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2010年04月13日 イイね!

満タン給油はお早めに

満タン給油はお早めに高速道路の「ETC休日特別割引」が、昨年3月末から始まって一年が経ちました。
この一年間の私自身の利用実績を集計してみると、実に20万円以上の通行料金が割引されていました。もっともこれは純粋な割引ではなく、あくまでも税金からの"補填"であることを忘れてはなりません。
景気対策の面から時限措置として実施された割引ですが、この間に政権が交代。今度は従来の割引制度を一切廃止して、新たに曜日に関係なく乗用車で上限2,000円とする料金改定が行われる旨、先日発表されています。

新たな料金施策には数々の問題点が見えてきます。
それは別の機会に改めて検証するとして、昨年の休日特別割引実施以降、特に高速道路走行に不慣れなドライバーが多く見受けられるようになってきました。
運転そのものも見るからに危なっかしかったり、全く周囲の状況を鑑みないで"我が道を行く"走りだったり。さらに加えていわゆる"サンデードライバー"は愛車のメンテナンスなどに気をつかっていないのか、路側帯などで立ち往生している車も見かける頻度が増えているように思います。

高速道路上での停車は危険極まりないもの。機関系の故障やタイヤのトラブルなどいろいろな理由があるでしょうが、意外と多いケースが"ガス欠"によるストップです。
特に最近では、サービスエリアのガソリンスタンドにも"リストラの嵐"が吹き荒れています。西日本を中心にガソリンスタンドの廃止や営業時間の短縮が増えており、知らずにギリギリの燃料でたどり着いて廃止されたガソリンスタンド跡を前にして呆然とするドライバーも少なくないようです。

写真はNEXCO西日本からのお知らせ。
中国自動車道の広島県にある七塚原SA(上り線)と山口県の王司PA(下り線)、さらに山陽自動車道の山口県にある佐波川SA(下り線)については、この4月1日からカソリンスタンドが24時間営業を中止し、7時~22時の15時間営業となったことを伝えています。

これによって深夜から早朝にかけての時間帯では、ガソリンの給油を出来ない区間の距離が非常に伸びる結果となりました。

例えば山陽自動車道から中国自動車道に接続、さらに関門橋を渡って九州自動車道を走り、大阪方面から福岡方面に向かうとします。
山陽自動車道の山口県にある下松SA(下り線)には、24時間営業のガソリンスタンドがあります。ちなみに吹田からここまでの距離は396.4km。

次が42.7km先の佐波川SA(下り線)ですが、ここは前述の通り22時から翌朝7時までガソリンスタンドは閉店中。
そこで更に24.6km先の中国自動車道・美東SA(下り線)まで行かなければ24時間営業のガソリンスタンドは無いのです。

さらに、もしこの美東SA(下り線)を通過してしまうと、次の王司PA(下り線)も22時から翌朝7時までガソリンスタンドは閉店中なので、なんと関門橋を超えて116.6km先の九州自動車道・古賀SA(下り線)まで行かなければ、深夜早朝時間帯の燃料補給は出来ないのです。

吹田から古賀SA(下り線)までの距離は580.3km。
平均燃費を15km/Literとすれば、40リットル弱の燃料を要する距離になります。こう記すと大阪地区からならば高速道路に入る前に満タン給油をしておけば、一部の車種を除いては特に大きな問題にはならないでしょう。しかし、関西以東から走ってきた場合は、少し早めに感じても関西地区や岡山県内などでの満タン給油がお薦めとなります。

皆さんご存じの通り、高速道路上でのガス欠などは道路交通法違反となります。

■道路交通法 第三節 運転者の義務 第七十五条の十 (自動車の運転者の遵守事項)
「自動車の運転者は、高速自動車国道等において自動車を運転しようとするときは、あらかじめ、燃料、冷却水若しくは原動機のオイルの量又は貨物の積載の状態を点検し、必要がある場合においては、高速自動車国道等において燃料、冷却水若しくは原動機のオイルの量の不足のため当該自動車を運転することができなくなること又は積載している物を転落させ、若しくは飛散させることを防止するための措置を講じなければならない。」

これに違反した場合は罰則規定も設けられており、同法第百十九条により「三月以下の懲役又は五万円以下の罰金に処する」となっています。
実際に昨年、山陽自動車道では燃料切れを起こした車が要因となって渋滞が発生し、燃料切れした車の運転者に違反処理がなされたという事例も存在しています。

最近の車は燃費性能も向上しており、残量警告灯が点灯してから100km程度を走れる車も珍しくないかもしれません。しかし、上記の通り高速道路でのガス欠は法律違反になりますし、時間的なロスも大きく、路肩などへの停車が二次的事故を誘発する可能性もありますので、早めの給油を心がけておきたいものです。
Posted at 2010/04/16 22:41:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車全般 | 日記

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