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2011年05月09日 イイね!

初めて加わったコレクション

初めて加わったコレクション今回は、久しぶりのミニチュアカー・コレクション紹介です。大型連休前に手元に届いたいくつかの中から、まず紹介するのは“ちょっと特殊な”車種のコレクション。1966年型のキャデラックをベースに造られたハース(hearse)、すなわち日本流に言えば「洋型霊柩車」です。

誰もが最後にはお世話になると言っても過言ではない霊柩車。そういう意味ではとても身近であり、かつ大切な存在となる“はたらくくるま”ですが、役割が役割な車であるだけにコレクターも限られるのか、ミニチュアカーとしての商品化実績は決して多くありません。
そんな中で「NEO SCALE MODELS」からリリースされた今回の商品。1966年型とやや古めの車両をモデル化してきましたが、もしかすると現役で使われている車両のモデルは“生々しすぎる”という配慮があったのかもしれません。

1966年型のキャデラック、その特徴たる縦配列の4灯ヘッドライトなども忠実に再現。一世を風靡したアメリカン・ドリームの象徴とも言える“テールフィン”は1960年代に入って鳴りを潜めつつあり、このキャデラックでもスタイリングは大きく飛躍を遂げていました。
当時のカタログを見ると、表紙には「NEW ELEGANCE...NEW EXCELLENCE... NEW EXCITEMENT...」というキャッチコピーを見て取れます。このフレーズからしても、新しい時代の価値観を持った高級車を目指していた姿勢を読み取ることが出来るのではないでしょうか。

もう少し当時のキャデラックについて解説すると、快適性を高める装備の数々が採用され始めていたことも注目すべきポイントです。今では大衆車や小型車でも当たり前の装備となっていますが、車内空調装備やパワーウィンドゥ、パワーステアリング、カーステレオといったアイテムが採用され、装備の近代化が一気に進みました。

さて、話をミニチュアカーに戻して。
実在したであろう車両を忠実に1/43スケールで再現、ベースであるキャデラックの持つ風格や品格も漂う佇まいです。そして架装されたリアセクションは、レザートップがあしらわれたもの。
ちなみにボディスタイルはステーションワゴン然としたものですが、キャデラックの歴史でステーションワゴンがカタログモデルになったのは、2007年に発表されて欧州市場に投入された「
BLSワゴン」が初めてのこと。その後、2008年に発表された「CTSスポーツワゴン」は日本市場にも投入されてお馴染みの存在です。ステーションワゴンが一時期は一大勢力を形成していたアメリカ市場においても、キャデラックは特別なブランドゆえに実用性やカジュアル度の高いステーションワゴンはラインナップされてこなかったのは興味深い事実です。

細かくモデルを見ると、室内には柩や窓にかけるカーテンも再現されています。ただし内装パーツは同一成形色のため、リアリティという部分では少し物足りなさも感じてしまうところ。
なお、私が知っている限りでは、世界的に見ても1/43スケールの霊柩車のミニチュアカーは、そんなに種類も無いかと思います。その中には純和風の宮型霊柩車をモデル化した日本製の商品もありますが、残念ながらコレクションの中にはありません。このモデルは新商品として発売された当時に真剣に購入しようと思ったのですが、さすがに当時の“お小遣い”では手の届かない高級品でありました。


MiniCar|NEO キャデラック S&S ハース (1966)
Posted at 2011/05/14 19:32:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニチュアカー | 日記

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