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　【2010年12月25日 19時45分／宮崎県都城市栄町】

今宵の宿は都城駅前のホテルアルファーワン都城。岡山国際サーキットや富士スピードウェイへの出張で利用しているおなじみの全国チェーンゆえに、特に戸惑うようなこともない常宿です。

「イオンモールMiELL都城駅前」からはもう宿が目の前。
そこでチェックインする前に夕食も済ませてしまい、ホテルではノンビリ過ごすことにしました。

巨大なショッピングモールゆえに飲食施設も充実。しかし正直なところ、お昼の「チキン南蛮」がボリューム満点だったので、そんなに空腹感には襲われていません。
そこで量の調整が容易な回転寿司を食べることに。

不思議なもので酢飯の効果でしょうか、いざ食べ始めるとパクパクとお腹に入ってしまいました。

ところでお店では、寿司や揚げ物、デザートなどに混ざって、面白いものが流れてきました。

126円という一番安いお皿に載せられてきたのは、明日26日(日)が投票日となる宮崎県知事選挙の告知。投票を呼びかけるものですが、回転寿司をこうして利用するのも面白いアイディアだと感心しました。
不出馬を表明した現知事が注目を集める存在だったがゆえに、後継者を決める今回の選挙も全国的に話題を呼びそうです。


こうして九州二日目は宮崎県を縦断して最南部の都城でフィニッシュ。明日はいよいよ鹿児島入りの予定です。


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　【2010年12月25日 19時30分／宮崎県都城市栄町】

宮崎市でちょっと変わったデザートを調達した後は、国道269号を走って都城市まで移動。
このルートは並行して宮崎自動車道が走っていますが、こちらは無料化社会実験の対象区間には含まれていません。だから、という訳ではないのですが、私自身が国道269号を走ったことが無いので、ここは一般国道で移動。

無事に都城市に入り、足を運んだのは「イオンモールMiELL都城駅前」という巨大なショッピングモール。
この施設、面白いのはAEON(イオン)とdaiei(ダイエー)が同居している点。株主関係のある両社とは言え、一般的には同業ライバルと位置づけられているので、ちょっと面白い感じがします。

もっとも、全国的にこのような巨大なショッピングモールが増殖していますが、一方では地元商店の衰退も招いています。確かに多種多彩なテナントが入っており、利便性は抜群。店内はどこも買い物客で溢れていましたが、地方の町が抱える問題の象徴的な風景でもあるような気がします。

さて、ここでひとつの買い物をすることに。
実は大分、宮崎と市内で家電量販店を巡っては、512MBのSDカードを探していました。2004年に購入したちょっと古いビデオムービー、これが512MBまでしか認識せず、生憎持ってくるのを忘れてしまっていたのです。
おもちゃのようなビデオムービーですが、軽量コンパクトゆえに車載動画を撮影するのに重宝していました。

しかし今のご時世、SDカードの価格も下がっていて1GB以下の商品は需要もほとんど無いことから店頭に置かれていません。
ここ都城の電器店にもやはり物はなかったのですが、逆にSDカードではなくビデオムービーの安価な商品を発見。

写真の右側がそうなのですが、exemodeの「DV130」という製品。SDカードとそんなに変わらない価格の特価品だったので、ついついこちらを購入してしまいました。

写真左側はこれまで使ってきている製品。こちらは今回購入したものには備わっていない動画ズーム機能があり、やはり新機種を購入したからといってすぐに手放すことも出来ません。

しばらくはお手軽ビデオムービーも2台体制が続くことになりそうです。


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　【2010年12月25日 17時30分／宮崎県宮崎市橘通】

延岡でおなかをいっぱいにした後は、延岡南道路、国道10号と走って宮崎市までやって来ました。
ちなみに延岡南道路も無料化社会実験中。ルート上にはもうひとつ、高鍋ICから始まる東九州自動車道の無料区間もありましたが、こちらは使わずに淡々と国道で市内入りしました。

