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2009年11月14日 イイね!

全日本ラリー選手権 第9戦・2

全日本ラリー選手権 第9戦・2いよいよ全日本ラリー最終戦が戦い本番の日を迎えました。
「FMSC吉野ヶ里マウンテンラリー'09」は、土曜日のみに8つのSS(スペシャルステージ)が設けられており、今日の夕方には2009年の総合チャンピオンが決するという流れです。

幸いに昨夜からの雨はほぼ勢いを弱め、SS1でこそ小雨が残ったものの、私たちメディア陣が撮影のために待機していたSS2ではほどんと雨があがっていました。ただし路面についてはまだハーフウェット状態、気温/路面温度ともに低く若干スリッピーな感じがしています。

果たしてこの路面がひとつの大きな勝負の鍵になりました。各車は当然、グリップ力を求めてソフト系のタイヤ選択で臨みましたが、SS1ではブリヂストンを履く榊雅広選手が5分31秒3のトップタイムをマーク。これにADVANの吉澤哲也選手が2番手(-1.1秒)、ダンロップの石田正史選手が3番手で続きます(-2.4秒)。注目の総合チャンピオン争いは奴田原文雄選手が5分34秒4で4番手、対する勝田範彦選手は奴田原選手から4.5秒遅れの5番手。

続くSS2は10kmを超えるロングステージ、この道を午前中に2回、午後は逆走で2回走ります。
まずやってきたのはゼッケン1をつける奴田原選手、9分20秒2というタイムは堂々のステージベスト。これに続いたのはSS1でベストをマークしている榊選手(-3.2秒)、3番手となった勝田選手は奴田原選手から5秒遅れで、累積のタイム差は9.5秒に拡がりました。

SS3は再び榊選手がステージベストを奪い、奴田原選手が0.7秒の僅差で2番手。勝田選手は奴田原選手から遅れること4.9秒遅れの4番手、その差はさらに開いて14.4秒に。

セクション1の最後となるSS4はSS2のリピートですが空は太陽が顔を出して路面は急速にドライへと転じていきます。そしてここではADVANを履く大嶋治夫選手が9分09秒4というスーパーベストを叩き出しました。先程のSS2で奴田原選手がマークしたベストタイムが9分20秒2、今回のSS4で大嶋選手に続いた奴田原選手のタイムは9分17秒7(-8.3秒)ですからその驚異的な韋駄天ぶりがお分かりいただけるかと思います。
2番手につけた奴田原選手に対して、勝田選手は3番手で食い下がりますが、両者のタイム差は3.7秒。累積の差はさらに開いて18.1秒になりました。

ここでセクション1が終わって15分のサービス。
路面の状況変化に伴って各車がタイヤ交換をしてくることは充分に予想され、長めのステージも多いことから勝田選手は当初から中盤以降での逆転をシナリオとして描いているのかとも思われていました。

その予想を裏付けるかのように、セクション2の最初となるSS5では勝田選手がこの日初めてのステージベストをマーク。奴田原選手は2番手で3.2秒遅れ、累積では勝田選手が14.9秒遅れに差を縮めました。

いよいよ勝田選手が反撃の狼煙をあげたかと思われましたが、続く1.30kmのショートステージ・SS6で奴田原選手は1分00秒9のステージベストをマーク。勝田選手は0.9秒遅れの4番手に留まると、SS6のリピートでもう一度走るSS7でも奴田原選手がベストを連取、勝田選手との差をさらに拡げて"トドメ"をさしました。

最終のSS8を迎える段階で両者の差は18.5秒、こうなると奴田原選手に課せられた使命はミスなく走りきることだけ。マシンもノートラブルで3番手のタイムを残して最終ステージをあがり、喜びに沸くスタッフやファンが待ち受けている吉野ヶ里歴史公園へと戻ってきました。

3年ぶりのチャンピオン奪還を果たした奴田原選手。最終戦は貫祿の走りでターマックラリーの優勝を飾り、最良の形で一年を締めくくることが出来たのではないでしょうか。

もっとも私の方は、今回の撮影ポイントは全てが逆光気味で、走りの撮影について言えば少々消化不良な感じですが・・・。
 
Posted at 2009/11/18 12:47:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記

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