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2008年04月16日 イイね!

正しい報道?

正しい報道?今日は、最近の報道を見ていて気になったことのお話し。

数日前に起こった大変痛ましい事故について、次のようなニュースが全国に各メディアから配信されています。

●タイヤ外れ観光バス直撃 東名で運転手死亡7人けが
asahi.com(朝日新聞)  2008年4月11日 14時56分

このニュースについては現在も続報が配信され続けていますが、事故を伝える一報を耳にした時から私は強い"違和感"を覚えていました。

一例として挙げた記事もそうなのですが、おしなべて「タイヤが脱落した」と伝えているのです。
これは一般的な言い回しとしては間違っていないと思います。モータースポーツの世界でも時にピット作業のミスから同様のトラブルが発生しますが、やはり最初に口から出るのは「タイヤが外れた!」という言葉です。

しかし報道として考えると、これは適当な表現であるとは思えません。
誰もがご存じの通り、タイヤはリム(ホイール)に組み込まれて、リムが車体側とボルトで結合されています。つまり、今回の事故もハブボルトが8本すべて折れてしまったがためにリムが脱落したというのが正しい表現です。

確かに一般的には「タイヤが外れた」という方が通りは良いかもしれません。しかしタイヤとリムは全く異なる部品ですから、より正しい説明や用語の使い方がされて然るべきかと思っています。


同じように報道で使われる言葉で違和感を覚えたのが、ガソリン税などに関するもの。既に去る3月末をもってそれまでの暫定税率は失効、ガソリン等の市販価格は下げられました。
ここ数日は衆議院での再可決にまつわる与野党攻防の内容が伝えられてきていますが、その中で「暫定税率の維持」という言葉が良く見かけられます。

これもどこかおかしな表現で、既に暫定税率は失効しているわけですから「維持」というのは適当ではないような気がします。
「暫定税率の復活」もっといえば「揮発油税の増税」という表現の方が正しいのではないでしょうか。


もうひとつ、今度は表現の内容についてではなく、報道する側の姿勢について。

毎日全国・全世界で起きた様々な事件事故をはじめ、政治経済からスポーツ、身近な話題まで、ニュース素材は星の数ほど存在しています。
その中から各報道関係者がニュースとして配信するかしないかを決めて、取材などを行って世の中に広く伝えられていくのですが、その「配信するかしないか」の判断基準というのは比較的曖昧なものです。

ここに各マスコミの"会社間の差"が出たりもします。ところが、妙に一斉に特定の話題を特定の方向性で報道したり、逆に一切報道しない事案もあるわけで、こうなると何らかの「大人の事情」のようなものを感じるものです。

●トヨタが北京市警察に寄贈、プリウスなど4車種16台
中国情報局  2008年3月31日 15時12分

この話題、日本の大手マスコミでは一切報道されていないような気がします。
Yahoo Newsで中国情報局が配信した話題として取り上げられた程度ではないでしょうか。

北京オリンピックについては聖火リレーの混乱が伝えられてきています。
今回の話題も、もしこんな事態にならず平穏にオリンピックが開催に向けて動いていたら、それこそ日本国内でも大がかりに報道されたように思います。
しかし全く報道されない現状を見る限り、あえて日本では報道しない(=させない?)ようにしている姿勢も感じられてしまったりするわけで、インターネットが発達したからこそ、こうした既存メディアが伝えない情報も得られる"自由さ"をありがたいと思えてくるものです。
Posted at 2008/04/17 09:18:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | 日記

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