年の瀬ということもあってか、市内の道はやや渋滞気味。そんな中を走ってやってきたのは、繁華街の真ん中にある一件のお菓子屋さん。

お菓子の日高は1951(昭和26)年の創業といいますから、半世紀を超える歴史のあるお店。こちらの名物は「なんじゃこら大福」という、ちょっと変わったネーミングの大福です。

購入して試してみましたが、大振りの大福にはつぶ餡とイチゴ、栗、さらにクリームチーズが包まれています。これをいっぺんに口の中に入れるのですが･･･。
当初は、おみやげ品として目立ちたいがゆえの商品かと思っていました。要するに、味の方はたいしたことない“キワモノ”の類かと。

ところが、これがとても美味しい。それぞれがお互いの存在を主張しあったり打ち消しあったりすることなく、程よく融合しているのであります。
また、大福の餅もしっかりしたもので、もっちり、ふんわりという感じ。

これ、お土産としてはそのインパクトもさることながら、味の方でも好評を得られそうな気がします。

もっとも、女性は大口を開けて食べることを迫られますので、社内へのお土産として買い求めた場合、女性陣が食べている姿は見ない方が紳士的かもしれません。


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　【2010年12月25日 13時40分／宮崎県延岡市大瀬町】

本日最初の目的地としてやって来たのは宮崎県の延岡市。私の中の勝手なイメージでは“企業城下町”。戦前の日本窒素肥料が工場を建設したのにはじまり、戦後の財閥解体以降は旭化成株式会社の工場群が立ち並ぶ街という印象です。

ちなみに人口は近年になって減少傾向にあるそうですが、今年の11月現在で約13万人。県内では県都・宮崎市、南部の都城市に続く3番目の人口規模を誇っています。なんでもその昔は県内で最も多い人口を有していたこともあったそうです。

この街で名物といえば「チキン南蛮」。
今や全国的にポピュラーな鶏料理のひとつですが、発祥の地がここ延岡市となっています。

そこでもちろんお昼ごはんは「チキン南蛮」。
発祥の源流に近い有名な店は2つありますが、今回はタルタルソースが載っている「味のおぐら」をチョイス。なんでも発祥当時の「チキン南蛮」にはタルタルソースはついていなかったそうで、後々のアレンジとして添えられたものが一般化したのだそうです。

お昼ごはんとしては遅めの時間に訪問した大瀬店、しかし駐車場はほぼ満杯の盛況ぶり。それも観光客ではなく、ごく普通に地元の皆さんがお昼を食べにやって来ているという雰囲気です。

私はスタンダードなものを、「チキン南蛮」も大好物の“しろぶぅさん”はモモ身のものをオーダー。なんとスタンダード版についてはライス付きで980円というお値段はそのままに、肉のボリュームを1.5倍にすることも可能ということで、ついつい「デカチキン南蛮」にしてみました。

運ばれてきたお皿はボリュームたっぷり。驚いたのは肉が柔らかくてでジューシーなこと、これまでの「チキン南蛮」というと肉を噛み切るのに苦労した経験がほとんどだったので、さすがは元祖を名乗る店だけのことはあると感心。

また、タルタルソースの相性も抜群。専用に自家製しているのではないかと予想しますが、一般的な有名ブランドの出来合いとは異なり、肉に染みた南蛮酢とのマッチングが最高でした。


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　【2010年12月25日 13時20分／宮崎県延岡市北川町】

車は県境を超えて宮崎県に入りました。

延岡市中心部の手前で、小休止の為に立ち寄ったのが「道の駅 北川はゆま」。

なんとなくですが、女優さんとかの芸名みたいな響きに聞こえませんか！？

北川は地域の名称なので特に疑問も無く。
では、“はゆま”とはどういう意味なのでしょうか？

ウェブサイトによると“はゆま”とは、約1300年前の飛鳥時代に設けられた駅制度のなごりで駅馬の古い呼び名である、とあります。

この地には元々、日向路の駅も置かれていたようで、伝統あるネーミングとなっている道の駅。
ちょっとこの響き、気に入りました。


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