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2009年11月01日 イイね!

FIA WTCC Race of JAPAN・3

FIA WTCC Race of JAPAN・3いよいよ2回目となる日本での「WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)」が決勝の日を迎えました。
週のはじめから気になっていたのは天気予報、この日曜日は前線の南下に伴い強い雨が降ると伝えられていたのです。

しかし津山市内のホテルで目覚めてみると、窓の外は青空。
「これは、上手い具合に予報も外れてくれるのか?」と淡い期待をしながらピンポイント予報を見ると、残念ながら午後から雨の予報に変化は無し。

どうなることやらと思いながら岡山国際サーキットに入り、まずは朝9時から3時間の耐久で競われる「アジアン・ル・マン」のシリーズ第2戦をコースサイドで撮影します。
残念ながら今季は中国などでの開催が中止されたこともあって、ここ岡山での2日間だけという形になってしまった「アジアン・ル・マン」。
不思議なことに金曜日に行なった予選結果が土曜日の第1戦のみならず、日曜日に行なわれる第2戦のスターティンググリッドにも反映されるという「アジアン・ル・マン」ですが、昨日の雪辱を果たすかたちでローラ・アストンマーチンが圧勝を飾りました。

時刻はお昼、上空を見上げると青空は姿を消して灰色の雲が覆っています。
天気予報の雨雲レーダーを見てみると、中国地方を横切るように強い雨の地域を示す黄色や赤の帯が南下している様子が映し出されてしまいました。そう、前線は着々と南下してきていたのです。

果たしてF4(フォーミュラ4)の日本一決定戦・ファイナルレースが始まろうという頃には雨が降り出してしまい、F4はウェットレースに。
当方も上下雨合羽に身を包み、カメラの雨対策も施して"フルウェット・セッティング"を整えてからコースサイドへ。F4は雨の中で西日本シリーズのチャンピオンを獲得している花岡翔太選手が見事に二年連続で日本一決定戦を制しました。

そしていよいよWTCCの第1レース(シリーズ第21戦)がスタートを迎えます。
雨は止む気配を見せず、ローリングスタート方式の第1レースは2周のセーフティカー先導を経てスタートすることに。ただしWTCCではセーフティカーランの周回を決勝周回から除外するという規定があるので、レースそのものは当初の予定通りの周回を競い合うかたちとなるので、これは観戦するファンにとっても嬉しいところ。

雨の中、ウォータースプラッシュを上げながらスタートした第1レースはスタート直後にシリーズリーダーのガブリエレ・タルクィーニ選手(セアト)がコースオフにより後退するというまさかの展開に。これで有利になったと思われたのがBMWのアウグスト・ファルファス選手でしたが、こちらもなんと次の周に全く同じようにコースオフを喫するという波乱の展開に。
そんな混戦模様の中でレース運びの巧みさを見せたのが、これまで3度チャンピオンを獲得しているBMWのアンディ・プリオール選手。終盤は同じくBMWを駆るヨルグ・ミュラー選手とのデッドヒートとなりましたが、ここはしっかり抑えてトップを守りきり今季2勝目を飾りました。

そしてFormula BMWの決勝をはさんで迎えたWTCCの第2レース(第22戦)。
若干勢いを弱めていた雨足は、残念なことに第2レースのコースインとほぼ時を同じくして再び強まってしまい、結果的には第1レース以上の強い雨の中でのレースとなってしまいました。

このため、第2レースも混戦模様。スタート直後の1コーナーから2コーナーにかけてはコースオフ車両が続出、そんな中で第1レースを終盤の逆転で8位フィニッシュとしていたアウグスト・ファルファス選手はリバースグリッド方式によってポールからスタートしていたため、混乱の影響を受けることなく周回を重ねていきます。
さらに第1レースを制したプリオール選手も混乱をかいくぐって上位に進出、ファルファス選手に続く2番手のポジションを固めていきます。

この両者は中盤以降も後続にそのポジションを脅かされることなく快調にラップを重ねてそのままフィニッシュ。ファルファス選手にとっては最終戦・マカオでの逆転チャンピオン獲得に向けて貴重な勝ち星を手にすることになりました。


残念ながら今年もドライコンディションでのレースは叶わなかったWTCCの日本ラウンド。しかし生憎のコンディションではありましたが、ツーリングカーの世界最高峰らしい迫力あるバトルを会場に足を運ばれた皆さんは堪能出来たのではないかと思います。
既に2010年もWTCC岡山国際サーキットで開催されることが決まっているので、今度こそは「2度あることは~」ではなく、「3度めの正直」でドライコンディションのレースとなることに期待したいものです。


レース終了後は記者会見などの取材を行なった後に岡山市内のホテルへ移動。
ビショ濡れの取材となってしまいましたのでシャワーを浴びてサッパリしてから、本格的な制作作業に突入です。
 
Posted at 2009/11/06 18:55:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記

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