NorthStarのブログ一覧

【2008年8月10日　18時15分／青森県青森市柳川】

無事に二日がかりでの下北半島一周を終え、青森市で二日目を終えることになりました。

なんとなくですが、初日は原子力に関する話題が多かったのに対して、二日目は船舶に関する話題が多い行程でした。

そして徐々に増えてきているのが鉄道関連の話題。

今日最後の写真は青森駅で撮影した「寝台特急 あけぼの」。

ちょうど良いタイミングでDE10に牽かれて入線してきて、その後先頭にEF81が連結されました。
「寝台特急 あけぼの」は青森と上野を結んでおり、1970(昭和45)年に運転を開始。

まさに"色々な人間模様"を運んできたであろうこの列車、今日はどんな思いを抱いた人々を乗せて東京へと向かっていくのでしょうか。

そんな列車を見た後は予約してあったホテルにチェックイン。
私の方はまだ東京には帰らず、もう少し周遊を続ける予定です。
　
　
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【2008年8月10日　18時00分／青森県青森市柳川】

野辺地町内で「下北半島縦貫道路」の無料供用区間に入り、終点から少し一般道を走って、今度は「みちのく有料道路」へ。

快適なルートを気持ちよく走り、夕陽の中で青森市入り。

最後の立ち寄り先に選んだのは「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」、往年の青函航路の主役であった連絡船「八甲田丸」そのものが展示されています。

1908(明治41)年から運航されていた青函連絡船は国鉄(日本国有鉄道)が運営、1987(昭和62)年の分割民営化後はJR北海道が所管していました。

そして1988年(昭和63)年に「青函トンネル」が開業したことに伴って、80年の歴史に幕を下ろしました。

この青函連絡船、私は廃止前年に乗船した経験があります。

今回は時間的に余裕が無かったことから外からの船体見学のみとしましたが、それでも往年の活躍ぶりと長い歴史を感じさせる容貌に圧倒された思いです。
　
　
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【2008年8月10日　16時40分／青森県上北郡野辺地町】

むつ市内で国道279号に入って右手に陸奥湾を見ながらクルマは南進。この道路は「はまなすライン」という愛称が付けられています。

途中、横浜町にある「道の駅よこはま 菜の花プラザ」に立ち寄り。
決して規模の大きな施設ではありませんが、駐車場はほぼ満車の盛況ぶり。
この場所にあるレストランでは帆立料理が美味しいという情報を得ていたのですが、残念ながら到着した時間はレストランの食事営業は既に終了していました･･･。

気を取り直して再び国道279号を南下。
道の正面に「野辺地ウィンドファーム」の巨大な風車群が見えてくると、クルマは野辺地町へと入ります。

この風車群の近くには、日本のモータースポーツ史に1ページを刻んだ施設がありました。

その名も「むつ湾インターナショナルスピードウェイ」。

1972(昭和47)年の夏にオープンしたサーキットコースはオーバルに近い形状で、延長4.5kmという大規模なものでした。現在国内で唯一のオーバルコースである「ツインリンクもてぎ」のスーパースピードウェイが全長2.5kmですから、その規模の大きさはモータースポーツファンなら想像がつくかと思います。

オーバルということでストックカーレースが開催され、オープニングレースでは一説によると9万人もの観衆が詰めかけたそうです。
時代からして走っていたのは国産車勢ではクラウンやセドリックといったところでしょうか。

しかし中東の政情不安などによって日本はオイルショックに見舞われ、モータースポーツやスポーツカーは冬の時代に突入。
「むつ湾インターナショナルスピードウェイ」もこの波に飲み込まれるかたちで開業翌年に短い歴史にピリオドが打たれてしまいました。

このコースについては三栄書房から発行されている「ニューモデル マガジンX」の最新号に、当地を取材した写真とともに詳しく掲載されていますので、こちらもご覧ください。

