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2010年10月09日 イイね!

トヨタプリウスPHV × 番場琢選手

トヨタプリウスPHV × 番場琢選手天候は下り坂の三連休初日。
鈴鹿サーキットで開催されているF1・日本グランプリは、豪雨のために予選が日曜日に順延となりました。そして東京も午後から雨が本格的に降り始め、時間とともに雨足は勢いを強めていきます。

そんな生憎の空模様の下、午後から"しろぶぅさん"とお出かけ。今日になって突然「行きたいところがある!」と言い出したので、それは何処なのかと訪ねたら池袋にある「トヨタオートサロン アムラックス東京」だと。

1990年にオープンした、トヨタ自動車の総合ショールーム。後に1999年、お台場にオープンした「MEGAWEB」が、より規模が大きな施設となったので今では一般的に広く知られていますが、「トヨタオートサロン アムラックス東京」もビルひとつが丸ごとショールームという施設。
アミューズメント性では「MEGAWEB」が一歩リードする感じですが、逆に本格的に購入を検討するような場合には「トヨタオートサロン アムラックス東京」の方が便利な施設のようにも感じます。

私にとっては実に久しぶりの訪問となった「トヨタオートサロン アムラックス東京」。これまでに、ここで開催された新車発表会への出席など仕事ではもちろん、オープン当初は毎開催毎に北海道から行っていた“東京モーターショー詣で”の足で立ち寄ったりしてきました。

ところで今回、急遽やって来た理由は「プリウスプラグインハイブリッド スペシャル体感試乗会」という期間限定のイベントに参加するため。
“プラグインハイブリッド”とは、従来のハイブリッドカーに比べて大容量の電池を搭載し、一般的なコンセントから充電することが可能という点が大きな特徴。これによって電気モーターでの走行領域を大幅に増やすことが叶い、燃費や環境性能が一般のハイブリッドカーよりも格段に向上します。一方で純粋な電気自動車とは異なり、内燃機関を併用するハイブリッドカーなので、航続距離も圧倒的に長くなります。

この“プラグインハイブリッド”にインストラクターとともに試乗できるというのが今回のイベント。
そしてこの日は、SUPER GTなどに参戦しているレーシングドライバー・番場琢選手がインストラクターとして出演されるというので、やって来た次第です。

ここでプリウスプラグインハイブリッドについておさらいしておくと、スタンダードモデルと同様にプラグインハイブリッド仕様も排気量1,797ccのガソリンエンジンを搭載。これと3JM型電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステム「THS-II」がベースとなります。
大きく異なるのは電池の性能で、スタンダードモデルは28個のニッケル水素電池を直列につないでおり、その容量は3時間率容量で6.5Ah。対してプラグインモデルの場合はリチウムイオン電池に置き換えられており、エネルギー密度が高く自己放電特性に優れ、メモリー効果が小さいといった利点が最大限に活かされています。
リチウムイオン電池はリアラゲッジスペースの床下に収納されており、スタンダート仕様よりも若干フロア面は高め。しかし電池の技術革新はスピードが速いので、来年中と言われる一般市販開始までには、スタンダード仕様と同じラゲッジスペースを確保することが出来るのではないでしょうか。

試乗は「トヨタオートサロン アムラックス東京」を拠点に、周辺の一般道路に設定されたコースを走行。乗車前にインストラクターから車の説明があり、その後にまずはインストラクターの運転でコースを一周。一旦出発した駐車場まで戻り、参加者が今度は運転席について同じコースを二周走行するという流れです。もちろん走行中にもインストラクターからはプラグインハイブリッドの特徴などが実際の走行シーンにおいて説明されます。

今回私はリアシートでその流れをじっくり見ていました。
まずは出発地の駐車場が地下なので、急なスロープを上がる必要があります。ここで満充電状態のプリウスプラグインハイブリッドは、事も無げに電気モーターのみの力でスロープを走破。これは通常のハイブリッド車では真似の出来ない芸当です。

