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2週間ほど東京を留守にしていましたが、やはりその間にも仕事関係の物に混じって、ミニチュアカーが宅配便で届けられていました。

しかし今回は、こうした物とは別に、北海道往復の過程においても各所で仕入れたミニチュアカーというのもありました。

まずはそんな"出張仕入れ"で入手したものをご紹介していきましょう。

6月下旬になって、特に予告もなく突然に発売されたのが、トミカの「ラリーカーコレクションJAPAN」。
レギュラー品番でも展開されている三菱自動車のランサー・エボリューションⅩと、スバルのインプレッサWRX STIをベースにして、2008年の秋に北海道で開催された「Rally JAPAN」に登場したマシンたちが再現されています。

ただし版権や商標の関係からでしょう、商品名自体には「Rally JAPAN」という具体的な大会名称は一切記されていません。
もっとも、車そのものはカラーリングやゼッケン、ドライバー＆コ・ドライバー名表記を見る限り、2008年の同大会に登場した車両であることに間違いないのですが。

開催ローテーション制の採用によって、2009年はお休みとなった日本でのWRC(FIA世界ラリー選手権)開催。
既に2010年については、10月に「Rally JAPAN」が再び北海道の地で開催されることがアナウンスされています。

果たして具体的な開催地域がどこになるのかは分かりませんが、2008年にそれまでの十勝地方から道央地方に舞台を移した「Rally JAPAN」。
参加チームや関係者、そして観客にとっては、交通(飛行機や鉄道、レンタカー)や宿泊などのキャパシティが大きくなったことで、利便性の向上とコストダウンを図れたのではないかと思います。

ただ、開催地の"器"が大きくなったということは、相対的に大会の存在感が希薄になってしまう可能性もあります。
都会のお祭りは「他人事」として見ている人が多く、地方のお祭りでは「自分たちで盛り上げよう」という気概を持っている人が多いという、この違いは地元密着型のモータースポーツであるラリーにとって重要なポイント。

道央では「さっぽろ雪まつり」などの大規模な国際級イベントが開催されて市民にも親しまれています。
ぜひ地元自治体や報道機関などの力もお借りして、秋の北海道を代表するビッグイベントに「Rally JAPAN」が成長してくれることを願っています。
　
　
MiniCar｜トミカ 「ラリーカーコレクションJAPAN」 (1)
MiniCar｜トミカ 「ラリーカーコレクションJAPAN」 (2)