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2011年05月06日 イイね!

みかん色

みかん色またまた出張で見つけた“四国ネタ”であります。

まずは写真をご覧ください。こちらは松山自動車道の松山インターチェンジ。松山市愛媛県の県庁所在地であり、人口514,926人(平成23年4月1日現在)と四国最大の都市。この町の陸路における玄関口と言えるのが、この松山インターチェンジなのです。

この写真を見て、ちょっと他のインターチェンジと違う点があることに気付かれましたでしょうか?そうです、屋根の色が黄色い。他のインターチェンジで、ここまで鮮やかに黄色く彩られているところは余り記憶にありません。
皆さんご承知の通り、愛媛県の特産品といえば「みかん」。農林水産省の統計資料によると、温州みかんの栽培農家数は全国で6万6千戸(平成17年)。そのうちの15.9%が愛媛県で、全国一となっています。収穫量こそ平成21年の数字では和歌山県に次ぐ全国2位となっていますが、全国的に“愛媛県=みかん”というイメージが定着していることは間違いありません。

その代表格とも言えるのが「ポンジュース」。株式会社えひめ飲料が製造・販売しているブランドは全国的に高い知名度と消費者の信頼を得ていますが、そのルーツをたどると県の青果販売農業協同組合連合会に行き着きます。1948(昭和23)年に同会が発足、4年後には「ポンジュース」の発売を開始しました。
そして1969(昭和44)年に100%天然ジュースの販売を開始、これが消費者の健康志向や本物志向にマッチして確固たるブランドとしての地位を築き上げました。

話は戻りますが、松山インターチェンジの屋根が黄色、すなわち“みかん色”とされているのは、こうしたことを背景にした地域性のアピールであろうと思われます。
同様の事例では山口県の“黄色いガードレール”があります。同県では主要幹線県道などで黄色く塗られたガードレールを見ることが出来ます。ガードレールの機能から言っても注意・警戒を促す黄色という塗装は理に適ったものですが、そもそもは1963(昭和38)年に国民体育大会を開催するにあたって、当時の県知事が地元をアピールするためにガードレールを黄色く塗ることを決めたと言われています。

なぜなら、山口県は夏みかんを日本で最初に栽培した地。
長門市の青海島に偶然流れ着いたという実を地元の漁師が植えたところ、これがすくすくと育って原木となったそうです。この原木は今でも残っているそうですが、お隣の萩市で本格的に栽培されるようになり、今ではすっかり特産品のひとつに数えられるまでになったとのこと。

色でアピールする地域性や特産品。
全国的にもまだまだ色々な事例があるでしょうから、これからも面白いケースを目にする機会がありそうです。
 
Posted at 2011/05/10 00:11:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ・観光ガイド | 日記

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