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2008年最後のモータースポーツ競技会取材出張となる「FJ & F4 MASTERS RACE」、残念ながら決勝日は朝から生憎の雨模様となってしまいました。

朝9時という競技会取材本番としては異例に遅い時刻に二泊したホテルルートイン水戸県庁前をチェックアウト、小一時間走ってツインリンクもてぎに到着。

私のメイン取材対象は「F4 (Formula 4)」、今日はファイナルレースが午後に15周で行なわれます。
幸いに雨足は時間とともに弱まり、レースが始まるころには雨具無しでも全く気にならない程度に回復。カメラの雨対策も特に行なわずに、決勝グリッドから1コーナー、その後は数カ所の撮影ポイントをまわって最後はチェッカー後の表彰台という一連の撮影を行ないました。

路面はウェット、かつ気温も低い厳しいコンディション。同時開催となっている「Super-FJ」「FJ1600」ではコースオフや接触が多発していましたが、「F4 (Formula 4)」については何台かのコースオフはあったものの大きなアクシデントも無く終了。

昨日のセミファイナルで優勝、ポールポジションから今日のファイナルレースを迎えた土屋祐輔選手はスタート間もない序盤で苦戦、2番手スタートの白坂卓也選手はまさかのスタートミス。こうしてトップ2が苦しむところに3番手スタートの花岡翔太選手が食らいつき、序盤のうちにトップを奪います。
西日本シリーズのチャンピオン・花岡選手の躍進に対して、東のチャンピオンである土屋選手も中盤にはペースを回復して追撃。
しかし花岡選手がそのまま逃げきりを果たし、20歳代の東西チャンピオンによる好バトルを制しました。

レース終了後はホテルツインリンクで催されたシリーズ表彰式を取材した後にツインリンクもてぎを後にします。

3月14日から16日にかけての全日本ジムカーナ選手権開幕戦取材で始まった2008年のモータースポーツ競技会取材。
「WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)」を筆頭としたサーキットレース、「Rally Hokkaido」などのラリー、そしてジムカーナ、ダートトライアル、地方戦シリーズなどなど、合計32の競技会を訪れてきた一年も、ひとまずこれで終了。

自動車産業全体が未曾有の不景気に襲われる中、モータースポーツを含めて明るい話題はほとんど聞こえてきません。
今回の出張中も関係各位と色々な情報交換がありましたが、やはり話題のほとんどは暗い内容のものでした。

果たして2009年はどのようになるのか？
まだまだ厳しい状況が続くことになるであろうとは思いますが、生き残りを賭けた変化も様々見えてくることになりそうです。