
全国あちこちを飛び回っている中で、やはりお楽しみといえば「ご当地の美味しいもの」。
これまでにも観光ガイドで良く見かけるような有名店のみならず、地元の皆さんが御用達としている感じの地域密着型まで、いろいろなお店で美味しいものに巡りあってきました。
先の九州出張では、2つの美味しいものと出会うことが出来ましたので、ここでご紹介していきましょう。
ひとつめは出張先で合流した関東在住の方からいただいたお菓子。ゆえにこれは九州銘菓というわけではなく、東京のお菓子です。
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ねんりん家」というお店のバームクーヘンですが、かなりの有名店で人気も高いのだとか。聞いたところでは、買い求めるにあたってお店の開店時刻に合わせて訪れたそうですが、それでも15分ほど行列に並ぶ必要があったとのことです。
写真は、奥側が「ストレートバーム・やわらか芽」、手前が「マウントバーム・しっかり芽」。ストレートバームはバームクーヘンのカステラ、マウントバームはバームクーヘンのフランスパンと題されており、マウントバームは表面にシュガーグレースがついています。
このバームクーヘン、個人的にとても衝撃を受けました。
とてもしっかり"詰まっている"感じがあり、熟成されたジューシーな味わいなのです。バームクーヘンというと、安物はコーヒーや紅茶などのドリンクなしでは喉が詰まってしまいそうになるもの。しかも巻いてある層がペラペラとはがれてしまうものも珍しくありません。
しかし、このバームクーヘンはともに"ギュッ"と詰まった感じがする上、ナイフを入れると"ジュワ~ッ"という音が聞こえるくらいにジューシーなのです。それでいて口に入れると上品な甘さが拡がる中で、フワリと溶けていくような感じ。
とにかく、こんな美味しいバームクーヘンは生まれて初めて口にしました。
なお、今回いただいたのは消費期限がストレートバームは6日、マウントバームは9日。これに対して何と消費期限わずか1日という生タイプもそれぞれに用意されているそうで、ぜひ次の機会にはこれを試してみたいものです。
ちなみに「
ねんりん家」は
東京国際空港にも出店しており、第1ターミナルは2階マーケットプレイスに「特選和菓子館・和のねんりん家」があります。さらに第2ターミナルでは手荷物検査場の中に入ってからの出発ゲートラウンジ・北ピアに「カフェ・ねんりん家」を構えており、独創的なメニューをイートイン形式で楽しむことも出来るそうです。

次はガラリと趣を変えて、福岡にある美味しい天ぷらのお店をご紹介。
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天ぷらのひらお」は福岡県内に直営のみ5店舗を展開する天ぷら専門店。今回訪れた本店は福岡空港に隣接するロケーションなので、レンタカーを現地の足とした旅行者などでも往復いずれかで立ち寄りやすい立地にあります。
店に入ると、まずは自動販売機で食券を買い求めます。定食がいくつかラインナップされていますが、初めての場合は人気No.1の「お好み定食(780円)」がお薦め。この食券を手に店内へと進んでいくと、案内されたカウンター席につきます。ちなみに店内はカウンターのみでボックス席は無し。
食券を出すと、まず最初にご飯と味噌汁、天つゆ、銀色の空のトレーが運ばれてきます。カウンターの中には天ぷらを揚げる場所があり、ここで揚げられた天ぷらが次々と銀色のトレーに盛られていくという仕組みです。
つまり最初の天ぷらが運ばれてくるまで数分の待ち時間があるのですが、この間にぜひ味わいたいのが「特製いかの塩辛」。カウンター上にある瓶に入った塩辛は嬉しいことに食べ放題、柚子の効いた癖になる美味しさです。中にはこの塩辛だけでご飯を一杯食べて、その後もう一杯を天ぷらで食べるという強者もいるのだとか(ご飯はおかわり自由ではありません)。
ちなみに塩辛はお土産用の販売もされていますので、気に入ったらひとつ買い求めてみるのも良いでしょう。ただし防腐剤を一切使っていないため、賞味期限は5日間と短い点にはご注意を。
さて、いよいよお待ちかねの天ぷらが運ばれてきます。揚げたてでアツアツ、ジューシーな天ぷらが「お好み定食」では、えび・いか・豚・白身・野菜3品と盛りだくさん。どれも素材はもちろん、油などにも拘っているだけあって美味しさは文句無し。
東京都内でちょっと名のしれた天ぷら専門店であれば昼食でも2千円は下らないところ、それが千円札1枚でお釣りがくるという高いコストパフォーマンスは大満足間違いなしです。
このお店、ラリー関係者の間ではとても有名で、福岡空港を利用する際は発着のいずれかで立ち寄っていくという方が多くいらっしゃいます。
私は遅ればせながらようやく初体験出来たのですが、関係者がこぞって利用している人気の高さ、その理由が良く分かった訪問でありました。
福岡市|天ぷらのひらお
Posted at 2010/04/18 22:45:32 | |
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