
週末の九州往復こそ飛行機での移動になりましたが、いよいよモータースポーツが遅れながらもシーズンインを迎えるということで、事務所のホワイトボードには毎週末の予定が書き込まれるようになりました。
必然的に出張も増えるわけで、全日本ラリー選手権で言えば第2戦の「
久万高原ラリー」、そして第3戦の「
ひむかラリー'11 in 美郷」と、九州・四国への出張が続くことになります。
これらを予定通りに自走往復すると、その走行距離は1回の出張につき2,500~3,000km程度になります。
一般的な自家用車の月間走行距離は平均すると1,000km程度と言われていますので、ひとつの週末で普通の車の3ヶ月分くらいは走破してしまうわけです。これが重なると年間の走行距離は30,000~40,000kmほどになるわけで、ウチの社用車1号機(
日産フーガ 350XV)は誰もが認める“過走行車”であります。
2006年夏に約30,000kmをオドメーターに刻んでいる状態で購入してから4年8ヶ月ほどで、総走行距離は165,000kmを超えるところまで来ました。
日常的なメンテナンスはこうした走行距離の多さを見込んで比較的手厚く施していますので、トラブルは全くありません。高い信頼性は日本車の美点、かつ車種的にもタクシーやハイヤーといった走行距離を重ねる法人需要にも耐えうるものだけに、完成度の高さにはとても納得しています。
そんな1号機ですが、今年の秋には継続検査(車検)を迎えます。
ほぼ2011年のモータースポーツシーズンが終わるタイミングでの車検ですが、おそらくその頃にはオドメーターは200,000kmに近づいているか、もしかしたら大台に乗っているかもしれません。
いまのところは不具合もなく、使い勝手の良さにも充分に満足しているので車検を通すつもりでいます。
ただ、継続的にディーラー整備を重ねてきた身としては、
2011年4月3日付のエントリに記したようなことがあると、「次の車検を機会に、買い替えちゃおうか?」という気持ちも、ちょっとは芽生えてしまったりするわけです。
以前にも何度か記していますが、ウチの1号機選びは長距離走行が主となる取材出張への適合性で車種選択を行っています。
長距離走行で疲れないサイズとパフォーマンス、ただしサイズについてはタワーパーキングなどへの適合性も考慮して余りに横幅が広かったり、車高のあるモデルは選択肢からはずれてしまいます。ゆえにミニバンやSUVといった車種については、その有用性を充分に認識していますがなかなか購入には至りません。
あとはお客さんを乗せることもあるので、一定の車格も欲しいところ。さらにラゲッジスペースの容量もセダンの場合はVDA方式で500リットル程度のトランク容量が必須条件です。ラゲッジスペース要件からは、残念ながらセダンボディのハイブリッドカーは脱落してしまいます。
こうして条件を並べていくと、必然的に対象となる車種は数台に絞られていきます。
さらに最近はつくづく思っているのですが、やはり信頼性の高さとメンテナンスコストの安さ、ディーラーネットワークの充実度といった面から、1号機は基本的に日本車を充当しようと考えています。
もうひとつ、ドライバビリティという面では駆動方式に全くこだわりがなかったのですが、ここにきて耐久性の面でFR(後輪駆動)がベストという結論に達しつつあります。先代の1号機としてはハイパワーなMIVECエンジンを搭載したFF(前輪駆動)の「
三菱ディアマンテ 30M-SE」を使用していましたが、距離を重ねると駆動系から主に異音や震動が発生して大いに悩まされました。
やはり大排気量の多気筒&ハイパワーエンジンとFFという組み合わせは、あまり相性が良くないのかもしれません。
ひとつの実例としては、高速道路で距離を重ねている高速道路交通警察隊の車両でも、FFのものは寿命が短いのか退役までの期間が短いように思えてしまいます。実際にトラブルがFRよりも多いという話も聞いていますし、これはタクシーやハイヤーでも同様かと思います。
そうなると、現実的なところで考えたら候補として挙がるのは日産フーガとトヨタクラウンが主軸になってきます。
フーガは悪くないですが、前述のディーラー対応への疑問もありますし、どうにもY50に比べて現行型のY51は私にとっての使い勝手という部分で後退している箇所が目立ってしまいます。
では一方のクラウンなのか。個人的にスタイリングは先代のゼロ・クラウンこと180系のほうが好みですが、中古車で購入するにしてもこれからのタイミングであれば現行型の200系がベストなチョイスでしょう。市場でも比較的価格はこなれてきている印象ですし。
ドライバビリティの嗜好で言えば、アスリート系ではなく3,000ccエンジンを搭載したロイヤルサルーン系に食指が動きます。なんとなく中古車情報も頻繁に眺めるようになっているのですが、魅力的な個体も比較的多く見かけるようになってきましたし。
とりあえず、今すぐに代替するか否かの結論を求められている訳ではないので、しばらくは現実と妄想の狭間で中古車探しを楽しんでみようかと思います。
Posted at 2011/04/08 08:48:16 | |
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