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2007年11月13日 イイね!

官公庁御用達エアロ(?)

官公庁御用達エアロ(?)今日は、7月に北海道出張した際に撮影した写真をご紹介します。

これは十勝管内の国道を走行中に、前方を走っていた車を撮影したもの。
被写体となったのは「130型・トヨタクラウンステーションワゴン」。
排気量2000ccのエンジンを搭載した廉価仕様の"スーパーデラックス"です。

車内を見るとレースのシートカバーが装備されています。

そしてテールゲートにご注目。リアガラス上に奇妙な"ウロコ板"を確認できます。

この車は恐らく「国土交通省 北海道開発局」など官公庁の公用車であろうと思われます。

実はこの不思議な"ウロコ板"を装備した車、私が子供の頃から時折見かけておりました。
そして、そのどれもが官公庁の公用車だったのです。

ウラを取っているわけではありませんが、推測するにこの装備は、一種の"アイディア装備"ではないかと思います。
その目的は、リアガラスへの雨や雪の付着防止。ハッチバックやステーションワゴンなどトランクを有しない車種にお乗りの方なら気づくかと思いますが、リアタイヤで巻き上げた雨や雪がガラスを覆い尽くして視界を奪うことは決して珍しくありません。

そうした時に一般的にはリアワイパーで対処しますが、安価なライトバンではリアワイパーが備わっていない場合もありますし、それこそ数十年前に遡るとリアワイパーは高級車限定装備だったことも考えられます。

そこで、特に厳しい冬がある北海道では、リアガラスが雪で覆われることを防ぐために、このようなアイテムが開発されたのではないでしょうか。
これを装着することでルーフを前方から後方へと流れて言った空気が、そのままウィング状の板の下部を通ってガラス面を流れるようになり、雨や雪の付着を防ぐ効果は高いと思われます。

同様の工夫はワンボックスやミニバン、ワゴンなどのリアスポイラーにも見られるものです。

しかし。

写真を見れば一目瞭然、この車は"ウロコ板"も備わっていますが、それ以前にリアワイパーも装備されているのです。
130型・トヨタクラウンステーションワゴン」は元々、リアにも2本のワイパーが標準装備。

つまり、あまり"ウロコ板"には装着するべき意味が見当たりません。

あくまでも想像の範疇ですが、私が思っている内容が正しいとしたら、この"ウロコ板"を考えた人は素晴らしいアイディアですし、それを安全面から採用した側も見識があったと思います。
しかし、時間の経過とともに装備することだけに意味を持つようになり、単なる慣例として受け継がれているのだとしたら、お役所らしいとしか言いようの無い無駄さ加減です。

果たしてこの装備の実態は、そして現在も導入される車には装備されているのか?
詳しいことをちょっと知りたくなってきました。
Posted at 2007/11/18 03:55:35 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自動車全般 | 日記

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