
ウチの社用車2号機、
フォルクスワーゲン・パサート 2.0が手元にやってきたのは、昨年の7月24日。
愛知県のトヨタ系中古車販売センターから購入した
DUO(デュオ)扱いの正規輸入車、初年度登録は2006年の夏でしたから、ちょうど初回の継続検査(車検)を迎えたタイミングという状態で店頭に並べられていました。
購入時に継続検査を受けて車検2年付の状態とし、39,155kmをオドメーターに刻んでやってきてから一年が経過しましたが、これまでにトラブルは電気式パーキングブレーキのスイッチ不良が発生してアッセンブリー交換を行った程度。これも購入から一年以内ということで、保証修理対象となり費用はかかりませんでした。
さて、無事に丸一年を迎えたことから、数日を過ぎてはしまいましたが法定12ヶ月点検を受けるために、
DUOニュータウン横浜を訪れました。
前々日に電話で予約をしておきましたから、到着と同時にスムーズに作業が開始されます。説明では所要時間は1時間半ほどとのこと、この店はショールームも広く休憩スペースも充実しているので、この程度の待ち時間は全く苦になりません。
アイスコーヒーを飲みながら、ラックに用意された雑誌や現行モデルのカタログを眺めていると、あっと言う間に作業が終了。
担当の営業スタッフさんが作業内容を細かく説明してくれ、こちらの疑問にも的確に回答してくれるあたりは、さすが輸入車を取り扱っているディーラーだけのことがあります。日本で販売実績の優れている輸入車ブランドは、ディーラースタッフの教育をしっかりやっていることもあり、自然と個々のスキルも高いレベルに保たれているかと思います。
ところでついでなので、2号機に備わっているディーラーオプションのカーナビゲーション「550HDC」について質問。これはハードディスクタイプで
クラリオンが製造元。地図データなどの更新は本体を取り外す必要があるので面倒なのですが、この一年で更新データが出ているのかを確認していただきました。
昨年の納車前に2007年10月現在の最新版(2009年1月7日リリース)にアップデートはしてありますが、果たして結果は現状のデータが最新のものであるとのこと。東京はもとより、全国で新規の高速道路が開通していることなどを考えると、少々アフターサービスの面で不満を覚える内容ではありました。
こうしたやりとりを経て、最後は費用の精算。
12ヶ月点検の技術料が22,680円、これにエンジンオイルとオイルフィルターの交換を追加リクエストしたので、これを合わせて36,842円也。オーナーさんはご承知の通り、このパサートではエンジンオイル交換については15,000km/1年毎というのがメーカー推奨のインターバル。近距離用途が主の2号機、この1年で走った距離は13,284kmなので今回が購入以来初めてのエンジンオイル&フィルター交換です。
油脂類で言えばこのパサートは6速のトルクコンバーター式オートマチックですが、そのフルードについては特に交換を薦めることはないとのこと。オドメーターは5万kmを超えていますが、ここはディーラーの言う通り、このままで乗り続けてみようと思います。
さて、国産車と比較したときにメンテナンス費用は割高なのか否か。
1号機(
日産フーガ 350XV)と比べると、フーガは基本点検料金が19,950円でした(2008年12月の実施)。パサートは1割ちょっと料金が高いということになりますが、まぁこの程度であれば許容範囲と考えても良いのではないでしょうか。
次にオイル交換ですが、フルード交換と合わせて技術料と部品代の合計は14,162円。こちらは単純に金額で言えば高いと感じますが、実際には15,000kmに1回という交換サイクルの指定。対してフーガは個人的には4,000kmを交換の目安としていますが、1回あたりの費用は約5千円。つまり、ほぼ同じコストという計算になります。
一般的に輸入車はメンテナンスや工賃が高額と言われますが、取り敢えず12ヶ月点検やエンジンオイル交換のレベルであれば、フォルクスワーゲン・パサートの場合は日本車に対してそれほど割高なコストを負担することもなさそうです。
ただし、現実的には一部のパーツや工賃が高いのが事実でしょうから、思いがけないトラブルや故障、事故修理などでは予想を超える金額を請求される可能性もありますので、この点には注意が必要でしょう。
フォルクスワーゲン・パサート|法定12ヶ月点検
Posted at 2010/08/10 00:57:26 | |
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フォルクスワーゲンパサート | 日記