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2008年12月01日 イイね!

スーパー耐久シリーズ2008・プロモーションデータ

スーパー耐久シリーズ2008・プロモーションデータ時期的にモータースポーツ業界はストーブリーグに入りつつあります。

だからでしょうか、検索エンジン経由で私のブログに来られる方々の中には「レース 企画書」とか「レース 入場者数」といった、オフシーズンの営業活動要素が強いキーワードでヒットされるケースが増えてきています。

アメリカ発の金融恐慌は自動車業界に多大なる影響を及ぼしています。
ここ最近、業界内で聞こえてくるニュースに明るい話題はほとんどありません。

そんな状況ですから、2009年に向けたモータースポーツ活動の営業は、例年以上に厳しいものとなることが予想されます。

今日は、私が10年近くシリーズ全戦を追っかけている「スーパー耐久シリーズ」について、2008年のまとめとなるデータを掲載します。
各大会の入場者数公式発表と、参加台数に関する資料です。

ラウンド会  場開 催 日天候入場者参  加  台  数
合 計ST-1ST-2ST-3ST-4
第1戦鈴鹿予 選4月26日(土)晴れ9,80034
(-3)
5
(-1)
9
(-1)
9
(-5)
11
(+4)
決 勝   27日(日)晴れ15,000
第2戦仙台予 選5月17日(土)晴|曇11,88027
(-4)
5
(-1)
8
(-1)
7
(-5)
7
(+3)
決 勝   18日(日)晴|曇24,980
第3戦富士予 選6月14日(土)晴れ5,60037
(±0)
5
(-1)
9
(-1)
10
(-4)
13
(+6)
決 勝   15日(日)晴→曇15,000
第4戦十勝車検7月19日(土)曇り30,200(★) 23
(-6)
4
(-2)
6
(±0)
7
(-3)
6
(-1)
決 勝   20日(日)曇り
  ~21日(月)
第5戦岡山予 選9月 6日(土)曇り4,35033
(-4)
7
(+1)
7
(-2)
11
(-5)
8
(+2)
決 勝   7日(日)曇り12,900
All Star太白予 選10月 4日(土)--開 催 中 止
決 勝5日(日)--
第6戦SUGO予 選11月 1日(土)曇り4,10033
(-2)
4
(-2)
9
(±0)
9
(-3)
11
(+3)
決 勝    2日(日)晴|曇10,050
第7戦もてぎ
(Road)
予 選11月15日(土)曇り5,10039
(+8)
6
(+1)
12
(+3)
8
(-2)
13
(+6)
決 勝    15日(土)
Special
Stage
もてぎ
(SSW)
予 選11月16日(日)5,00025
(-)
5
(-)
5
(-)
7
(-)
8
(-)
決 勝   16日(日)
年間入場者数合計 (単位 : 人) ※公式発表分153,960
(-4,740)
決勝日入場者数合計 ① (単位 : 人)
※スペシャルステージを含む全大会の決勝日動員数合計
118,230
決勝日入場者数合計 ② (単位 : 人)
※シリーズ戦全7大会の決勝日動員数合計
113,230
(-7,950)
決勝日平均入場者数 ① (単位 : 人)
※スペシャルステージを含む全大会の平均決勝日動員数
14,778
決勝日平均入場者数 ② (単位 : 人)
※シリーズ戦全7大会の決勝日動員数平均
16,175
(-1,136)
年間参加台数のべ合計
(単位 : 台/スペシャルステージを含む) 
251
(±0)
スペシャルステージを除く、シリーズ全7戦の、のべ参加台数
(単位 : 台)
※2007年のシリーズ全7戦(韓国除)、のべ参加台数は237台。
226
(-11)
36
(-5)
60
(-2)
61
(-27)
69
(+23)
スペシャルステージを除く、シリーズ全7戦の平均参加台数
(単位 : 台)
32.28
(-1.58)
5.14
(-0.11)
8.57
(-0.29)
8.71
(-3.86)
9.86
(+3.2)


まず傾向として参加台数から見ると、2008年はST-4クラスの増加が目立ちます。新型シビックタイプRも2年目のシーズンに入り、ユーザーが増えてきたことが背景にあります。
しかし一方で残る3つのクラスは前年比で参加台数が軒並み減少。年間のべ参加台数も、ツインリンクもてぎのオーバルコースで開催されたスペシャルステージ戦を加えれば昨年と同数ですが、今年と昨年のシリーズ戦(ともに7戦)同士を比べると減少傾向には歯止めがかかっていないことが分かります。

次に観客動員数ですが、こちらは正直に言って惨憺たる状況です。
年間総入場者数は、もてぎのオーバル戦があったお蔭で、辛うじて15万人を割ることは避けられました。
しかし、各年度を比較する上で重要な要素のひとつとなるのが、「決勝日平均入場者数」です。こちらは前年比1,136人減となりました。

そしてこれらのデータを2005年シーズンと比べると、更に深刻な現状が浮かび上がってきます。

全8戦で行なわれた2005年シリーズの総入場者数は229,436人で、今年は45,711人減、率にして35.47%の減少です。
決勝日平均入場者数は1大会あたり22,904人、こちらは今年は6,729人減で率にすると29.38%の減少です。

この3年間で全体の入場者数が3割以上、各決勝日の平均入場者数は約3割の落ち込みとなっているのです。更に参加台数も右肩下りの減少傾向に歯止めがかかっていません。

ちなみに観客動員については、SUPER GTについても調べてみました。
その結果、年間の総入場者数について2005年と2008年を比較すると、やはり2008年は減少という結果になっていました。ただし、その落ち込みは率にして27%程度ですから、スーパー耐久よりは総入場者数の減少率は小さく留まっています。

こうしたデータはチームやドライバーにとって、スポンサー活動に大きな影響を及ぼします。
観客動員数を指標とした場合、2008年の総入場者数(予選日+決勝日の公式発表)はSUPER GTの489,716人に対してスーパー耐久は153,960人。SUPER GTに対して30%程度の観客数なのです。
更に報道などの露出実績や地上波テレビ放送の有無、インターネットサイトなどでの露出・情報発信などのプロモーション効果を検証すれば、スーパー耐久はSUPER GTの足元にも及びません。

広告関連のリサーチ業務をしている知人とも話したことがありますが、現状のスーパー耐久は、SUPER GTに対して5~10%程度の広告媒体価値だという結論でした。
つまり、SUPER GTで1000万円のスポンサーを得られるとしたら、スーパー耐久では全く同じ提供内容(車体カラーリング、名称への社名付与、サーキットでのピットウォークなどにおけるプロモーション活動、その他)を行なったとしても50~100万円がスポンサーフィーとして妥当である、ということです。

要するに、個々の大会はもちろんですが、シリーズとしての価値が全く無いに等しいのです。
これは10年前もそんなに変わらない状況だったような気がしますが、やはり真剣にプロモーションやシリーズの価値向上を急務として進めていかなければ、シリーズが生き残る道はなくなると思えます。
そのためには、現状のままでは何も解決しないでしょう。今、一番不幸なことは"きちんとしたプロモーションを出来る人"がいないことにつきると思います。
 
Posted at 2008/12/03 18:16:52 | コメント(2) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記

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各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
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