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カレンダーが3月になりました。
東京では日中の最高気温も15度近くまで上がって春の陽気といった雰囲気。梅もそろそろ見ごろが終わり、本格的な春の訪れも近いという感じになってきました。

そして今日は月曜日。
月が変わってビジネス的には週のはじめということもあり、なんとなく新たな気持ちになった一日です。いよいよ国内でも2010年のモータースポーツシーズンが本格的に幕開けしたという背景もあるからでしょう。

昨日、2月28日に岡山国際サーキットで地方シリーズの「岡山チャレンジカップ」が開幕戦を迎え、地元中国地方や西日本方面などのアマチュアレーサー達が好バトルを演じました。

この中では、今季から搭載エンジン排気量の上限アップをはじめ、技術規則の改訂によってニューモデルの登場も話題を呼んでいる「F4(フォーミュラ4)」など6つのカテゴリーを開催。
特に「F4(フォーミュラ4)」は従来モデルと新型モデルのポテンシャルに注目が集まりましたが、予選でトップタイムをマークしたのはデビュー戦となった東京アールアンドデーの"RD10W"を駆る西本直樹選手。2番手はスーパー耐久のST-1クラスにBMW Z4M COUPEで参戦していることでも知られる吉田広樹選手で、こちらはウエストレーシングカーズの"WEST056"をドライブ。
さらに3番手には吉村秀夫選手が駆るMYSTの"KK-ZS"と続き、3車種が拮抗した高いポテンシャルを見せました。
そして注目の決勝では、2番手スタートの吉田広樹選手が見事な逆転劇を演じ、熟成が進んでいる"WEST056"の強さを見せる結果となりました。

今シーズン、これからの展開がますます面白くなることを予感させる「F4(フォーミュラ4)」の開幕結果。
この週末は西日本に続いて東日本シリーズも3月7日にツインリンクもてぎで開幕を迎えますので、こちらも要注目の一戦です。

そんなこんなで月曜日は久しぶりに前日開催されたレースを受けての制作作業に従事。モータースポーツシーズン中はこれがレギュラー作業となりますので、これから先の月曜日はこんな感じで過ごしていくことになります。

なお今度の週末は「WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)」もブラジルのクリティバで開幕。世界的な景気後退の影響もあって昨年チャンピオンを獲得したセアトスポーツ、さらに昨年本格参戦を果たしたラーダが、ともにマニュファクチャラー登録から撤退。BMWもマニュファクチャラーチームの参戦体制を縮小するなど、少々寂しい話題も伝わってきています。

しかしインディペンデント登録ではありますがセアトはドライバーラインナップもFIA世界選手権の史上最高齢チャンピオンを昨年獲得したガブリエレ・タルクィーニ選手を筆頭に、これまでとほぼ同じラインナップが参戦してきます。
そして一昨年初めてセアトにチャンピオンの栄冠をもたらしたイヴァン・ミューラー選手はシボレーに移籍。WTCC発足初年度から参戦を続けるシボレー、悲願のチャンピオン獲得を実現出来るのか目が離せないところです。

ちなみに一昨年初めて日本上陸を果たしたWTCCは、今年も10月30日(土)～31日(日)に「FIA WTCC Race of JAPAN」として岡山国際サーキットにやって来ます。残念ながらこれまでの2大会は決勝レースが雨に祟られてしまいましたが、なんとか"三度目の正直"で今年こそドライコンディションでのレースを見てみたいものです。