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2009年12月12日 イイね!

冬の北陸日本海・海の幸を食べ尽くす!(1)

冬の北陸日本海・海の幸を食べ尽くす!(1)カレンダーも12月に入り、北国からは雪や寒さの便りが届くようになってきました。
本格的な冬になると、特に車で雪国へと出かけるのは少々ためらいも感じるようになってしまいますが、冬ならではの味わいも数多くあるのでこれは見逃せません。

特に北陸地方は"寒ぶり"に代表される冬の旬が美味しい地域。寒さも厳しい日本海の荒波にもまれて脂がのって身が締まった魚を味わいたいのであれば、今出かけるしかありません。

そこで一年の締めくくりを兼ねて、日頃の取材活動で何かとお世話になっている方々をお誘いして、一泊二日の忘年会旅行に出かけてみました。

目的地は富山県。
お題はズバリ「冬の北陸日本海・海の幸を食べ尽くす!」として、とにかく魚を食べることだけを目的とした旅のはじまります。


■まずは上越市で手軽に海の幸を堪能!

今回の旅、出発地はJR八王子駅前。電車でやってきたお二人と駅前で合流、午前8時30分すぎに出発。
駅から10分ほど走れば中央自動車道の八王子IC、週末の旅行ですがタイムロスの無い動きで移動スタート。八王子JCTから圏央道、鶴ヶ島JCTからは関越道。そして高崎JCTから上信越道と北上して、最後は上越JCから北陸道へ。
懸念していた渋滞も皆無、出発から3時間30分ほどしたちょうど昼時にやってきたのは新潟県上越市

ここで一旦高速道路を離れて上越市内に入り、昼食を摂ることに。
向かったのは「廻鮮 富寿し上越みなと店」。

この店には夏にもやってきましたが、回転寿司ながら職人さんが手握りした寿司を供してくれます。おしなべて北陸、特に富山や新潟は回転寿司もレベルが高いのですが、もちろんこの店もネタ、シャリともに一般的な回転寿司とは一味も二味も上のクオリティ。
特に個人的にはネタの中で、もっとも安い値段の皿に載せられている"たこ"の味が本当に美味しいことが、この店を評価する大きな理由のひとつです。

美味しい寿司ではありましたが、あまりここでお腹いっぱいにすると夕食を食べるのが難しくなりそう。そこで"腹六分"程度に抑えて、引き続き最終目的地を目指します。

 【廻鮮 富寿し・上越みなと店】
新潟県上越市下源入277-7
電話番号  025-531-3737
営業時間  (平日) 11:00 ~ 14:30/16:30 ~ 22:00、(土日祝) 10:00 ~ 22:00
定 休 日  年中無休



■懐かしさ満点の富山みやげ

再び上越ICから北陸道に入り、日本海を右手に見ながら約120kmを走って到着したのは富山市
人口およそ44万人の県庁所在地であり、"とやまの薬売り"で広く知られる製薬業や、モータースポーツファンにはF1のアルミホイールを生産している地としてもおなじみであるように各種の製造業などが盛んな工業都市でもあります。もちろん一方では富山湾の豊富な水産資源による漁業、そして新潟に並ぶ米どころとしての農業なども盛ん。

そこでまずは富山といえば全国の人が知るところである"薬"をテーマに、ちょっとしたお土産を調達することに。
この夏に富山を訪れた際は(2009年8月9日付のエントリ)、薬屋さんに足を運んで懐かしいイラストが描かれた袋入りの薬を買い求めました。

しかし今回は嗜好を変えて、富山駅前の「CiC」内にある物産センター富山」を訪れました。
ここにはお菓子や水産加工品、伝統細工など富山の代表的なお土産が揃っています。薬売りや製薬にまつわる部分では展示コーナーもありますので、手軽に富山を知ることが出来るスペース。

そしてお目当ては、そんな中にコーナーを設けられている「ケロリングッズ」を調達することです。
今も市内に本社を置く内外薬品株式会社の代表的な商品が「ケロリン」。非ピリン系の鎮痛薬ですが、薬そのものは見たことが無いという人でも、黄色地に赤文字でケロリンと書かれた風呂桶はご存じではないでしょうか。

詳しくは「ケロリン桶の由来」という同社のサイトで説明されていますが、銭湯などお風呂屋さんの桶といえばケロリンでした。私も子供の頃などに銭湯に行ったときに見たからでしょう、自然とケロリンの名称はアタマに刷り込まれていました。
思えばかなり秀逸なセールスプロモーションだったわけですが、「CiC」内にある物産センター富山」では各種グッズを売っているので買い求めることに。

懐かしの風呂桶、バスマット、タオル、そしてミニチュア桶がついたキーホルダーを購入。もっともキーホルダーは、ミニチュアと言っても少々大きめの桶がついていますが(^^;。

 物産センター富山
富山県富山市新富町1丁目2番3号 CiCビル5F
電話番号  076-444-7137
営業時間  (平日) 10:00 ~ 20:00
定 休 日  CiCビル・ウェブサイトを参照



■海の幸づくしの夕食に舌鼓!

荒町交差点の角にあるダイワロイネットホテル富山にチェックインしたのは16時少し前。
部屋に入って一息ついて、17時30分にいよいよ今回の旅のメインイベントである"冬の北陸・海の幸づくしの夕食"へと出かけます。

何日にも渡って店をリサーチ、口コミの評判などを吟味して最終的に選んだ店は「魚処やつはし」。ホテルからは徒歩5分ほど、大通りを一本入ったところにある料理屋さんです。

ホテルの部屋に入って念のために予約の電話を入れておいたのですが、鰤は食べられるのかを確認すると「今日はあがってるので大丈夫」という返事をもらいました。この返答が期待を高める結果に。なぜなら「今日は」とあえて断っているのですから、不漁だったり主が気に入ったものが市場に無い日は入荷していない可能性もあるということ。観光客向けの店ではこの時期の富山で鰤の欠品は許されないでしょうが、地元のお客さんを中心とした店であれば欠品もあり得る話。それだけに"店のこだわり"を感じたのです。

訪れてみるとカウンター10席弱、奥に座敷が4~6人×4卓程度のこぢんまりとしたお店。しかし店内は清潔感もあり、なかなか良い雰囲気です。
開店まもなくの訪問だったのでこの日の一組目が私たち。座敷の一卓をあてがって貰い、お品書きに目を通します。すると一部のメニュー以外は値段が記されていません。少々ドキドキしますが、事前の口コミでも「質の良い魚料理がリーズナブルに食べられる」とあったので、ここは好み通りの注文をすることに。


最初にやってきたのは「白エビの揚げ物」。
私は白エビは初めて口にしたのですが、カラッとした最初の口当たり、その次にはてっきりエビの甲羅の硬さが感じられるのかとおもっていたら・・・。驚くほどの柔らかさ。ほのかな甘みが美味しく、塩や醤油なしで味わうことがベストと思われる一品です。
なお、この前に"つきだし"として小鉢が2つ供されました。ひとつはバイ貝、もうひとつは魚のすり身団子。前者は新鮮さが美味しく、後者は熱々の作りたてで、非常に上質な"つきだし"だったので料理にも大いに期待したのですが、一品目で十分に期待に応える内容となりました。


次に出されたのは「刺身盛り合わせ」。これはお値段が最初に明記されており、一人前1,800円でした(写真は3人前)。しかし、今回は「鰤を多めに」という独自のオーダーを受けてもらったので、もう少し高めの価格になったかもしれません。
お皿に並んでいたのは鰤トロ、ハマチ、ヒラメ、アジ、タコ、エビ、バイ貝、バイ貝の肝といったところ。
鰤トロは肉厚ですが口に入れるととろける美味しさ。その上で脂っこさは無く、個人的には大トロよりも数段上の上品な脂がのっている鰤トロに軍配を上げたい気持ち。
また面白かったのはバイ貝の肝。これも初めて食べましたが、生臭さなどは皆無でトロッとした食感が面白い珍味です。
もう一つ見逃せないのがタコ。これは昼御飯の回転寿司でもそうだったのですが、東京で食べる一般的なタコとは全く別物です。寿司でも刺身でも"安物ネタ"の代表格という感じのタコは、酷い店ではボリュームアップの為の位置づけだったりもします。しかしこのタコは本当に甘みがあり適度な歯ごたえが癖になる一品。ゴムのような安物のタコとは違う、本当のタコの美味しさを楽しめます。

ここでもう一品の揚げ物として「いかゲソ揚げ」を注文。
この品だけ写真を撮り忘れてしまったのですが、まぁその名の通り一般的なゲソの揚げ物です。しかしやはり元のイカが新鮮なだけに美味しさは格別。東京の居酒屋などで頼む感覚で"とりあえず"的な注文でもあったのですが、こうしたベーシックな一品でも十分に冬の北陸で恵まれた海の幸を食べていることを実感させられました。


揚げ物、刺身ときたら、次は焼き物。今日は高級魚として知られるノドグロをお願いしました。
注文の際にノドグロは今日入荷しているかを女将さんに聞くと、とても立派な一尾を実際に見せてくれました。体長30cm近い見事なノドグロ、その半身を焼いていただきました。
頭付きでやってきたノドグロは大人三人にとっても食べ応え満点。こちらも焼魚に対する固定概念を覆す、ジューシーでとても美味しい一品でした。脂ののった厚い白身は口の中でスーッととろけるような感じ。一般的な焼魚とは全く異なる趣の美味しさです。また、私は遠慮しましたが目玉も美味しい部分なのだとか。
この日の入荷は私たちが半身をいただいた一尾のみだったようで、早めの来店が功を奏しました。


次は旬の寒鰤が再び卓上に。ただし先の刺身とは趣を変えて、今度はしゃぶしゃぶでいただくことにしました。
"鰤しゃぶ"は本場の氷見などでも新しい食べ方として普及に力を入れているもの。昆布でとる出し汁が入った土鍋を、卓上に用意されたコンロで熱します。そして供されたのは、刺身とは打って変わって薄めに切られた寒鰤。しかし厚みこそ3mm程度に抑えられているものの、大振りな身は食べ応えがありそうです。
これをまさに肉のしゃぶしゃぶと同様に出し汁にくぐらせます。1往復させるくらいでレアな感じ、ちょっと趣を変えて2往復させるとウェルダンといった雰囲気の熱の入り方になります。
実はこの時点で大人三人全員がお腹いっぱいの状態。そこで二人前を注文したのですが、それでも1人前が10切れもあるので相当なボリュームです。
最初は「残してしまうかも・・・」と心配したのですが、いざ食べ始めてみると食が進む。先に記したように、出し汁のくぐらせ方で変化を楽しめますし、何より朝獲れの新鮮な旬の寒鰤であるだけに、絶品の美味しさが次々に口へと運ばせてくれるのです。
新鮮さと身が締まった美味しさは、出し汁にくぐらせる段階で想像がつきます。何故なら薄く切られているのに、熱を加えても身がシャキッとしていて箸で掴んでいても崩れる気配が全くしないからです。


ここまでご飯ものやめん類を一切口にせず、ひたすらに魚を食べてきましたが、もう三人ともお腹いっぱいの状態。
しかし、ふと気がついてみると、鰤料理ではもっともメジャーな存在とも言える「ぶり大根」を食べていませんでした。ところがお品書きを見ても、その名前がありません。ぶり大根が無いというのも珍しいものだと思っていたのですが・・・。
ちなみに"鰤しゃぶ"を食べ終わったのは午後8時ころ。7時を回ったころから店は次々にお客さんがやってきて大賑わい、そのためか私たちの注文したものが出てくるのに少々時間を要することもありました。
特にそれで困るようなことも無く、十分に我慢出来る範囲ではあったのですが、ここで女将さんがやってきて「お待たせしちゃったから、お詫びの印ね」といって、ぶり大根の小鉢をサービスしてくれました!
これはもう口でどうこう言えないくらいの美味しさ。鰤のうま味が染みた大根は絶品ですし、もちろん鰤も味わい深いもの。汁も最後の一滴まで美味しくいただいたのでした。


以上で夕食のメニューはすべて。とにかく次々と出される美味しい海の幸に私を含めた全員が大満足。
しかし、これでビックリするような値段だったら美味しい嬉しさも半減してしまったかもしれません。では、御会計の方はどうだったかというと・・・。
会計の紙を見て、一同より満足感がプラスされました。お酒の分の料金を含めて東京ならば1人1万円超え確実な内容ですが、支払ったのは一人当たりにすると、ちょっと高めのビジネスホテル一泊分といった感じの金額だったのですから(^^)。

●ルートマップ|八王子 → 廻鮮 富寿し・上越みなと店 → 物産センター富山 → 魚処やつはし

魚処やつはし
Posted at 2009/12/14 11:57:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ・観光ガイド | 日記

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各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
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