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2009年03月08日 イイね!

【試乗インプレッション】 トヨタ・マークX with YOKOHAMA iceGUARD

【試乗インプレッション】 トヨタ・マークX with YOKOHAMA iceGUARD昨日付けのエントリまで連続企画でご紹介した「冬の函館・道南紀行」。
2月21日から23日の期間で実際に訪れた内容をベースとして、より主なスポットを訪問しやすいように行程を組み直して掲載してみました。

この取材訪問で移動のアシとなったのが「トヨタマークX」。
そして冬場のレンタルということでタイヤはもちろんスタッドレス、横浜ゴムの「iceGUARD BLACK iG20」を装着していました。
今回はこの両者の簡単なインプレッションをお届けします。


2004年、それまで35年以上の歴史を重ねてきたトヨタの上級オーナーセダン「マークⅡ」が生産を終了。
代わって登場したのが現行型が初代モデルとなる「トヨタマークX」です。

メカニズム的には前年にデビューしていた"ゼロ・クラウン"こと180系クラウンと主なコンポーネンツを共用。

商品コンセプトもトヨタのラインナップにおいてクラウンに次ぐポジションのセダンというのは、マークⅡの時代と変化していません。
しかし、"170系以前のクラウン&マークⅡ"というコンビネーションに対して、"ゼロクラウン&マークX"はユーザーの若返りを図るべくアグレッシブな進化を遂げました。

デザイン的にも躍動感を強く主張。メカニズム面でもV型6気筒エンジンを搭載、走りのパフォーマンスを根本から大いに高める設計が採用されました。


今回のモデルは排気量2,500ccのエンジンを搭載した4WDモデル。
類別は最もボトムレンジに位置する「250G Four F-package"」。HIDヘッドライトやパワーシートといった豪華装備は省かれますが、実用性や基本的な快適性で上級グレードよりも著しく劣るようなことはありません。

シチュエーション的には三日間で、圧雪路/アイスバーン/ドライ舗装と様々な条件を走行する機会に恵まれました。
結論を言えば、いかなる場面でも4WDということもあって高い安定感のある走りを見せてくれました。

快適性の面では決して室内は広々しているというほどでもありませんが、かえって適度なタイト感がパーソナルサルーンらしさを訴求します。
但しインテリアデザインは少々前衛的に過ぎる印象が無きにしも非ず。特にオートマチックのセレクターレバー周辺についてはデザイン的に未消化な感じが否めません。
レンタカーということでナビゲーションは社外品が装着されていましたが、この点はもし購入するのであれば見栄えに優れるトヨタのメーカー純正オプション品が絶対的にお薦めです。

もう一点気になったのが、オートマチックのマニュアルシフトモード。
4WD車は5速オートマチックが組み合わされていますが、積極的な手動変速を行えるモードが用意されています。しかしこのマニュアルモード、セレクターレバーの操作にダイレクト感が不足しています。
個体差なのかもしれませんが、冬道ではエンジンブレーキを使うことが安全走行に直結している面もあるので、ドライバーの意志を的確に受け止められないというのは少々問題ありでしょう。


さて、この[マークX」には、横浜ゴムのスタッドレスタイヤ「iceGUARD BLACK iG20」が装着されていました。

私自身、社用車1号機(日産フーガ 350XV)に装着しているので基本的な性能の高さは知っていましたが、今回改めて様々な条件下で走行して信頼できるタイヤであることを再認識した次第です。

まず舗装ドライ路面では、スタッドレスタイヤとは思えない静粛性とハンドリング性能を見せてくれます。スタッドレスといえばコーナーリングなどでの"腰砕け感"がどうしてもありましたが、「iceGUARD BLACK iG20」は黙っていれば夏タイヤだと思ってしまうほどの走りを見せてくれます。

次に圧雪路ですが、ここではタイヤがしっかり雪を"噛んで"いることを感じられます。そして、単に"噛んでいる"だけではなく、余分な雪や氷を"噛み続けない"というのが重要なポイント。
路面の雪を捕らえ、効率的に排出して次の路面を捕らえる。この繰り返しがしっかり出来ているからこそ、圧雪路でのクルージングで高い安定性を見せてくれます。
ゆえに北海道らしい直線路はもちろん、コーナーやワインディングでも安心してドライビングすることが出来ました。

最後に気になるのがアイスバーン路。
日中は溶けていた雪も日暮れとともに凍結して路面を覆っていきます。
そこで意地悪に、周囲の状況が許す中で発進時にはアクセルをラフに開けてみたり、停車時に強めのブレーキングを試みてみました。

これは路面がどの程度滑るのかを確認するためでもあったのですが、少々の急な動作ではグリップが破綻を見せなかったのは改めて驚き。

今回の車輛にはABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が標準装備でしたが、TRC(トラクション・コントロール)は未装備。
しかしながら少々のラフなアクセル操作でも氷結路面をしっかり捕らえて発進、強めのブレーキでもABSが作動するまでは至らず。

この点はスリップの原因となる水膜をしっかり取り除いてくれていることを実感させてくれます。

そして最後にぜひお伝えしたいのが、日中~夜間と時間や気温に応じて刻々と変わる路面状況でも破綻を見せなかったこと。
夕暮れ前後は乾いていた(もしくは濡れていた)路面が徐々に凍っていきますので、不用意な運転操作は大きなアクシデントにつながりかねません。

もちろん刻々と変わっていく路面状況を外気温度計のデータや、音、周囲の状況などから判断して慎重な運転をすることが大前提ですが、変わりゆく路面状況に応じて確実なグリップをしてくれるスタッドレスタイヤの存在は非常に大きなものです。


現在は更に進化した「iceGUARD TRIPLE iG30」が最新モデルとしてラインナップされていますので、次の冬に向けて雪道を走る機会が想定される方はぜひ購入を検討していただきたいと思います。


北海道のレンタカーと言えば昨年の夏には"こんな経験"もしましたが、今回は信頼できるタイヤを装着していた車のおかげでドライブをより楽しむことが出来ました。
 

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各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
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