• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

NorthStarのブログ一覧

2009年06月06日 イイね!

スーパー耐久シリーズ 第3戦・2

スーパー耐久シリーズ 第3戦・2朝、鈴鹿市内のホテルで目が覚めて、カーテンを開けると水たまりには雨粒の波紋が。
しかし、幸いなことに小一時間経ってホテルを出ることには雨も止んで、上空の雲も薄くなってきていました。

鈴鹿サーキットで開催されるスーパー耐久シリーズの第3戦、今回は"2Day開催"なので土曜日は公式予選日。
スーパー耐久はもちろん、サポートレースの「Lotus Cup JAPAN」からはエリーゼS・カップと2-イレブンカップ、更に同じくサポートレースの「MARCH cup」の公式予選が行われました。また、鈴鹿オリジナルの入門フォーミュラカテゴリー「Formula Enjoy」は、今日の内に公式予選と決勝レースを開催。

お昼には暑さを感じるほどに回復した天候の下で、各カテゴリーの熱戦が火蓋を切って落とされました。

特にサポートのLotusエリーゼS・カップでは、トップ争いが白熱。終盤に一度はトップの座を奪われた昨年王者の篠原祐二選手、しかしチェッカーの直前にコントロールラインを通過して最後の最後に渾身のアタック。
朝までの雨が時間を追って乾いていく中で、予選終了間際の"美味しい路面"をしっかり捕らえて、見事にポールポジションを獲得。ディフェンディングチャンピオンの意地を見せてくれました。

スーパー耐久の予選も、いつものようにAドライバーとBドライバーの合算方式となりますが、なかなか見応えのある展開に。
総合ポールポジションを奪ったのはST-1クラスの1号車「PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE」で、これに10号車「Y.K.M. ADVAN Z」が続く展開。明日の決勝は序盤のトップ争いがひとつの見物になりそうな感じです。

ST-2クラスは今回もランサー・エボリューションⅩが速さを見せて、3号車「ENDLESS ADVAN CS-Ⅹ」がクラスポール、これに11号車「TSRP ランサーEVOⅩ」が続いて、エボリューションⅩのワン・ツー。

注目はST-3クラスのポールで、14号車「協新計測マイロード岡部自動車RX-7」が同クラスのライバル勢を大きく引き離すタイムを叩き出して堂々のクラストップ、総合でもST-2クラス勢に割ってはいる9番手のグリッドを獲得。

そしてST-4クラスは62号車「HONDA CARS東京μSSR DC5」がクラスポールの座を手中におさめました。

さて、明日の決勝は500kmの長丁場。
そこでちょっと注目したいのは、ST-3クラスの動向と、それに関連するST-2クラス勢の攻防。
なぜ異なるクラス同士に関連性があるかというと、先に記したようにST-3クラスのポールを獲得した14号車がST-2クラスの上位陣に割ってはいる位置関係のスターティンググリッドとなるからです。

ST-2クラスの3号車は総合6番手、11号車は7番手。そして総合8番手にはST-2クラスの3位でエボリューションⅨ勢のトップに立った6号車「新菱オート☆DIXCEL☆EVOⅨ」がつけています。
このST-2クラスのトップ3に続くグリッドが14号車。そしてその後ろには37号車「BLACK ILLUSION EVOⅨ」、20号車「RSオガワ ユークスADVANランサー」、56号車「眠眠打破ingsランサー」と、これまた実力派揃いのST-2クラス勢がつけています。
さらにこの後ろにST-1クラスポルシェ、そして2台のST-2クラス勢が並び、ST-3クラスの2番手につけた5号車「5ZIGEN NSX」は総合16番手というスターティンググリッド。

つまりST-3クラスのクラスポールと2番手の間には、6台をはさんでいるのです。

そして注目すべきは今回のレースが500kmである点。実はこの距離はRX-7にとっては燃費的に非常に厳しく、NSXよりも1回多いピットストップを必要とする可能性が高いのです。
そうなるとRX-7はスタートから攻めの走りで1回のピットストップ分のマージンを稼がなければなりません。ということは、速さ的にもランサーに対して遜色ないことから、決して安易に後続のランサー勢に道を譲ることもしないものと予想されます。

するとST-2クラスの3番手以下にとっては、どうやってRX-7をかわしてST-2クラスのトップグループに留まることが出来るかがポイント。
対するST-2クラスのトップ3は、なるべく序盤からRX-7を巧く利用して先行したいという考えを持つことになるでしょう。

「5ZIGEN NSX」にしてみれば、燃費的な優位性は大きなメリットですが、余りRX-7に離されるのは得策ではありません。しかも耐久レース、今回は長丁場ゆえに、何らかのアクシデントなどによってセーフティカー導入というケースも考えられる為、状況に応じて臨機応変な対応も求められます。

モータースポーツはチーム全体での団体競技。それも耐久レースとなると、ドライバーの技量やマシンの完成度はもちろん、チームの戦略やレースコントロール、ピット作業の速さ競争など、まさにチームの総合力がぶつかり合う"総力戦"の様相が色濃くなってきます。
しかも4つのクラスが同じコース上で競い合っている為、なかなか観戦は難しい面があるかもしれません。

しかし鈴鹿サーキットは場内放送をはじめとした情報発信が充実していますし、携帯電話の有料サイト「モータースポーツチャンネル」も併用すれば、リアルタイムの順位や各車のラップタイムを参照することも出来ます。
ぜひこうしたサービスを駆使して、各チームの戦略を分析・予想しながら、耐久レースならではの醍醐味をお楽しみいただければと思います。
 
Posted at 2009/06/06 21:30:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記

プロフィール

各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

リンク・クリップ

office North-Star業務雑記帳(FC2) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2011/08/12 00:27:49
 
ADVAN Motorsports 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2011/08/12 00:27:30
 
NINJA TOOLS 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2007/09/17 19:46:48
 

愛車一覧

日産 フーガ 日産 フーガ
三菱ディアマンテ30M-SE、Y50型日産フーガ350XVに続く、三代目の“社用車1号機 ...
フォルクスワーゲン パサート セダン フォルクスワーゲン パサート セダン
マツダRX-8、三菱ランサーエボリューションVII GT-Aに続く、三代目の"社用車2号 ...
日産 フーガ 日産 フーガ
二代目となった"社用車1号機"。 日産フーガ350XV、ボディカラーはダークブルー。 ...
三菱 ランサーエボリューションVII 三菱 ランサーエボリューションVII
マツダRX-8の後継として導入した「社用車2号機」。 三菱ランサーエボリューションVII ...

過去のブログ

ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation