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一泊した「名古屋東急ホテル」を、規定いっぱいの午前11時にチェックアウト。
社員嬢とともに社用車2号機(フォルクスワーゲン・パサート 2.0)で活動開始、まずは市内の「小ざくらや一清」という和菓子屋さんへ。

ここは社員嬢が出発前にネットで見つけてチェックしていたお店ですが、住宅街の中にあるお菓子屋さんは上品な感じの多彩なお菓子が店頭に並べられていました。折しも桜がほぼ満開を迎えた名古屋、店名からも季節的にちょうど良い感じ。
ショーケースの中にも桜餅をはじめとして、桜を題材とした春らしいお菓子が何種類も並べられています。このなかから主なものを一通り調達して、再び移動を開始。

小一時間ほど走って到着したのは岐阜県・各務原市にある「かかみがはら航空宇宙博物館」。この町は川崎重工業航空宇宙カンパニーが工場を構えているなど、航空宇宙産業と縁が深いことで知られています。

博物館は広大な屋外展示場に救難飛行艇「US-1」や、日本の空からは既に姿を消している国産旅客機「YS-11」などが展示されています。そして館内に入るとこの地で生産された「陸軍乙式一型偵察機」や、低騒音STOL(短距離離着陸)実験機「飛鳥」などを間近に見ることができます。
もちろん博物館の存在自体は以前より知っていましたが、なかなか今日まで訪れる機会がありませんでした。特に「飛鳥」はぜひこの目で見てみたいと思っていた機体だけに、念願かなってのご対面は嬉しい限り。排気を主翼上面に吹き出すための特徴的なレイアウトは、なかなか興味深いものでした。

また「US-1」は数年前に鹿児島県の海上自衛隊鹿屋航空基地史料館で同様に屋外展示されている機体を見学したことがありますが、印象としてはここ「かかみがはら航空宇宙博物館」の展示機の方が状態は良さそうな感じでした。

飛行機を堪能したあとは、岐阜市の長良川温泉に移動。
"鵜飼い"で有名な長良川、温泉の前には鵜飼観覧船の乗り場もありますが、残念ながら鵜飼は5月中旬までお休み中。しかし、この時期にやってくると川沿いに植えられている桜を楽しむことが出来るのです。

そこでウチの事務所恒例となりつつある"桜の名所を訪ねる慰安旅行 兼 花見スポット取材"の地として選んだ次第。
特に今回宿泊した「ホテルパーク」では"春の桜プラン"という宿泊パックが用意されており、桜を間近に見られる部屋があてがわれる上に桜を題材とした料理も部屋食で供されます。
そう、つまりは部屋にいながらにしてお花見を楽しめるというプランなのです。

もっとも社員嬢にとって花見には和菓子が欠かせないようで、名古屋市内での和菓子大量調達となったわけですが･･･(^^;。

確かに部屋の窓からは手が届きそうな距離に満開の桜。隣接する公園は地元の花見スポットでもあるようで、夜には楽しそうな宴も催されておりました。
そこで私も日が暮れてから、先日購入したCanon EOS 7Dと三脚を手にして夜桜撮影の散歩に出かけることに。社員嬢もCanon EOS Kiss X2で頑張って撮影していました。
ただ残念なことに少々風が強め。常に桜の枝が揺れてしまっていたため、なかなかカッチリとした夜桜の絵を撮るには至りませんでした。

それでも雰囲気のあるカットを何点かおさめることが出来て、素材用写真撮影というミッションも無事に終了。
深夜になっても大騒ぎしている地元のお馬鹿な子たちには少々辟易としましたが、これはこれで解決策を見いだして日付が変わるころには静寂の世界に。桜に囲まれているような感じの中でぐっすりと眠ることが出来たのでした。