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昨夜名古屋から帰って来たばかりですが、今日も取材予定が入っているので朝寝坊は許されず。
向かった先は「パシフィコ横浜」、ここでは土曜・日曜と懐かしい車たちが一同に展示されている「ノスタルジック2デイズ」というイベントが開催されています。

このイベント会場の一角に設けられたステージで、午前中に行われるTEAM SHOWの2010年新体制発表会が取材の目的。TEAM SHOWとは俳優・哀川翔さんが率いるラリーチームであり、映画「SS -エス・エス-」への出演を機にラリーへの参戦を開始した哀川さんのモータースポーツ活動母体となっています。

これまでにも全日本ラリー選手権や「Rally JAPAN」、さらにはアメリカで開催される「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」などに参戦しています。
このうち「パイクスピーク」については、チームのドライビングアドバイザーをつとめる奴田原文雄選手がコ・ドライバーとして登録されての参戦となりました。この時の模様は、横浜ゴムの「ADVAN Motorsports Website」にレポートが掲載されています。

●奴田原文雄のアジア・モータースポーツ漫遊記 =番外編・パイクスピーク参戦記=
－ADVAN Motorsports Website　 2009年9月掲載

そして今回の発表会ではTEAM SHOWの2010年モータースポーツ活動計画が公表されましたが、その中での目玉となるのが9月に北海道で開催される「Rally JAPAN」への参戦。
マシンは最新のフォード・フィエスタR2で、なんと2台体制でのチャレンジだというのです。ドライバーはもちろん、哀川翔さんと奴田原文雄選手。それぞれ、安東貞敏選手／佐藤忠宜選手をコ・ドライバーとしての参戦が予定されています。

哀川翔さんの健闘にも注目が集まるところですが、奴田原文雄選手の戦いぶりも気になるところ。2009年の全日本ラリー選手権で総合チャンピオンを獲得したコンビそのままでの参戦ですが、なにしろマシンはフォード・フィエスタ。長年に渡り三菱ランサー・エボリューションで参戦を続けてきた奴田原選手にとってFF(前輪駆動)車で実戦に臨むのは実に17年ぶりのことなのだとか。
もっとも、これまで速い車に乗ってきた身が遅い車に移るのですから、その逆に比べれば全く心配するような余地はありませんが(^^;。

ところで奴田原選手と「ノスタルジック2デイズ」の会場をまわっていたら、ふと気になる一台が。
ラリーマシンではありませんが、懐かしのKP61型・トヨタスターレットです。
実は奴田原選手が知人から譲り受けてラリーに初めて参戦した時の車種がKP61。もっとも譲り受けて間もなく谷底へとマシンは転げ落ちてしまい、同じKP61を買い直したそうですが･･･。

懐かしくコクピットなどを観察していた奴田原選手、全日本ラリーはもとより、伝統のモンテカルロなども制したトップ・ラリーストの原点となったKP61と、折角の機会なので記念撮影をしてみました。