次にこの試乗はハイブリッドにとっては厳しいコンディション下でした。既に外は暗いのでヘッドライトオン。雨なのでワイパーオン。窓の曇りも発生しやすいのでエアコンもオン。要するに電気装備を多く使用しての都心部の一般道路走行ということで、果たしてどこまでエンジンを始動させずに走れるのかが気になるところでした。
結果から言えば、メーカーが公表しているモーターだけで走行出来るEV走行距離23.4kmというスペックは、あながち現実離れしているものではありませんでした。1周1km少々のコースを今回はトータルで5周程度したのですが、そのほとんどを電気モーターだけで走りきったのです。

これによるメリットは大きく2つ。
一つ目は航続距離が圧倒的に長いことで、単純計算すると満タンで1400km程度を無給油で走破することが可能になります。この距離、東京からスタートすると、関門橋を超えて鹿児島まで行けてしまいます。一般的な自家用車の月間走行距離は1,000km程度が基準とされますから、月に1回の給油もいらないということになりますので、ガソリンスタンドに行く機会は相当少なくなることでしょう。
二つ目はガソリンエンジンがほとんど影の存在となるので、静粛性が高いこと。逆に電気自動車などではエンジン騒音が無いので駆動系やタイヤなどからのノイズが気になるところですが、これもリアシートで耳を澄ませていてもそんなに気になるものではありませんでした。むしろ雨だったため、リアシートではハッチゲートのガラスに当たる雨音が無性に耳につくくらい。もっとも歩行者への注意喚起という要件から模擬音の装備が義務付けられることになりそうなので、完全に無音での走行とは最終的にはならないでしょうが。

プラグインハイブリッドの特徴たる外部電源からの充電は家庭用の100v電源とつないで3時間で満充電が可能。200v電源なら僅かに100分で充電は完了します。その充電もセルフ式のガソリンスタンドで給油するよりも簡単で、左フロントフェンダーの充電口にガンタイプの差し込みを接続するだけ。女性でも簡単に行えますし、差し込みの完了はインパネ上面のインジケーターが点灯するのでひとめでわかります。
さらに出発前にはリモコンキー操作でエアコンを事前に稼働させることも可能。この時の電源は外部からの供給となるので航続距離への影響はありませんし、なによりガソリン車のようにアイドリングをする必要もないので車単体としては排気ガスを垂れ流すようなこともありません。

100v電源の3時間充電で満充電が可能、公表値のEV走行距離は23.4kmですから、通勤や買い物などの日常ユースではガソリンエンジンの出番は非常に少ないと予想されます。さらにガソリンエンジンを併用するハイブリッドカーらしく長距離走行でも電気自動車のように“電池切れ”の不安がないので、どんな場面でも安心して乗ることが出来ます。
今回の試乗ではこうした特徴もインストラクター役の番場選手から丁寧な説明がなされ、さらにレーシングドライバーの視点からも色々とプリウスプラグインハイブリッドについての面白い情報や意見を聞くことが出来ました。

番場選手には2004年の十勝24時間レースでインターネットライブ放送の企画としてインタビューして以来の久しぶりの再会。ラリーで活躍している弟の番場彬選手の話なども交えて楽しい時間を過ごすことが出来ました。
ちなみにこの企画は10月中の土曜、日曜、祝祭日に開催されていますが、残念ながら番場選手はこの日だけの出演。しかし別の日も経験豊かなインストラクターの皆さんが対応してくれるとのことです。また、プリウスプラグインハイブリッドはこの7月から長崎県五島市のトヨタレンタリース福江店でも一般貸し出し営業に供されています。
現状では特定顧客へのデリバリーが行われており、来年中には一般市販も開始予定というプリウスプラグインハイブリッド。一足先にこうした機会を活用して体験されてみてはいかがでしょうか。
Posted at 2010/10/13 13:35:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | 取材・業務雑記 | 日記

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