NorthStarのブログ一覧

前日中にまとめておいた撮影機材や身の回り品を社用車1号機(日産フーガ 350XV)に積み込んで、午後2時頃に事務所を出発。

出張に旅立ち前に向かった先は幕張方面、先日スリランカから帰国したその日にメンテナンスのために預けておいたカメラ本体を引き取り。

無事に修復されたカメラを受け取ったあとは、混雑前の首都高速で東京都心を横断。
その先は東名→伊勢湾岸→新名神→名神→京滋バイパス→名神→中国道→山陽道と、ほんの2週間前に走った道を、またまた西へとひた走ります。

折しも西から発達中の低気圧が接近しており、天気図を見るとまさに双子のような低気圧に突進していく格好に。
遅めの夕食を摂った西宮名塩サービスエリアでは雨の気配も無かったものの、どんどん西に移動して広島県の西部あたりから雨がフロントガラスに打ちつけるようになります。

そして山口県に入ると、シャワーを全開にしたような豪雨。
大型連休が始まろうという金曜深夜(土曜未明)、高速道路上には割安な料金設定の影響で各地のナンバープレートをつけた乗用車やミニバンが多数。
中には高速道路に不慣れなのか、はたまた悪条件の影響もあってか、見ているコチラが怖くなるほどフラフラ走っていたり、追突されかねないスローペースで走っているような車も見受けられます。
一方ではトラックもまだまだ多く、撥ね上げるウォータースプラッシュが視界を狭める危険な状況。

慎重なドライビングを実践するのはもちろんですが、こんなときはクルマの雨対策が効いてきます。
まずは拭き取り能力がきちんと確保されているワイパー。高速走行に備えて運転席側はフィン付のブレードとしているため、浮き上がりも防止されて確実にフロントウィンドゥの視界を保ってくれています。

次にイエローバルブ化したフォグランプ。正確にはゴールド系の色合いですが、雨や雪の中ではホワイトバルブよりもイエロー色の方が視認性はもちろん、被視認性にも優れていると言えるでしょう。

そして何より重要なのはタイヤ。
どんなに高性能なクルマでも地面とは唯一タイヤでしか接していません。ということは、例え4WDであっても、ABSやトラクションコントロールといった電子デバイスが満載であっても、タイヤの性能が劣っていれば全く意味を成しません。

社用車1号機に装着しているのは、YOKOHAMAの「DNA dB EURO」。
既に最新の商品ラインナップからは落とされてしまいましたが、非常に優れた性能の持ち主です。

私の場合、装着して2シーズン目ですが残溝はもちろん問題無いレベル。
レースならばセーフティカーランになりそうなヘビーウェット路面でも、ハイドロプレーニングを起こす気配すら見せず、コーナーリングもとても安定して不安を感じることはありません。
慎重な運転をすることが大前提ですが、ABSやトラクションコントロールが介入するようなこともなく、無事に関門橋を通過して九州道へ。

九州に入って吉志パーキングエリアでストップ、メールチェックなどをした後に仮眠に突入。

世の中では格安・激安タイヤが一部でもてはやされていますが、改めてタイヤ性能の大切さを痛感した1,000kmの大移動。
少なからずクルマ好きを自認していたり、クルマに興味のある人はもちろん、サンデードライバーのような皆さんにも、タイヤ選択やメンテナンスには一層気をつかっていただきたいと思った次第です。

安いものには必ずそれなりの理由があることを、もっと知っていただきたいですね。