
“春の長期ロード”は、いよいよ後半戦に突入。
大型連休の幕開けとなる29日(金)は大阪を朝のうちに出発、全日本ラリー選手権の第2戦「
久万高原ラリー」が開催される
愛媛県の
久万高原町へと移動します。
大阪で二泊した
阪急ホテルエキスポパークを朝7時にチェックアウト、ご実家に二泊されたカメラマン氏と再び合流。ここからまた二人で
久万高原町へと向かいますが、さすがは大型連休ということで高速道路の下り線は早朝から激しい渋滞が始まっていました。
それも覚悟の上ではありますが、カメラマン氏の指示に従って裏道・抜け道を駆使して
六甲北有料道路から山陽自動車道へと抜けて渋滞の激しい中国自動車道の宝塚周辺をクリア。その後は神戸淡路鳴門自動車道で明石海峡大橋を渡って淡路島経由で四国に上陸。
思いの外、早い時刻に四国上陸を果たしたこともあり、このまま高速道路を降りずに高松自動車道で川之江JCTまで、そこからは松山自動車道にリレーして
愛媛県に到着。
想定よりもかなり時間に余裕が出来たことから、お昼ごはんを
松山市でいただいていくことに。
いろいろとリサーチした結果、愛媛県庁にもほど近い中心街にあるお店で“天ぷら”を食べてみることにしました。訪れたのは「天ぷら くろす」というお店。カウンターと座敷で30席ほどのお店は外の喧騒さとは無縁の落ち着いた空間。カウンターの中には寡黙な感じの職人さん、接客は愛想の良い女性、決して高級感を前面に押し出しているというわけではありませんが、なかなか本格的な天ぷら屋さんの佇まいです。

注文したのはランチ。嬉しいことに祝日でもメニューとして載っているランチは、なんとそのお値段800円!
激安です。ご飯と味噌汁、香の物を基本として、天ぷらは海老、おくら、きす、茄子、かき揚げと豊富なラインナップ。薄めの天つゆ、または抹茶塩をつけていいただきますが、揚げたての天ぷらは中がジューシーでとても美味。職人さんから供されるタイミングもちょうど良く、あまりにも安くてお得なお値段には感動ものでした。
ちなみに、このランチタイム中には市内のコインランドリーで洗濯を敢行。食事を終えて戻ってみると洗濯もちょうど終わりそうなタイミング、時間を有効に活用できた
松山市滞在となったのでした。
美味しい天ぷらを味わった後は、国道33号線を小一時間ほど南下して
久万高原町へ。
国道から脇道に逸れて10kmほど山を駆け上がった先にある「美川スキー」に、ラリーのサービスパークやヘッドクォーター(大会本部)などが設けられています。ただ、この「美川スキー場」は四国最大級のウィンタースポーツのメッカでしたが、2010年度の営業は指定管理者から辞退の申し出が夏にされたことから休止となってしまっていました。2011年度以降については新たな指定管理者の公募や業態転換などの方向性を検討するとのことでしたが、各地で特に公営スキー場の閉鎖が相次いでいる昨今、残念ながらここも例外とはならなかったようです。
まずはサービスパーク内で関係各位との情報交換という、いつものスタイルで取材活動をスタート。
そして各選手がレッキを終えて帰ってくるタイミングを見計らい、主催者の方と相談の上で撮影ポイントとなるSS(スペシャルステージ)の下見に赴くことに。
今年からグラベル(非舗装路)ラリーへと変貌を遂げた「
久万高原ラリー」、当然ですがステージとなる道も昨年までとは異なるものです。そこで撮影ポイントの状況確認や、そこまでの経路&所要時間を確認するために、メディアとしての下見も重要になってきます。

カメラマン氏と一緒に林道へと社用車1号機(
日産フーガ 350XV)でダート道へと入っていきますが、実はこの1号機はダートの走破性能は決して低くありません。
XVグレードで純正サイズのタイヤを装着しているので、最低地上高の余裕は比較的大きめですし、タイヤもハイトのあるエアボリュームの大きなものなので、大きめの石などをしっかり避けてタイヤへのダメージさえ受けないようにして走れば何の問題もありません。
さらにFR(後輪駆動)ゆえに、ボディサイズは少々大柄なものの前輪の切れ角が大きいので最小回転半径も小さめ。フロントのオーバーハングも短めなので狭い箇所での転回や少々の傾斜も難なくクリアできます。そしてリア&左サイドのカメラによるモニター映像も確認することが出来るので、雰囲気的には似つかわしくないもののダートもそれほど苦にはならなかったりします。
もっとも、周囲から寄せられる「なんて、場違いな・・・」という視線は痛いものがありますが。
Posted at 2011/05/05 19:17:12 | |
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