ちなみに現在でもグランドスタンドの一部やコースの痕跡が残っているそうです。ただし敷地は私有地なので関係者以外が立ち入ることは出来ません。

「むつ湾インターナショナルスピードウェイ」については、私はここを実際に走ったことがある方からお話しを伺ったことがあります。
その方とは「第1回日本グランプリ」にも参戦された経験を持ち、現在はモータージャーナリストとして活躍されている津々見友彦さん。

取材仕事に向かう車内での会話でお聞きしたのですが、津々見さんはここのほかにも現在は存在していないサーキットコースを数多く走った経験をお持ちで、話の数々にとても驚かされました。
　
　
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【2008年8月10日　15時30分／JR東日本 大湊駅】

脇野沢から国道338号に入ると、進むに連れて交通量も増えてきます。
夏祭りが各地で行なわれているようで、沿道の家々には提灯が下げられていたり、広場に御神輿が置いてあったりと風情のある光景が広がっていました。

また沿道に何か所かある水遊びを楽しめそうな海岸も賑わっており、家族連れがミニバンで多数訪れて夏の休日を楽しんでいます。

そんな光景を見ながら走ってたどり着いたのがJR東日本・大湊線の終点駅である「大湊駅」。

大正時代の軽便鉄道から歴史が始まった大湊線、大湊の近くには海上自衛隊・大湊地方隊がありますが、ここも旧・帝国海軍の時代からある防衛の要所であるだけに、鉄道も通されたのではないかと思います。

位置的に本州最北かと思いきや、実はひとつ手前の「下北駅」がJR東日本管轄で最北に位置する駅なのだとか。

そして「大湊駅」で見かけたのが臨時快速で運行されているジョイフルトレイン「きらきらみちのく下北」。

キハ48系1500番台は特急電車のような顔つきですが、ディーゼル気動車。
車体には「青森ねぶた」の模様も描かれており、調べたところではリゾート客向け車両ゆえに車内も快適な様子。

この「きらきらみちのく下北」は夏休み期間中の後も、週末や連休など9月いっぱい運行されているので、ぜひ当地にお越しの際はご利用されてみてはいかがでしょうか。
　
　
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【2008年8月10日　14時30分／青森県むつ市脇野沢】

むつ市の脇野沢で国道338号は津軽海峡と別れを告げて左折、今度は右手に陸奥湾を見ながらのルートとなります。

その右折ポイントは賑やかな夏祭りの様相を見せている地域の中心部、もっとも交差点に信号が無かったのは予想外でした。

順当にいけば左にウィンカーをあげるところですが、ヒネクレ者としてはついつい右にウィンカーを出してしまいました。

カーナビゲーションのモニターを見ると、右折した先には九艘泊という漁業の街らしい名前の地区があり、ここまでは県道175号で数キロ。そして九艘泊で行き止まりとなってその先に道はありません。
昨日訪れた尻労地区と同様に、やはりどんな雰囲気なのかを見てみたくて寄り道することに。

この判断は悪くなかったようで、県道175号は整備も行き届いた走りやすいルート、左手に津軽海峡を望みながらまさに海の脇を走る感じ。
天気は快晴、空も海も青く絶好のロケーション。

そして九艘泊に到着する手前で海上に姿を見せてくれたのが、青森から函館に向かう途中の「ナッチャンRera」。

東日本フェリーが運航している高速カーフェリー、先日は姉妹船の「ナッチャンWorld」に乗船したばかり。

石油価格高騰の煽りを受けて9月1日からは運賃の値上げと減便が行なわれることになった高速カーフェリー、少々先行きが心配されるところ。
しかし快適性や速さはピカイチ、なんとか就航を続けて一人でも多くの方に乗船していただきたいと思っています。

先日の乗船については既にこのブログでもご紹介していますが、航行する姿を見たのは今回が初めて。
ウォータージェットによる水しぶきを船尾に残して力強く進む姿を撮影することが出来ましたが、確かにこの後見た通常のカーフェリーよりも圧倒的に速度が速いことを改めて確認することが出来ました。


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