
"2Dayレース"で開催されるスーパー耐久シリーズの第5戦は、今日から公式日程に突入。
土曜日は、スーパー耐久の公式予選が行なわれるほか、サポートレースであるヴィッツ関東の予選とコンソレーションレース、さらに
Lotus Cup JAPANは"Elise S cup"と"2-Eleven cup"がともに予選と決勝レースを行ないます。
気になる天候は朝の内は雨が残ってしまい、Lotus Elise S cup"の公式予選はハーフウェットコンディション。しかし何台ものマシンが周回を重ねるうちにライン上は乾き始め、チェッカー間際に激しいアタック合戦が繰り広げられる展開となりました。
お昼にはピットウォーク。
今回の第5戦は
富士スピードウェイが、土曜・日曜ともに"パドックフリー"の設定としました。
地方戦では珍しくないですが、全国転戦するシリーズ戦でパドックをフリーにしたのは珍しいケース。入場料金そのものが値上げされたという面もあるようですが、パドック内にはステージやイベントブース、出店などがコンパクトにまとめられており、観戦しやすく盛り上がっていたように感じます。
写真はそんなイベントブースの一角に展示されていたレーシングマシン。
手前は1993年まで開催されて大人気を博していた全日本ツーリングカー選手権(グループA)に参戦していたAE92型の「ADVANカローラレビン」。そしてその後方には、去る7月から発足した富士チャンピオンレースの「カローラアクシオGTクラス」のマシン。
アクシオは
SUPER GTにも参戦していますが、こちらはN2規則に準拠したワンメイクマシン。排気量1,500ccのエンジンに
トヨタテクノクラフト・TRDからリリースされているタービンキットを装着したマシンです。
ミッションはもちろんマニュアルで5速仕様。
簡単に言うと、市販のカローラに現在も存在しているマニュアル仕様のベーシックグレードをベースに、エンジンをターボ化したマシンということです。
N2規則準拠ということでコストがかかるという印象を持たれるかもしれませんが、実際には安価にマシン製作から参戦までを実現出来そうです。なによりカローラアクシオは大量に販売されている車種ですし、巷の大半を占めるCVT仕様車からでもマニュアルミッションに換装してレースマシンを仕立てることが出来ます。
それに、補修パーツも安価かつ流通量が多いでしょうから、軽微な破損ではそんなに大金が飛んで行くことも無さそうです。
さて、午後からはスーパー耐久の公式予選。
いつものようにAドライバーとBドライバーにそれぞれ15分ずつの時間が与えられます。そして、両者のベストタイムを合計したものが、明日の決勝スターティンググリッドに反映されます。
ポールポジションを奪ったのはST-1クラスが28号車・片岡龍也選手組の「PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE」。これにチームメイトの1号車・谷口信輝選手組が続いて、BMW Z4M COUPEがフロントローを独占しました。
ST-2クラスは今回は1台だけの参戦となってしまったランサーエボリューションⅩが孤軍奮闘、「ENDLESS ADVAN CS・Ⅹ」がCT9A勢、そしてインプレッサを退けてクラスポールポジション。CT9A勢のトップでクラス2番手につけたのは6号車・冨桝朋広選手組の「新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX」、このチームは先月の連休に
函館開港150周年記念事業 "ハコダテ150"の一環として
函館市で車両展示などを行なっており、今回もピットウォークで特産品の配布などを行なっています。
ST-3クラスは地元・静岡で速さを見せる結果になった岡部自動車勢、15号車・長島正明選手組の「KYOSYOメーカーズ岡部自動車RX-7」がクラスポール、これに14号車・増田芳信選手組の「協新計測マイロード岡部自動車RX-7」が続いて、こちらも同一チームの2台がクラス・フロントローを独占。
今回は明日の決勝日に15号車のメインスポンサーである
京商(Kyosho)が、グランドスタンド裏でラジコンレース「KYOSHO TROPHY2009 関東Aブロック大会」を開催することも話題を呼んでいます。
そしてST-4クラスは、前戦・鈴鹿を制している62号車・塩谷烈州選手組の「ホンダカーズ東京μSSRDC5」がクラスポール、これに今季初参戦の8号車・田中 徹選手組の「チーム哲也 RnスポーツS2K」続きました。
Posted at 2009/08/06 20:04:58 | |
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