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2011年04月30日 イイね!

全日本ラリー選手権 第2戦・1

全日本ラリー選手権 第2戦・14月30日(土)から5月1日(日)に開催される、全日本ラリー選手権の第2戦「久万高原ラリー」。
昨年までと同様に愛媛県久万高原町を舞台に熱戦が繰り広げられますが、これまでのターマック(舗装路)ラリーからグラベル(非舗装路)ラリーへと大きく変貌を遂げることになりました。

朝一番で麓の国道から10km近くワインディングの県道を駆け上がって、ヘッドクォーター(大会本部)やサービスパークが設けられている「美川スキー場」へと移動。午前6時30分からと妙に早い時刻に行われるメディア受付を行い、午前7時からはメディアブリーフィングに出席。ここでは取材に関する各種の連絡や諸般の注意事項伝達などが行われるのはいつもの通りですが、ちょっとビックリすることもあったりして・・・。全日本選手権という格式の割りには、余りにも甘すぎるとしか思えないことを目の当たりして、呆れるやら考えさせられるやら。
モータースポーツに危険が伴うことは、可能性として絶対にゼロにはならない部分です。これを如何にゼロに近づけるかは、主催者や選手、そして取材者にとって第一義的に求められる責任と義務であるはずですが、果たしてそうした意識を持っているのか全くもって不明の人にまで特別扱いをすることが正しいとは思えないのです。今一度、モータースポーツを取材するということについて、義務と責任をしっかり再認識して、必要に応じた規制の強化を求めたいところなのであります。

閑話休題。

ブリーフィング後は、お昼のスタートまで時間の余裕があったので、いつものように情報交換などなど。

今回は色々と話題のマシン&クルーの参戦が目につきますが、まず注目株の筆頭である「CUSCOジュニアラリーチーム」のプロトン・サトリアネオをご紹介。明治慎太郎選手/漆戸あゆみ選手組のマシンは、ボディサイドやボンネットフードに、チームのマスコットキャラクターである“高崎くす子”と“福太郎”を描いた、いわゆる“痛車”のラリーマシンです。

開幕戦まではトヨタスターレットで、特にターマックラリーではアグレッシブな走りを見せていた明治選手が、このニューマシンをグラベルラリーでどのように走らせるのかは、個人的に大いに注目しているポイント。もちろんプロトン・サトリアネオというマシンのポテンシャルも未知数ゆえ、こちらもこれからの熟成進化に向けて期待が高まる存在です。


スタート時刻が近くなったところで、我々はサービスパークを後にしてSS(スペシャルステージ)の撮影ポイントへと移動。まずはSS1・イワタケⅠ(3.28km)のポイントに陣取って、00カー、そして0カーがやって来るのを待ちます。

おさらいすると、00カーというのはステージの安全やオフィシャルの配置状況などを確認するためのオフィシャルカーで、メディアはこの車両が通過するまでに撮影ポイントで待機していなければなりません。00カーは比較的ゆっくりしたスピードでステージを走行して安全の確認を行い、メディアについてもどの場所に何人いるかなどをチェックしていきます。

その後、しばらくしてやって来るのが0カー。こちらは競技レベルのスピードで走行して、競技車両が走行する上で支障が無いかの最終確認を行います。そして今回の大会で0カーのドライバーをつとめたのが新井敏弘選手。先に奴田原文雄選手とともにIRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)への参戦を発表しましたが、今回お二人は0カーと出場選手という異なる立場になっています。
ところで、この0カーが速いのなんの。我々は撮影にあたって、0カーで競技車両が走行するラインなどを確認するのですが、0カーが他の競技車両と異なるラインを通って、群を抜く速さで駆け抜けて行ったのにはビックリ。もっともSS1では奴田原選手のマシンにはマイナートラブルが発生していたのですが、それにしてもゼッケン1をつける同じWRX STIと比べても0カーの速いこと・・・。


SS1での撮影が終わったら、次はリピートとなるSS5・イワタケⅡを撮影。つまり同じステージ内での撮影ということになるので、一旦はメディア駐車場に停めた車に戻って待機、再び00カーがやって来る前に撮影ポイントへと徒歩で移動。

今度はSS4となるイワタケⅡ、写真は久しぶりの全日本ラリー選手権への本格参戦となった、CUSCO RACINGの柳澤宏至選手/中原祥雅選手組の「CUSCO ADVAN EVO.Ⅹ」。

昨年まではAPRC(FIAアジア・パシフィック・ラリー選手権)を戦っていた柳澤選手組、それに比べると狭くタイトな道が続く全日本のステージですが、全くブランクを感じさせない快走を披露してくれました。


DAY1を終えてサービスパークに戻った、奴田原文雄選手と柳澤宏至選手のツーショット。

前半のステージ3本では車両がマイナートラブルを抱えていた奴田原選手ですが、それでもステージベストを1本奪う速さを見せてくれました。そしてサービスで修復を終えた後は本来の速さを遺憾なく発揮、後半3本で立て続けにベストを奪い、初日の全6SS中4つのSSでステージベスト。もちろん文句無しのトップ、DAYポイントも3点を獲得です。

また柳澤選手の方は惜しくもベスト奪取にはあと一歩及ばなかったものの、上位争いの一角を占める走りを見せています。DAY1を終えてポジションは3番手、世界のラリーフィールドで活躍を見せてきている日本を代表するトップラリードライバーの走りが光る展開となりました。
 
Posted at 2011/05/06 19:46:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記

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