7戦にはST-Sクラス該当車両が1台参戦。クラス不成立のためST-3クラスに編入。
☆第3戦にはST-Sクラス該当車両が2台参戦。クラス不成立のためST-3クラスに編入。
★第3戦の全体参加台数は36台。スーパー耐久5クラス計29台に、GTクラス1台、プロダクションクラス6台が加わる。
◆韓国・太白で開催されたのは非シリーズ戦。参加台数は日本からの11台に韓国勢3台を加えた全14台。
※カッコ内の対前年比については、会場毎の比較となります。
※本表に記載の観客数は、主催者公式入場者数発表による数字です。

一年をまとめてみると、このようになります。
気になるのが対前年比較で、入場者数については全ての大会で前年割れという状況。参加台数も第6戦こそかろうじて前年比1台増となりましたが、その他はこれまた全ての大会で前年割れとなっています。

確かに2007年は開幕戦と最終戦の決勝日が雨に祟られたという要因はあります。
では過去ともう少し比較してみましょう。


■2002年~2007年データ比較
総入場者数決勝日
総入場者数
大会平均
決勝日入場者数
総参加台数
2002年25714022374027968302
2003年23918520498525623329
2004年18372515087518859369
2005年22943618323122904290
2006年18011114347520496266
2007年15870012118017311251


このように2005年に一時的な盛り返しはあったものの、基本的には入場者数/参加台数ともに右肩下がりの減少傾向が続いています。
今や入場者数は2002年の60%程度。但し2005年までは8大会で開催されていたので、7大会開催となっている現状と比較するには大会決勝日あたりの平均入場者数を見た方が的確です。この数値は各大会の決勝日公式発表入場者数を年間大会数(公式発表があった大会数)で割ったもの。
しかし、これを見ても2002年に対して2007年は61.8%と約4割減となっています。

続いて参加台数についても見てみると、2007年の総参加台数は2003年の68%、比べると3割程度の減少となっています。
ここにはデータを掲載していませんが、特にST-4クラスの減少傾向は著しく、本来は最も参加台数が多くてもおかしくないクラスが惨憺たる状況です。

バブル経済崩壊後は景気の後退を入場者や参加者の減少についての言い訳として使い続けてきた人が多かったモータースポーツ業界。
しかし格差社会と言われるようにはなったものの、一時期の全体的な不景気からは既に脱している日本経済。

ただモータースポーツにも格差社会が拡がっているわけで、参加者/観客/スポンサー企業というそれぞれの立場に対して魅力ある内容にするための基本的な努力をしてこなかったカテゴリーと、やってきたカテゴリーの格差がついてきたという感じです。

私も仕事の関係上、モータースポーツへのスポンサードに興味を示すような企業や経営者の方とお話しする機会がありますが、現状のスーパー耐久についてはスポンサーメリットは全く見えてこないに等しい状況と言わざるを得ません。
個人的にモータースポーツを応援してくれる経営者などであれば別ですが、ビジネスとしては成立しない状況です。

主催者やチームにも責任の一端はあるでしょう。スポンサーを受けても「車をカラーリングしておけばいいんでしょ」という風潮のチームが少なからず今でも存在していることは事実です。

しかし個々の努力には限界もあります。
スーパー耐久シリーズという"商品"に如何に付加価値をつけて商品力を向上させるか。
そのために多くの人が知恵を出し合い、営業力を発揮し、前進するための環境を整えることが必要でしょう。データを見てもこの数年間、少なくとも興行面ではマイナス傾向にある事実を把握し、何が問題なのか、責任はどこにあるのかを分析し必要に応じて大改革を行なうことも求められるでしょう。

本来やっておくべき基本的なことが出来ていないのに、大風呂敷だけを拡げたところで将来的な発展は見込めないというのは当然のことであろうと考えます。
Posted at 2007/11/14 17:53:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記

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