
【2010年12月28日 19時15分/長崎県佐世保市白南風町】
無事に本日の最終目的地である
佐世保市の「
ホテルリソル佐世保(旧・ホテルトリニティ佐世保)」に到着。
そそくさとチェックインして部屋で一息ついた後は、これまでに調達してきた長崎の名物でノンビリと夕食です。
まずは「大村寿司」。
由来などは先のエントリに記していますが、いわゆる押し寿司の一種かとは思いますが、ありがちな“ギッチギチ”に押されたものとは異なり、ふんわり加減の残る程度に成形されています。
酢飯の上には椎茸や干瓢、海苔など山海の幸が具材として載せられています。そして表面には鮮やかな錦糸玉子。大村では祝いの席や来客を歓迎する際に食するとのことですが、見た目の鮮やかさから幸せな気持ちにさせてくれる郷土料理です。
味の方も抜群。優しい甘さと酢飯とのバランスが良く、思った以上に口に運んでしまいます。子供からお年寄りまで、誰もが好きになる味ではないでしょうか。
この「大村寿司」、最近では豪華さを売りにするようなものもあるようですが、私としては今回買い求めた「
ぎおん本舗」のシンプルな姿がとても気に入っています。味わいも昔ながらという感じで、これこそが長年に渡って土地の人々に愛されてきた姿ではないかと思います。

次はガラリと変わって洋風の“郷土料理”を。
佐世保市の「
ハンバーガーショップ ヒカリ」で買い求めた「エッグ・ベーコンバーガー(ジャンボ)」です。
佐世保といえば港町であると同時に、海軍の町でもありました。
元々が港町ということで諸外国との交流も盛んだったでしょうが、戦後はアメリカ海軍第7艦隊の
佐世保基地が置かれたことから、特にアメリカ文化の影響を強く受けたことは想像に難くありません。
そんな佐世保の地で半世紀以上の長きに渡って親しまれている
ハンバーガーショップ ヒカリをはじめとした老舗の佐世保バーガーは、郷土料理と言っても良いような気がします。
この店のバーガー、写真は中身がわかりやすいように上のパンズを外した状態。購入から少々時間が経ってしまったのですが、どちらかというと高さ方向よりも面積的な大きさを感じるハンバーガーです。
そして食べてみての感想は「どこか懐かしい美味しさ」。
一般的な有名チェーンのハンバーガーとは全く異なります。あちらがファーストフード然とした“即席感”を覚えるものであるのに対して、こちらはまさに“手作りの味”。パンズもふんわり・もっちりしていて、それだけでも美味しく食べられそうなクオリティです。
そこに、ひとつひとつ注文を受けてから焼き上げられたハンバーグやベーコン、玉子焼きをはさんでいますが、特に目玉焼きではなく玉子焼きの味が懐かしさを覚える元なのかもしれません。

ふたつの“郷土料理”を食した後は、郷土の企業による逸品を。
株式会社たらみ謹製の生ゼリーから、「たらみファーム産りんごと北海道産かぼちゃのミルクデザート」、「長崎産いちごのバニラデザート」、「山形産ラ・フランスの生ゼリー」です。
このうち、私が食べたのはラ・フランスの生ゼリーを除いた2品。
ともに感じたのは、具材となっているフルーツの美味しさに尽きます。ゼリー自体はなかなかそれ単体で差別化や高級化を図るのは難しいかと思いますが、フルーツの新鮮さをしっかり包み込んだ上で、その本来の美味しさを邪魔せずに引き立て役としてしっかり支えている感じです。
実はこちらのゼリー、そのお値段は1個あたりおよそ500円と、なかなかの高級品。
一般的には安価なデザートという認識が強いであろうゼリーですが、こうした本格的な贅沢仕様もたまには良いものです。
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Posted at 2011/01/04 22:28:48 | |
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2011年 九州一周 | 日記