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駆け足での短い滞在ではあったものの、初めて訪れたスリランカ。
出会った方々には大変お世話になり、どなたとも大変温かみのあるコミュニケーションをとることが出来ました。

食事はやはりカレー系が主体ですが、個人的には特に違和感を覚えることも無く、大変美味しく毎食いただけました。
もっとも最初の時点で現地の方に「余り辛いのは得意ではありません･･･」とは伝えておいたのですが(^^;。

しかし残念ながらスリランカは、政情が不安定な状態にあるのも事実です。
北部を拠点とする反政府勢力と政府軍の対峙が続いており、ここにきて急速に政府軍が反政府勢力に対する攻撃を強めているという局面にあります。

●スリランカ反政府武装組織、降伏せず　解放の市民は約5万人に
－MSN産経ニュース (産経新聞)　 2009年4月21日　20時59分

帰国して早々に、このようなニュースも聞こえてきました。
外務省の海外安全情報においても、同国については北部は"渡航延期勧告"が出されていますし、中心都市コロンボですら注意喚起がなされています。

もっとも、確かにコロンボ市内は警戒する兵士の姿も目立ち、空港から市内に向かう道では何度もセキュリティチェックを受けることがありました。
さらに外国人が多く宿泊するホテルがある一帯は、夜間になると軍によって封鎖されて自由な出入りを禁じられます。これはもちろん安全確保のためです。

こうした状況を目の当たりにすると政情不安定な現実を感じさせられますが、昼間のコロンボは至って平穏な雰囲気でした。
ただし決して気を弛められないのも事実。

●スリランカで自爆テロ 閣僚ら13人死傷
－MSN産経ニュース (産経新聞)　 2009年3月10日　17時09分

比較的安全とされる南部でも、このような事件が起きています。


今の状況ではスリランカ旅行を気軽に薦めるわけにはいかないですが、人々は大変親日的で、居心地のよい国という印象を持ちました。
ぜひ多くの日本人にも訪れてほしいと思いますので、一刻も早く政情が安定化することを望んでやみません。